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オラクルのクラウドセキュリティへの取り組み [2022年1月版]/Oracle-Cloud-Security-Overview

オラクルのクラウドセキュリティへの取り組み [2022年1月版]/Oracle-Cloud-Security-Overview

Oracle Cloud Infrastructure のセキュリティへの取り組みのご紹介です。
セキュリティを最優先に設計した Oracle Cloud におけるセキュリティの特長として「自動化されたセキュリティ管理」、「データ中心のセキュリティ」、「セキュリティ・バイ・デザイン」を中心にセキュリティソリューションをご紹介します。

oracle4engineer

January 27, 2022
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  1. 今後求められるセキュリティ対策と日本の取り組むべき点 考慮点 ゼロトラストセキュリティの考え方 セキュリティ対策例 日本企業の状況 ネットワーク • 通信を監視し、未許可のクラウドサービスの 利用を制限 •

    CASB • Cloud Proxy • WAF グローバルより 注力している デバイス • デバイスの認証を常に実施 • 全てのデバイスの保護を徹底 • EDR、EPP • MDM グローバルと同様 IDアクセス管理 • ID・ユーザを必ず検証 • 必要に応じて多要素認証(MFA)を実施 • IAM • PAM • MFA グローバルより 対応が遅れている アプリケーション • すべてのアクセスを制限し、不正操作を監視 • CASB、UEBA • 標的型メール対策 • SIEM、SOAR グローバルと同様 データ • データが漏洩・改ざんされないように保護 • 必要最小限の権限付与 • 暗号化 • アクセス制御 グローバルより 対応が遅れている Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 2 出典: Oracle and KPMG Threat Report 2020 安全なクラウドセキュリティ環境を整備するためには、ネットワークセキュリティだけでなく、 ゼロ・トラスト・セキュリティな対策が必要となります。
  2. 共有責任 = クラウド業者は仕組みを提供、お客様は管理作業に責任 共有責任モデルではお客様が管理するセキュリティは幅広い アプリがアクセスするデータ アプリケーション Middleware データベース OS Virtual

    Machine サーバー・ストレージ ネットワーク 物理 アプリがアクセスするデータ アプリケーション Middleware データベース OS Virtual Machine サーバー・ストレージ ネットワーク 物理 アプリがアクセスするデータ アプリケーション Middleware データベース OS Virtual Machine サーバー・ストレージ ネットワーク 物理 IaaS PaaS SaaS ユーザー管理 クラウド 事業者管理 共有責任 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 4
  3. 共有責任モデル:Oracle Cloud Infrastructure の場合 アプリがアクセスするデータ アプリケーション Middleware データベース OS Virtual

    Machine サーバー・ストレージ ネットワーク 物理 アプリがアクセスするデータ アプリケーション Middleware データベース OS Virtual Machine サーバー・ストレージ ネットワーク 物理 アプリがアクセスするデータ アプリケーション Middleware データベース OS Virtual Machine サーバー・ストレージ ネットワーク 物理 IaaS PaaS SaaS ユーザー管理 クラウド 事業者管理 共有責任 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 5 お客様側でツールの活用や セキュリティ構成の管理を実施 SECURITY ON THE CLOUD SECURITY OF THE CLOUD オラクルはセキュアなクラウド・インフラ とサービスを提供 Oracle が力を入れて 取り組んでいるところ
  4. オラクルが実現する堅牢なセキュリティ データ中心の セキュリティ 自動化された セキュリティ 管理 セキュリティ ・バイ・デザイン SECURITY ON

