6年の歴史×ペタバイト級のデータ基盤のチームを一体化する開発スタイル

KARTE Datahubでは、ビジネスや技術など多様なバックグラウンドを持つメンバーが、いかにして一体感を持ちながら開発を進めているのかを紹介します。本セッションでは、異なる特性を持つメンバーが協力し、効果的な開発プロセスをリアルな事例でお伝えします。

発表者 : 田宮弘樹（プレイド）

「プレイド・kikitori・ダイニー・RightTouch_技術領域の垣根を超えた開発手法大公開！」
https://plaidtech.connpass.com/event/332236/

Transcript

1. © PLAID, Inc.　|　Confidential 2024.10.22　　｜　　4社合同勉強会 6年の歴史 × ペタバイト級の データ基盤のチームを ⼀体化する開発スタイル © PLAID, Inc.　|　Confidential
2. © PLAID, Inc.　|　Confidential ⾃⼰紹介 ⽥宮 弘樹 株式会社プレイド github : plaid-tamiyah ⼤規模システム開発期 ⽇⽴、NTT、NEC等で伝統的なシステム開発に従事 toB領域 から toC領域へ toC向けサービス、エンタメ業界、SNS ⾊んな新規プロダクトの開発期 テックリードとか⾊々経験 2022/10 にプレイドにジョイン 前職の新規プロダクトの開発中⽌もトリガーに © PLAID, Inc.　|　Confidential 2 KARTE Signals 広告配信最適化プロダクトのエンジニアとして KARTE Datahub Dev Lead KARTE Datahub 2024年1⽉からエンジニアとして参画。 現在はDev Leadを担当 [経歴] [プレイド時代]
3. © PLAID, Inc.　|　Confidential What’s KARTE Datahub © PLAID, Inc.　|　Confidential 3 KARTE Datahub のプロダクト紹介
4. © PLAID, Inc.　|　Confidential KARTE Datahub とは？ KARTE内外のデータを統合する ことで、ユーザーにKARTE外に ある情報の紐付けや、接客アク ションでの利⽤、データ分析‧ 可視化が可能となるプロダクト です。 また、加⼯したデータを再度外 部データベースへ連携し、必要 に応じてエンドユーザーとのコ ミュニケーションなどにも活⽤ することができます。 © PLAID, Inc.　|　Confidential 4
5. © PLAID, Inc.　|　Confidential © PLAID, Inc.　|　Confidential 5 今⽇のテーマ ⼀体化
6. © PLAID, Inc.　|　Confidential ✖⼀体感 ⚪⼀体化 © PLAID, Inc.　|　Confidential 6 Not just a feeling, it’s a fusion!
7. © PLAID, Inc.　|　Confidential 本⽇のアジェンダ © PLAID, Inc.　|　Confidential 7 1. チームの開発スタイル 2. ⼀体化の為の連携と⼯夫 3. ⼀体化するチームの作り⽅
8. © PLAID, Inc.　|　Confidential 本⽇のアジェンダ 1. チームの開発スタイル 2. ⼀体化の為の連携と⼯夫 3. ⼀体化するチームの作り⽅ © PLAID, Inc.　|　Confidential 8
9. © PLAID, Inc.　|　Confidential チームの開発スタイル © PLAID, Inc.　|　Confidential 9 開発事例「監査ログ」
10. © PLAID, Inc.　|　Confidential 監査ログプロジェクト全体像 2024/ 4月 • 要件叩きから設計、開発スコープの絞込 • リファレンス実装のために最⼩要件で開発 リファレンス実装 7月 β版開発＆他チームへ展開 • リファレンス実装を他チームへ展開する • β公開に必要な要件とクライアントの期待値調整 10月 監査ログβ提供開始 • β公開（特定のクライアントへ提供） • GA公開のための開発 GA
11. © PLAID, Inc.　|　Confidential 監査ログプロジェクト全体像 2024/ 4月 • 要件叩きから設計、開発スコープの絞込 • リファレンス実装のために最⼩要件で開発 リファレンス実装 7月 β版開発＆他チームへ展開 • リファレンス実装を他チームへ展開する • β公開に必要な要件とクライアントの期待値調整 10月 監査ログβ提供開始 • β公開（特定のクライアントへ提供） • GA公開のための開発 En.#1 En.#2 En.#3 PdM PO メンバーとロール
12. © PLAID, Inc.　|　Confidential 監査ログプロジェクト全体像 2024/ 4月 • 要件叩きから設計、開発スコープの絞込 • リファレンス実装のために最⼩要件で開発 リファレンス実装 Q4. 7月 β版開発＆他チームへ展開 • リファレンス実装を他チームへ展開する • β公開に必要な要件とクライアントの期待値調整 10月 監査ログβ提供開始 • β公開（特定のクライアントへ提供） • GA公開のための開発 En.#1 En.#2 En.#3 PdM PO メンバーとロール インシデント 対応 エスカレ 対応 Issue triage 脆弱性診断 後対応 データ取扱 ポリシー Product Feedback 割込み プロジェクト
