Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
サブ資料⑦Javaに関する補足
Search
Recruit
PRO
August 10, 2023
Technology
1
890
サブ資料⑦Javaに関する補足
2023年度リクルート エンジニアコース新人研修の講義資料です
Recruit
PRO
August 10, 2023
Tweet
Share
More Decks by Recruit
See All by Recruit
問題解決に役立つ数理工学
recruitengineers
PRO
9
2.5k
Curiosity & Persistence
recruitengineers
PRO
2
140
結果的にこうなった。から見える メカニズムのようなもの。
recruitengineers
PRO
1
320
成長実感と伸び悩みからふりかえる キャリアグラフ
recruitengineers
PRO
1
130
リクルートの オンプレ環境の未来を語る
recruitengineers
PRO
3
150
LLMのプロダクト装着と独自モデル開発
recruitengineers
PRO
1
200
新規検索基盤でマッチング精度向上に挑む! ~『ホットペッパーグルメ』の開発事例 ビジネス編
recruitengineers
PRO
2
120
新規検索基盤でマッチング精度向上に挑む! ~『ホットペッパーグルメ』の開発事例 技術編
recruitengineers
PRO
0
130
大規模プロダクトにおける フロントエンドモダナイズの取り組み紹介
recruitengineers
PRO
5
110
Other Decks in Technology
See All in Technology
生成AIのユースケースをとにかく集めてまるっと学ぶ!/ all about generative ai usecases
gakumura
2
170
Стильный код: натуральный поиск редких атрибутов по картинке. Юлия Антохина, Data Scientist, Lamoda Tech
lamodatech
0
770
SDカードフォレンジック
su3158
1
630
AIでめっちゃ便利になったけど、結局みんなで学ぶよねっていう話
kakehashi
PRO
1
340
アジャイル脅威モデリング#1(脅威モデリングナイト#8)
masakane55
3
230
今日からはじめるプラットフォームエンジニアリング
jacopen
7
1.4k
Linuxのパッケージ管理とアップデート基礎知識
go_nishimoto
0
400
「経験の点」の位置を意識したキャリア形成 / Career development with an awareness of the “point of experience” position
pauli
4
110
Dynamic Reteaming And Self Organization
miholovesq
3
610
Writing Ruby Scripts with TypeProf
mame
0
280
LiteXとオレオレCPUで作る自作SoC奮闘記
msyksphinz
0
740
SREからゼロイチプロダクト開発へ ー越境する打席の立ち方と期待への応え方ー / Product Engineering Night #8
itkq
2
980
Featured
See All Featured
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.7k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
Building an army of robots
kneath
304
45k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.4k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
99
5.5k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
41
2.2k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
205
24k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
344
40k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
32
2.2k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
90
6k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
30
2k
Transcript
1 ページ サブ資料⑦:Javaに関する補⾜ Javaプロジェクトにおけるパッケージ名の付け⽅ パッケージ名の命名規則としては、まずインターネットのドメインを反対にした⽅式(会社や組 織のインターネットドメイン名を使⽤する)が⼀般的 https://www.recruit.co.jp/ の場合 jp.co.recruit.[サービス名(プロジェクト名)].[モジュール名]... ※"www"は省くことが多い
その他サービスのドメインを使⽤する場合 Coin+ https://coinplus.jp/ の場合 jp.coinplus.[モジュール名]... リクルートエージェント https://www.r-agent.com/ の場合 com.r-agent.[モジュール名]... 他のプロジェクトのソースコードをライブラリやフレームワークとして参照するような場合、 パッケージ名が他のプロジェクトのパッケージ名と重複するのを避けるため ⼀般的な規則 サービス名のドメインを使⽤する場合 命名規則の理由 JavaBeanとは JavaBeanは、Javaの特定のルールに従って書かれたオブジェクトを指し、 データをカプセル化し、⼀貫性のある⽅法でアクセスするための⽅法を提供する JavaBeanクラスは、以下のルールに従って設計される ・クラスはパブリックであり、引数を持たないデフォルトコンストラクタを持つ必要がある。 ・クラスのフィールド(プロパティ)はプライベートである必要がある ・フィールドにアクセスするための公開されたゲッター(getter)およびセッター(setter)メ ソッドを提供する必要がある。なお、ゲッターは"get"または"is"で始まる命名規則に従い、セッ ターは"set"で始まる命名規則に従う JVMとは JVM(Java Virtual Machine)は、Javaプログラミング⾔語の実⾏環境を提供する仮想マシンで Javaプログラムがコンパイルされたバイトコードを実⾏し、プラットフォームやOSに依存せ ずに動作する
2 ページ アノテーションとは アノテーション(Annotation)は、Javaプログラミング⾔語において、プログラムにメタ データを追加するための仕組みでコンパイラや実⾏時の環境に対して情報を提供し、特定の 動作や処理を実現するために使⽤される。 アノテーションは「@」記号を使って宣⾔し、プログラムの要素(クラス、メソッド、 フィールドなど)に直接付与される。アノテーションはJVMに認識され、コンパイル時や実 ⾏時にその情報を利⽤することができる。 Javaでデフォルトで定義されているものに加えて、カスタムで定義できるため、多くのフ
レームワークでさまざまなアノテーションが作られ、使⽤されている 例: @Bean @Service POJO 【Plain Old Java Object】とは 読み⽅は(ポジョ)。何でもない普通のJavaオブジェクトを意味する⽤語 キャメルケースとスネークケース Javaのコードでは⼀般にキャメルケースが採⽤されるのに対し、MySQLやPostgreSQLなどの 多くのRDBではスネークケースが⽤いられることが多い。そのため、両⽅に変換しても違和 感の無い(なるべく簡潔な)命名が望ましい キャメルケース:fictPay スネークケース:fict_pay 定数の作法 Javaの定数はstatic finalで全て⼤⽂字でアンダースコア(_)で区切って、書く static final String FICT_PAY = "Fict PAY";
3 ページ 可変⻑引数 引数の型の直後に「...」(ピリオド3つ)を付けると、そのメソッドを呼び出す側はその型 の引数をいくつでも書けるようになる。ただし、可変引数は各メソッドにつき1つだけ、そ のメソッドの最後の引数にだけ、指定可能。 Optionalクラス Optionalクラス(java.utilパッケージ)は、nullチェックを簡単化し、NullPointerExceptionの発 ⽣を未然に防ぐためのクラス 例)
例)void func(String... s) {} func("xxxx", "yyyy", "zzzz"); メソッド定義側で型と引数名の間に…を⼊れて書く メソッド呼び出し側は引数を通常通りカンマ区切りで定義する 異なる複数の型の引数を指定したい場合は、最後の引数として可変⻑引数を定義することができる 例)void func(int i, byte b, String... s) {} 可変⻑引の後に別の引数を定義することはできない(コンパイルエラー) 例)void func(String... s, int i ) {} ※コンパイルエラー import java.util.Optional; ...中略... Optional<String> name = hoge.getNameById("A001"); System.out.println(name.orElse("存在しません").trim()); Optional<String>は、nullであるかもしれないStringを意味し、Optional<String>オブジェクトか ら値を取得するには、orElseメソッドを利⽤する。orElseメソッドの引数には値がnullの場合 に採⽤するデフォルト値を指定する(ここでは「存在しません」の⽂字列)。 Optionalを使⽤すると以下のようなnullチェックを省略できる if(name == null) { System.out.println("存在しません"); } else { System.out.println(name.trim()); }