    THE CLOUD SECURITY OF THE CLOUD + 強力、完全なテナント分離 強制的な暗号化 (DB/Storage/Network) 階層型権限管理 特権ユーザーのアクセス制御 ボット対策とWAF(*) セキュリティポリシーの自動有効 リスクのある設定を自動検知 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 6 Defense In Depth * WAF: Web Application Firewall 脆弱性スキャン 自動化されたログ分析 脆弱性自動修復 多要素認証とリスクベース認証 重要情報の隠蔽 セキュリティ構成 機密データ発見 アクティビティ監査 DBセキュリティ対策の自動化
  5. クラウドプラットフォームレベルでの環境隔離と暗号化 階層型権限管理 ✓ 部署ごとの権限設定を実現 ✓ コンパートメント間のリソースアクセ スが可能、部署を跨いだシステム 構築も容易 ✓ コンパートメント毎のクオータ設定に

    より 使い過ぎを抑止 強制的な暗号化 ✓ すべてのデータ・サービスはOracle がフルマネージドで暗号化 ✓ データベースファイル,ストレージ Block Volume, Boot Volume ✓ すべてのネットワーク通信も暗号化 強力、完全なテナント分離 ✓ 分離された仮想ネットワークにより 情報漏洩のリスクを最小化 AD2 リージョン1 AD2 リージョン2 MACSec 高速・スケーラブルな Layer2 暗号化 部署ごとにCompartment(サブアカウント)を作成 「コンパートメント」モデル テナント コンパートメント A コンパートメントB ユーザー グループ ポリシー ポリシー ポリシー 部署-A 部署-B Hypervisor VM VM VM VM VM VM ホストOS / カーネル ネットワーク仮想化 物理サーバー Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 7 セキュリティ ・バイ・デザイン すべてのデータ を暗号化
  6. リスクのある設定を自動検知 • 構成とアクティビティを監視 • 問題の特定、脅威を検出 • 問題の是正、顧客通知 セキュリティポリシーの自動有効 • ベスト・プラクティスを強制的に適用

    • 初期段階からリソースの セキュリティを確保 脆弱性自動修復 • Oracle Autonomous Databaseに おける脆弱性自動修復 • Oracle Data Safeによる セキュリティ・リスク軽減 自動化されたEnd-to-Endのセキュリティで人的ミスを排除 パブリックアクセス不可 自動パッチ適用 アップグレード Oracle Cloud Guard Oracle Security Zone Oracle Autonomous Database Oracle Data Safe Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 8 •セキュリティ構成評価 •ユーザーのリスク評価 •アクティビティの監査 •機密データの発見 •データ・マスキング 自動化された セキュリティ 管理
  7. 多層防御によるデータ中心のセキュリティ 外部からの攻撃 » ボットによる攻撃 » 標的型攻撃 » ランサムウェア » DDoS

    内部からの攻撃 » バックドア » 内部不正 » 不正アクセス 特権ユーザー 管理 ネットワーク IDアクセス 管理 インフラ ストラクチャ データベース Web Application Firewall Identity Cloud Service Data Safe 強力、完全なテナント分離 / 強制的な暗号化 / 階層型権限管理 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 9 データ Observability and Management / Management Cloud 強制的な 暗号化 Autonomous Linux Autonomous Database Cloud Guard/ Security Zones 監査証跡 行・列レベルの アクセス制御 データ中心の セキュリティ Vulnerability Scanning
  8. • 設定や運用上の問題によって発生するセキュリティ リスクを自動検知し、インフラの安定的な運用に寄与 • 他社のクラウドサービスと比べて監視できる項目が広く、 UI含め使い勝手が優れているため、効率的な運用が 可能 • 「Oracle Cloud

    Infrastructure」は、クラウドプラッ トフォームレベルで環境隔離と強制的な暗号化がされ ており、「Oracle Cloud Guard」と組みあわせること で、お客様に安心して利用頂けるサービスを提供 ワークスアプリケーションズ 様 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 10 ERPマネージド・サービスHUE Classic Cloud で「Oracle Cloud Guard」を活用し、 セキュリティリスクを軽減
  9. Oracle Cloud Infrastructure セキュリティのプロもSaaS基盤としてOCIを選択 Copyright © 2022, Oracle and/or its