13. © PLAID, Inc.　|　Confidential コミュニケーションラインと役割 © PLAID, Inc.　|　Confidential 13 En.#1 En.#2 En.#3 PdM PO En. • 監査ログ実装 • エスカレ対応 • インシデント対応 • 脆弱性診断後対応 • Product Feedback Cycle PdM • 監査ログのクライアントワーク • 監査ログのクライアントの期待値調整 • 他チーム展開 • インシデント対応 PO • 監査ログのクライアントワーク • 監査ログのクライアントの期待値調整 • 全体調整（社内＆社外） • インシデント対応 監査ログ実装3のオーナー 監査ログ実装2のオーナー 監査ログ実装1のオーナー
14. © PLAID, Inc.　|　Confidential 本⽇のアジェンダ 1. チームの開発スタイル 2. ⼀体化の為の連携と⼯夫 3. ⼀体化するチームの作り⽅ © PLAID, Inc.　|　Confidential 14
15. © PLAID, Inc.　|　Confidential ⼀体化の為の連携と⼯夫 © PLAID, Inc.　|　Confidential 15 must が will につながっていること
16. © PLAID, Inc.　|　Confidential must が will につながっていること © PLAID, Inc.　|　Confidential 16 != (つながっていない) • must がただの「やるべきこと」意外に広がらず作業化します。 その結果、モチベーションが下がり、⽣産性が低下します。 == (つながっている) • 「⾃分たちがなぜ今これをやるべきか」が重要な⼟台の⼀部として 捉えることで意味づけがなされ、より良い解決法に繋がり安定化にも寄与。 -> (具体例) • エンタープライズ向け顧客の信頼性を担保し、法的要求やコンプライ アンスに対応するために⾏う must である。これは、さらに⾼度な データプラットフォームを実現するための整理ステップである。
17. © PLAID, Inc.　|　Confidential ⼀体化の為の連携と⼯夫 © PLAID, Inc.　|　Confidential 17 ワクワクする⽬的が共有されている
18. © PLAID, Inc.　|　Confidential ワクワクする⽬的が共有されている © PLAID, Inc.　|　Confidential 18 != (共有されていない) • 今やっていることの先にどんな新しい価値が提供できるか、どういう 未来が待っているかが⾒えず進化を感じられなくなる。虚無感。 == (共有されている) • これから⽣み出される新しい世界観や価値が強⼒なモチベーションと なり、共通の⽬的と共に意識の⼀体化を促してくれる。楽しい。 -> (具体例) • エンタープライズ市場にデータ管理の未来を⾒据えて、ゼロコピーの 活⽤、横断的なデータリネージによる、企業内外で取り扱いわれるあ らゆるデータの管理と⼀元化を可能にする次世代DataPFを作る。
19. © PLAID, Inc.　|　Confidential ⼀体化の為の連携と⼯夫 © PLAID, Inc.　|　Confidential 19 ロールやポジションにこだわらない
20. © PLAID, Inc.　|　Confidential ロールやポジションにこだわらない © PLAID, Inc.　|　Confidential 20 != (こだわる） • ⼀部のメンバーにオーナーシップが偏ると各個⼈のクリエイティビ ティや機動⼒が阻害されて主体性が低下する。＝他責志向。 == (こだわらない） • メンバーが主体的に動こうとする意思を尊重し、積極的にオーナーシップ を持ってもらえる。＝⾃分が価値を作り出しているという当事者意識 -> (具体例） • インシデント対応やトップダウンのタスクが急に差し込まれた際に、別メ ンバーが元タスクの担当者から⾃発的に引継ぎ、そのメンバーがリーダー シップを発揮して進めてくれた。
21. © PLAID, Inc.　|　Confidential 本⽇のアジェンダ 1. チームの開発スタイル 2. ⼀体化の為の連携と⼯夫 3. ⼀体化するチームの作り⽅ © PLAID, Inc.　|　Confidential 21
22. © PLAID, Inc.　|　Confidential ⼀体化するチームの作り⽅ © PLAID, Inc.　|　Confidential 22 「良いプロダクトを作る」という⽬的意識 それが根底にあり共有されている状態を作る
23. © PLAID, Inc.　|　Confidential ⼀体化するチームの作り⽅ © PLAID, Inc.　|　Confidential 23 チームカルチャー == プレイドのカルチャー
24. © PLAID, Inc.　|　Confidential ⼀体化により得られた成果 © PLAID, Inc.　|　Confidential 24 Our Outcomes
25. © PLAID, Inc.　|　Confidential ⼀体化により得られた成果 © PLAID, Inc.　|　Confidential 25 12 171 336 521
26. © PLAID, Inc.　|　Confidential ✖⼀体感 ⚪⼀体化 © PLAID, Inc.　|　Confidential 26 Not just a feeling, it’s a fusion! まとめ