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それであなたは、今日から何を変えるんですか?|pmconf 2023

Avatar for Yusuke Sato Yusuke Sato
November 29, 2023

それであなたは、今日から何を変えるんですか?|pmconf 2023

Product Manager Conference 2023 登壇資料
https://2023.pmconf.jp/session/wTyIvL7Q

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Yusuke Sato

November 29, 2023
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Transcript

  1.   2 佐藤 雄介 (さとう ゆうすけ) freee株式会社 HRプロダクト本部 プロダクトオーナー 2006年:株式会社サイバーエージェント

    2014年:株式会社リクルートマーケティングパートナーズ 2019年:freee株式会社 └ Account Executive → Web Director → Producer/GM └ Edtech Product Manager (BtoB/BtoC) └ HRtech Product Owner • freeeでは “papa” と呼ばれています • 趣味はバイク/ゴルフ/フロンターレ(お誘い待ってます)
  2. 3 プロダクトマネージャを取り巻く情報流通の加速 2006 2014 2019 2023 サイバーエージェント リクルート freee 広告営業

    Webディレクタ プロデューサー/GM PdM (BtoC) PdM (BtoB SaaS) 3G 4G 5G 2012 2020 2008: iPhone3G発売 Web Director Meetup IVS 2007 2015 Product Manager Conference 2016 ALL STAR SAAS Conference プロダクト筋トレ Product Leaders PM Club 2020 2021 2022 私の 経歴 通信 環境 イベント ‧ コミュ ニティ 書籍
  3. 4 プロダクトマネージャを取り巻く情報流通の加速 2006 2014 2019 2023 サイバーエージェント リクルート freee 広告営業

    Webディレクタ プロデューサー/GM PdM (BtoC) PdM (BtoB SaaS) 3G 4G 5G 2012 2020 2008: iPhone3G発売 Web Director Meetup IVS 2007 2015 Product Manager Conference 2016 ALL STAR SAAS Conference プロダクト筋トレ Product Leaders PM Club 2020 2021 2022 私の 経歴 通信 環境 イベント ‧ コミュ ニティ 書籍 エンジニアリング (アジャイル/スクラム/リーン) プロダクトマネジメント UXデザイン
  4. 14 プロダクトのミッション・ビジョン策定 プロダクトの戦略の立案 プロダクトの市場調査・リサーチ プロダクトのP/Lやビジネス指標の策定 各施策のKPI・目標設定 各施策の定量データによる効果測定 各施策の定性的な効果測定 各施策の仕様書やPRDの作成 デザイナーとのやりとり

    エンジニアとのやりとり ビジネスメンバーとのやりとり 他部署とのやりとり レポートラインとのやりとり 部下とのやりとり プロジェクトマネジメント マーケティング セールス カスタマーサポート プログラミング デザイン ドメイン知識の獲得 採用 時間を使っているアクティビティ(n=672) 時間を使いたいアクティビティ(n=674) 一般社団法人プロダクトマネージャーカンファレンス実行委員会 – 日本で働く プロダクトマネージャー 大規模調査レポート 2022
  5. 15 プロダクトのミッション・ビジョン策定 プロダクトの戦略の立案 プロダクトの市場調査・リサーチ プロダクトのP/Lやビジネス指標の策定 各施策のKPI・目標設定 各施策の定量データによる効果測定 各施策の定性的な効果測定 各施策の仕様書やPRDの作成 デザイナーとのやりとり

    エンジニアとのやりとり ビジネスメンバーとのやりとり 他部署とのやりとり レポートラインとのやりとり 部下とのやりとり プロジェクトマネジメント マーケティング セールス カスタマーサポート プログラミング デザイン ドメイン知識の獲得 採用 時間を使っているアクティビティ(n=672) 時間を使いたいアクティビティ(n=674) 一般社団法人プロダクトマネージャーカンファレンス実行委員会 – 日本で働く プロダクトマネージャー 大規模調査レポート 2022 デリバリーコストを減らして “ディスカバリー”に注⼒したい?
  6.   16 • 新規⽴ち上げを除くと PMの出発地点は『前任者からの引き継ぎ』 • 既にプロダクトもユーザーも存在するため、 ⽇々バグや要望などのフィードバックが寄せられる (チームがPMの意思決定や回答を待っている状態) •

    ビジョン‧ロードマップ‧OKR “らしきもの”はあるが どこまで合意済みか(あるいは変更可能か)わからない • ⾜元のデリバリースピードを保つのが最優先 企画を開発readyにするのに必死で、 “らしきもの” のアップデートまで⼿が回らない • 本当は早くオーナーシップを持ちたい。 whyを⾃らの⾔葉でシャープに語れるようにしたい 1on1での具体的なエピソード ※ハッピー:freee⽤語で「バグ」のこと。       過去あまりにもバグが多すぎてチーム全体が憂鬱になっていたときに       「バグ」を「ハッピー」に⾔い換える⽂化が⽣まれ、未だに受け継がれている。
  7.   17 ここまでのまとめ • 前任者から引き継いだ瞬間にプロダクト‧ユーザー‧課題が存在するため、 PdMは「わからない」状況で⾼速デリバリーを進める必要がある。 • そのため、当然のように開発チーム内でのコミュニケーションコストが嵩む。 チームの⼿が空かないように、PdMは⽬の前の案件を開発readyにすることに フォーカスする。

    • 引き継ぎ時点で⽤意されているビジョン‧ロードマップ‧OKRに対し、 新任PdMがいきなり当事者意識を持つことは難しい。 • オーナーシップを持つために改めてディスカバリーに踏み込みたいが、 バグや問い合わせなどのコミュニケーションが⾜枷となる。 このままだと私たちは、しばらく何も変えられない
  8.   21 理解度チェック(BtoB SaaSの場合) • 担当している機能orプロダクト全体のMAUは?DAUは? • どういう業種‧規模で使われている(あるいは使われていない)? • どんなA/Bテストが⾛っていて、どのような効果の違いがある?

    • CTRの⾼いバナークリエイティブはどれ? • Salesはどんな資料でどう提案している? そしてそれは顧客にどう評価されている(あるいは失注している)? • サポートに毎週とどいている⾒飽きた問い合わせは何? ⭐ ⭐ ⭐ ⭐
  9. 31 freeeでは、組織が拡⼤する中でも⼀⼈⼀⼈のメンバーが⾃らの才能を最⼤限発揮できるような環境を整えるため 様々な施策を⾏なっています。 About Company 留学制度 Demo-1グランプリ • freee株式会社は、freeeプロダクト群を徹底活⽤しています •

    業務時間の⼀部を使ってバックオフィス業務を経験することができます • ドメイン経験のないメンバーが、当事者としてペインを体感するための試みです • 各プロダクトのPdMが、全社経営陣にリリースデモを⾏う⽉例イベントです • マネジメント向けの説明ではなく「お客様向けデモ」のクオリティを競います • 未来の価値を定期的に“出荷可能”な状態で⾒せる習慣が⽣まれています • 優秀デモは全社公開されるため、他PdMのトライから学びを得ることができます