    affiliates, Confidential: Internal/Restricted/Highly Restricted 11 世界最大のコンピュータ ネットワーク機器ベンダー ハードウェアやソフトウェアセンサーから テレメトリー情報を収集し、データを高度な 機械学習技術によって分析するSaaS (Cisco Tetration) でOCIを採用 数千コア以上の大規模アプリケーションを 2ヶ月で稼働 インテリジェンス主導型の セキュリティ企業 なりすまし攻撃、フィッシング、スパムによる Eメール脅威の対策を提供するSaaSで OCIを採用 高度なリアルタイム分析をベアメタル・ インスタンスを活用することでクラウドで実現 業界をリードする サイバーセキュリティ企業 脅威の識別、調査、解決を行うクラウドベースの SIEMソリューション(McAfee ESM Cloud)で OCIを採用 他社クラウドに比べ1/4のコストで実現 60万データソースにおける1秒当たり 50万イベントをサポート
  10. Oracle Cloud Infrastructure の セキュリティへソリューションのご紹介 12 Copyright © 2022, Oracle

    and/or its affiliates | Confidential: Internal/Restricted/Highly Restricted [Date]
  11. Encryption by Default (すべてのデータは暗号化) Oracle Cloud Infrastructure Copyright © 2022,

    Oracle and/or its affiliates 14 AD1 AD2 AD3 CUSTOMER REGION 1 CUSTOMER REGION 2 TDEでDatabaseファイルを暗号化 MACSec 高速・スケーラブルな Layer2 暗号化 • OCIに存在するすべてのデータ・サービスはOracleがフルマネージドで暗号化 – Block Volume, Boot Volume, Object Storage, File Storage, Oracle Databaseファイル – すべてのネットワーク通信も暗号化されている AD1 AD2 AD3 セキュリティ ・バイ・デザイン
  12. アカウント内セキュリティ分離をネイティブに実装 コンパートメント・モデルによる階層型アカウント管理 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 15

    課題 部署をまたいで使用 するシステムの構築 が困難 部署ごとのアクセス権 限設定が複雑 部署ごとのコスト制 御が困難 • Compartmentを部署ごとに分けることで、 部署ごとの権限設定を実現 • Compartment間のリソースアクセスが可能なため部署 をまたいだシステム構築も容易 • Compartmentごとの課金表示やクオータ設定による コスト管理 アカウント空間 アカウント空間 アカウント空間 部署-A 部署-B 部署-A 部署-B 全部署で共通のアカ ウントを作成 部署ごとに アカウントを作成 or 従来型のアカウントの作成方法 Tenancy Compartment A Compartment B Users Groups 部署ごとにCompartment(サブアカウント)を作成 部署-A 部署-B 「コンパートメント」モデル Policy Policy Policy セキュリティ ・バイ・デザイン
  13. クラウドの設定ミスによる情報漏えいを防止 Oracle Cloud Guard Copyright © 2022, Oracle and/or its

    affiliates 16 Oracle Cloud Infrastructureの様々なサービス設定や アクティビティを監視し、通知・是正することで安全なクラウド の 利用をサポート • OCIの様々なサービスの設定やアクティビティを監視し、 通知・アクションを実行することで安全にクラウドを運用 • 脆弱な設定やリスクの高いユーザー操作を検出ルールに 基づいて常時監視 • 検出ルールはオラクル管理で自動化され、ユーザーによる メンテ ナンスの必要はなし • 検出された問題はリスクレベルで評価し、テナント全体の 健全性をスコアリング • 検出されたリスクは、メール等で通知が可能 • 無償で提供 自動化された セキュリティ 管理 Cloud Guard Vault Scanning VCN, Load Balancer Compute, Storages Databases IAM 問題の検知 アクション実行 リスク評価
  14. Oracle Security Zones 強固なポリシーによる保護エリアを構築 • 強固なセキュリティ・ポリシーを適用 • パブリックからのアクセスに関する制限、暗号化、リソースの 移動制限など40を超えるポリシーを オラクルで管理・提供

    • ポリシーに違反する操作は、定義されてセキュリティゾーン 内では実行することはできない • より高いセキュリティレベルで保護する必要があるリソースに 対して、強制的にポリシーを適用し、セキュアなクラウド運 用を実現 • 無償で提供 17 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 事前定義のルール パブリックアクセス不可、 安全でないストレージなし Oracle Cloud Infrastructureが業界初で提供した機能 VM Database Security Zones 管理者 自動化された セキュリティ 管理
  15. OCI Compute OCI Container Engine Vulnerability DB’s Vulnerability Scanning Cloud

    Guard Problems Vulnerability Scanning ホストの脆弱性を詳細に診断 • VMホストやコンテナ・イメージの脆弱性をスキャン • CVE (*1) に基づいた脆弱性診断、オープン・ポートのチェック、 CIS(*2)ベンチマークへの対応状況を評価し・レポーティング • VMにプリインストールされているCloudエージェントが実行 するため追加設定は必要なく、OCIコンソールから簡単実行 • 検出された問題は、Cloud Guardと連携 • 無償で提供 18 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates *1 CVE(Common Vulnerabilities and Exposures):http://cve.mitre.org/index.html *2 CIS(Center for Internet Security): https://www.cisecurity.org 自動化された セキュリティ 管理
  16. Oracle Autonomous Database Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    19 自動パッチ適用 アップグレード 管理者は顧客データに アクセス不可 通信と格納データの デフォルト暗号化 Autonomous Database 49% 19% 32% セキュリティアセスメント High Risk: 33 Medium Risk: 22 Low Risk: 13 68 Risks 18% 28% 24% 15% 15% Data Discovery Employee Basic Data: 27 Public Identifier: 49 Address: 42 Compensation data: 31 Oraganization Data: 32 179 Columns 56% 11% 31% ユーザーアセスメント Critical Risk: 47 High Risk: 9 Medium Risk: 2 Low Risk: 26 84 Users Compensation data: 27 自動化された セキュリティ 管理
  17. 機械学習を用いてより効率的に・より使いやすく、ビルドアップしたログ分析・サービス基盤 サービス概要/特徴 • 直感的なGUI操作によるログ分析やレポーティング • OCIやオンプレミスにある様々なOS/ソフトウェアのログに 対応し、取り込みからビジュアライズまでをサポート • 250種類を超えるログに対応したパーサーを提供 •

    カスタムの独自パーサーも作成可能 • 様々なログを横断的に可視化、柔軟な検索や絞り込みが できるほか、機械学習を活用した異常値の発見、相関分 析など統合ログサービス Logging Analytics Copyright © 2021, Oracle and/or its affiliates 20 クラスター: ログ・レコードのパターンを識別し、類似した パターンを持つログをグループ化 潜在的な問題: Error, Fatal(致命的), Exception(例外) などのキーワードを含むログ・レコードのクラスタ 外れ値: 特定の期間中に一度のみ発生し、クラスタに 含まれなかったログ・レコード トレンド: クラスタのトレンド。類似した傾向を持つクラスタ同士 をトレンドとして表示 機械学習を用いたログ分析 似たようなメッセージを 認識し66のパターン に自動集約 そのうち“Fault”, “Fatal”な ど問題が起きていそうな 17パターンを自動認識 さらに、件数の少ない (例外的な)7パターンを認識し、 例外的なログを即座に発見 自動化された セキュリティ 管理
  18. ハイブリットクラウドで利用するデータベース をよりセキュアに ✓ 統合されたデータベースセキュリティ管理サービス 1. 機密データの発見(Sensitive Data Discovery ) 2.

    データ・マスキング(Data Masking) 3. アクティビティの監査(Activity Auditing) 4. セキュリティ構成の評価(Security Assessment) 5. ユーザーのリスク評価(User Assessment) ✓ 特別なセキュリティの専門知識 ✓ 多層防御における重要なデータ・セキュリティ対策 ✓ 短時間でセキュリティ・リスクを軽減 ✓ Oracle Cloud Databaseの利用でサービスを無償提供 ※1 ✓ オンプレミス、他社クラウド上のオラクルDBへも対応 - 24,000円 /ターゲット/月 ※2 Oracle Data Safe Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 21 ※1 監査機能は100万レコード/ターゲット/月まで無償、その他の機能は無償 ※2 監査機能は 100万監査レコード/ターゲット/月まで利用可能、 その他の機能は追加コストなく利用可能 Oracle Cloud上の データベース 監査 ユーザー 発見 アセス マスク オンプレミス のデータベース Data Safe AWS, Azure上の オラクルデータベース データ中心の セキュリティ
  19. Database Vault データベース管理者などの特権ユーザの職務を分掌すると共に、アクセス制御を強化 • データベースの特権ユーザやロールからのアクセスを強制 的に制御し、特権ユーザといえども自由なアクセスやコマ ンドの実行を制限 • 特権ロールを細かく分割定義し、付与することで、特権 ユーザの職務分掌を実現

    例:DB管理は可能だが、監査証跡の削除は不可能。 • いかなる経路からのアクセスに対しても、データベース側で 一律にデータを保護 • ユーザ、IPアドレスなどのセッション情報、曜日・時間など を組み合わせたルールに基づいてアクセスポリシーの作成 による保護 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 22 アプリケーション 「顧客」領域 ユーザ用 ルール IP Address: 192.168.1.XX Time: 9:00 – 17:00 Role:「顧客」領域 参照権限 ユーザ 運用管理者 アクセス許可 管理者用 ルール IP Address: 192.168.1.201 DB User: ADMIN01 Role:DBA権限(特権) 「顧客」領域に対する 参照権限がない為 アクセス不可 DBサーバ 表 - Customer - Order 索引 プロシージャ データ中心の セキュリティ
  20. Bastion パブリック・エンドポイントを持たないリソースへのセキュアな限定アクセス • VMやDBCS, ADB等のプライベートIPのみしか持たない リソースにアクセスするための限定的なSSHセッション • 管理対象SSHセッション、ポート転送SSHセッションの 2種類のSSHセッションを提供 •

    最小 30分 ~ 最大 3時間までの有効期限 • IPアドレスで接続を許可する範囲を指定 • OCIのID認証によるセッションの作成や削除、またセッション 管理の操作はAuditに記録される • 無償で提供 23 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates クライアント sshクライアント sshトンネル DBクライアント VCN Bastion Private Subnet インスタンス データベース セッション セッション * Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management プライベートアクセス Port 22 Port 1521 データ中心の セキュリティ
  21. CAや証明書の作成やライフサイクル管理を実現するマネージド・サービス • Oracle Cloud Infrastructure 証明書サービス(OCI Certificates Service)は、証明書の発行、保管、 管理機能を提供するサービス •

    管理者は手動での証明書の更新や期限管理などの作業から解放される • 証明書(Certificate)、認証局(CA)、CAバンドルのライフサイクルを管理 • CA/証明書/CAバンドルの作成、メタデータ更新、削除、自動更新、有効期間、バージョン管理とローテーション、証明書の 外部からのインポートなど • CA作成にはボールトのHSM非対称キーが必要(20個までは無償) • 証明書を必要とするOCIリソースにシームレスに関連付けが可能 • 例:OCI ロード・バランサーからの利用 • 無償で提供 Certificates Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 24 データ中心の セキュリティ
  22. Vault ユーザーの暗号鍵・シークレットをセキュアに集中管理 • OCIのストレージサービスはデフォルト暗号化 • Vaultを利用することにより、暗号鍵の管理をオラクル からユーザー側で管理することが可能 • ユーザー自身の鍵のインポート (BYOK)

    • FIPS 140-2 Security Level 3 に準拠したHSM • 暗号鍵だけではなく、シークレット(パスワード、証明書、 SSHキー、認証トークン)もVault内に格納しセキュアに 管理 25 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates Block Volume Object Storage Vault Key A Key B 暗号化 暗号化 File Storage Secret A Code データ中心の セキュリティ
  23. ハイブリッド環境におけるエンタープライズ向け統合認証基盤 簡単なユーザー管理とアクセス制御 • コンパートメントとグループ、ポリシーを 組み合わせた柔軟かつ強力な設定 多要素認証も含めた厳密なID管理 • 多要素認証 • SMSを用いたワンタイムパスワード

    • iPhone、Android用アプリの提供 • ワンタイムパスワード • 通知への応答(許可/拒否) • 事前登録質問への回答 • アダプティブセキュリティ 柔軟なアクセス制御設定 • アプリケーション単位でアクセスの許 可や拒否、再認証や二要素認証の 要求をポリシーとして指定 Identity Cloud Service / IAM Identity Domains Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 26 ワンタイムパスワード 通知への応答 イントラネットからの アクセスはID/PWのみ インターネットからのアクセス には二要素認証を要求 Users User1 User2 Instances Instance1 Instance2 Groups GroupX GroupY Dynamic Groups GroupZ コンパートメントB コンパートメントA PolicyA PolicyB2 PolicyB1 Policies PolicyA: allow group GroupX PolicyB1: allow group GroupY PolicyB2: allow dynamic-group GroupZ • 使用したIdP • 所属グループ • ユーザー名 • IPアドレス データ中心の セキュリティ
  24. Web Application Firewall 巧妙化するサイバー攻撃からWebアプリケーションを保護 • 情報漏えいにやサービス停止などに繋がる不正アクセ スの脅威からWebアプリケーションを保護 • 保護されるサーバは、インターネットから隠蔽され、代 わりにグローバルで展開されるエッジノードがトラフィック

    を処理 • クロスサイト・スクリプティング、SQLインジェクション等の 多岐にわたる攻撃に対応する保護ポリシーを提供 • 判別の難しいBotトラフィックに対して、Botか人かの違 いを検出し、ブロックできるチャレンジ機能やホワイトリ ストで制御 • L7 DDoS攻撃への保護 (※L2/3 DDoSは、OCIの標準機能) WAF Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 27 データ中心の セキュリティ
  25. 28 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates カテゴリ 機能

    機能名 単価 セキュリティ・ バイ・デザイン 強力、完全なテナント分離 Isolated Network Virtualization / Bare Meta 標準機能 強制的な暗号化 Encryption by Default 標準機能 階層型権限管理 Compartment 標準機能 自動化された セキュリティ管理 リスクのある設定を自動検知 Cloud Guard 無償 ポリシーの自動適用 Security Zones 無償 脆弱性スキャン Vulnerability Scanning 無償 オンラインでのパッチ適用 Autonomous Database 無償 (*1) 自動化されたログ分析 Logging Analytics 10GBまで無償 データ中心の 多層防御 DBセキュリティ対策の自動化 Data Safe 無償~ (*2) 特権ユーザー管理 Database Vault DBCS HP ~ (*3) 多要素認証、リスクベース認証 IAM Identity Domains 無償 ~ (*4) ボット対策とWAF Web Application Firewall 無償 ~ (*5) *1 Autonomous Database 利用時に無償で利用可能 *2 Oracle Cloud Databaseの利用でサービスを無償提供。監査記録の蓄積は100万レコード/ターゲット/月まで無償 *3 DBCS High Performance以上で利用可能 *4 無償で利用できるユーザー数や機能に制限あり *5 1インスタンス、1000万インカミングリクエスト/月まで無償。価格単位 : ¥72 [1,000,000インカミングリクエスト/月]、¥600[インスタンス/月]
  26. 価格詳細:クラウドサービス (1) 29 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    * 監査記録の蓄積は、 100万監査レコード/ターゲット/月まで無償、その他の機能は無償 ** 監査記録の蓄積は、 100万監査レコード/ターゲット/月まで利用可能、その他の機能は追加コストなく利用可能 *** 税抜き価格 • Oracle Data Safe サービス名 単価 単位 Data Safe for Database Cloud Service (*) 無償 Data Safe for Database Cloud Service - Audit Record Collection Over 1 Million Records ¥12 1万監査レコード/ターゲット/月 Data Safe for On-Premises Databases & Databases on Compute (**) ¥24,000 ターゲットデータベース/月 Data Safe for On-Premises Databases & Databases on Compute – 10,000 Audit Records Per Target Per Month ¥12 1万監査レコード/ターゲット/月 サービス名 単価 単位 Oracle Cloud Guard 無償 Oracle Security Zones 無償 Oracle Vulnerability Scanning 無償 Bastion 無償 Certificates 無償 • Oracle Cloud Guard / Security Zones / Vulnerability Scanning / Bastion
  27. 価格詳細:クラウドサービス (2) 30 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    • Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management サービス名 単価 単位 Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management - Premium ¥384.00 ユーザー/月 Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management - External User ¥1.92 ユーザー/月 Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management - Oracle Apps Premium ¥30 ユーザー/月 • Oracle Identity Cloud Service サービス名 単価 単位 Oracle Identity Cloud Service - Enterprise User ¥384.00 ユーザー/月 Oracle Identity Cloud Service - Consumer User ¥1.92 ユーザー/月 • Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management - Add-on Options サービス名 単価 単位 Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management - Replication ¥0.48 ユーザー/月 Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management - SMS ¥0 1,000 SMSメッセージまで/月 ¥3.6 1 SMSメッセージ/月 Oracle Cloud Infrastructure Identity and Access Management - Token ¥0 10,000 トークンまで/月 ¥0.48 トークン/月
  28. 価格詳細:クラウドサービス (3) 31 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    • Oracle Cloud Infrastructure Web Application Firewall * 税抜き価格 サービス名 単価 単位 Web Application Firewall - Requests ¥0 10,000,000 リクエストまで/月 ¥72 1,000,000 リクエスト/月 Web Application Firewall - Instance ¥0 1 インスタンスまで/月 ¥600 インスタンス/月 • Oracle Cloud Infrastructure Logging Analytics サービス名 単価 単位 Oracle Cloud Infrastructure Logging Analytics - Active Storage ¥60.0 Logging Analytics Storage Unit Per Hour Oracle Cloud Infrastructure Logging Analytics - Archival Storage ¥2.4 Logging Analytics Storage Unit Per Hour • 最初10GBは無料で利用可能。10GBを超えて利用した場合に課金が発生
  29. 価格詳細:クラウドサービス (4) 32 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates

    • Oracle Cloud Infrastructure - Key Management サービス名 単価 単位 Oracle Cloud Infrastructure - Key Management ¥446.88 Virtual Private Vault/時 Oracle Cloud Infrastructure - KMS Vault - Key Versions ¥0 20 キーバージョンまで/月 ¥64.008 1 キーバージョン/月
  30. 参考資料 33 Copyright © 2022, Oracle and/or its affiliates 概要

    • オラクルセキュリティ サービス概要 https://www.oracle.com/jp/security/ • オラクルのクラウドセキュリティソリューション概要 https://blogs.oracle.com/sec/cloud-security-overview • オラクルセキュリティ活用事例 https://blogs.oracle.com/sec/case-oraclesecurity • クラウドセキュリティの最新情報: クラウドセキュリティナビ https://blogs.oracle.com/sec 各サービスを詳しく知りたい • Oracle Cloud Infrastructure Web Application Firewall https://blogs.oracle.com/sec/introducing-the-oci-waf-jp • Oracle Data Safe https://blogs.oracle.com/sec/data-safe-overview • オラクルが提供するID管理ソリューション https://blogs.oracle.com/sec/oracleidm1-idm • Oracle Cloud :セキュリティとコンプライアンス https://blogs.oracle.com/sec/oracle-cloud-compliance セミナー情報 • https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/column_cloud_seminar