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Looker や Dataform など、Modern Data Stackを用いてデータ活用の負を改善する(していく)話 / techplay221101_04_hayashida

Recruit
November 01, 2022

Looker や Dataform など、Modern Data Stackを用いてデータ活用の負を改善する(していく)話 / techplay221101_04_hayashida

2022/11/01_リクルートが考える『意思決定に効くデータマネジメント』~アナリティクスエンジニア組織の立ち上げと事例紹介~での、林田の講演資料になります

Recruit

November 01, 2022
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Transcript

  1. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved Looker や Dataform

    など、Modern Data Stack を用いてデータ活用の負を改善する(していく)話 1 株式会社リクルート データ推進室 まなびD3Mグループ 林田 祐輝 2022/11/01
  2. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 2 林田 祐輝


    
 2017年にリクルートマーケティングパートナーズ入社。  
 「スタディサプリ」にて、データ分析、モニタリング構築、 データマネジメント業務を経験。 
 現在はデータサイエンスGとD3MGのマネージャーを兼 任。
 
 趣味はゴルフ。
 スコアデータを可視化するツールを開発中。 
 (BigQuery/dbt/Cloud Run/cube.dev) 

  3. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 自分らしく学び、生きられる世の中を。 


    スタディサプリは、 学ぶ人、学びを支える人に寄り添い、 自己実現の最大化をサポートしていくサプリメントです。 詳しくはスタディサプリのブランドサイトを御覧ください。 https://brand.studysapuri.jp/ サービス紹介 3
  4. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 本日のお話について •

    まなび領域のデータ組織が活用しているデータスタックについ て、その活用事例をご紹介します。 • 講演資料はTwitter の #recruitdata にてURLを共有してい ます。 時間の関係で詳細までお話できない部分もありますので、お手元 でご覧頂けると幸いです。 4
  5. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved 1. まなび領域のデータ組織について 2.

    事例紹介 2.1. Dataform 2.2. Data Catalog 2.3. Looker / Tableau 3. まとめ 5 アジェンダ
  6. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata まなびD3Mグループのビジョン データ活用ユーザーに、

    意思決定に必要なデータ分析環境を サービスとして提供する。 7
  7. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 提供価値を上げる •

    当たり前品質を上げる。 ◦ データを使うとき、それが定義通りに正しいこと。 ◦ 使いたいときに使えること。 ◦ データの内容が理解できること。 生産性を上げる • 当たり前品質を担保しつつ、ステークホルダーからのデータ活用要望に応えていく。 • そのために生産性を上げる取り組みを行う。 まなびD3Mグループのポリシー 8
  8. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata データ環境 9

    引用) スタディサプリのデータ基盤の進歩と調和 https://speakerdeck.com/recruitengineers/meetup-toita?slide=26
  9. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata まなび領域のデータスタック 10

    BigQuery Dataform Looker Tableau Data Catalog Orchestration Transformation Storage Governance BI Analytics Exploratroy Colaboratory Airflow ※一部チームのみ利用
  10. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata まなび領域のデータスタック 11

    BigQuery Dataform Looker Tableau Data Catalog Orchestration Transformation Storage Governance BI Analytics Exploratroy Colaboratory Airflow ※一部チームのみ利用
  11. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 背景 •

    保守業務の難しさ ◦ スケジュールクエリ、バッチクエリ、アドホッククエリなどのSQLが散在していた。 ◦ テーブル間の依存関係が追えないため、ロジック変更の補足が困難だった。 • 継続的な改善 ◦ 上記保守業務の難しさから、新規開発のスピード低下が懸念された。 ◦ 新規参入者向けのナレッジシェアが難しい。 Dataform 導入の背景 13
  12. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata Dataform 導入で得られたこと

    14 Dataform • Dataformのディレクトリと BQのdataset / table 構 造を統一した。 • dev 環境を用意し、prodと devの分離した。 • デフォルトをdevにし、CI/CD で環境変数を渡す。 実装 • テーブル内容、及びカラムレベ ルでの概要を記述した。 • データリネージ機能で依存関 係を調査できるようにした。 ガバナンス • Assertionクエリによるテー ブルのヘルスチェックが可能に なった。 品質
  13. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata Dataform をより活用するための課題

    15 Dataform • 既存クエリの書き換えに注力 したため、ガバナンス、品質向 上はこれから。 実装 • sqlxファイルにドキュメントを 書き込むので、ファイルが冗長 になる。 • 抽象度が高い内容や細かい定 義まで書けていない。 ガバナンス • Assertionクエリの充足率が 低い。 品質
  14. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 背景 •

    管理しているデータ資産(データマート)の把握 ◦ 属人的なデータマート開発が進んでおり、特定ロジックはチーム内で共通認識として シェアされていない。 • 新規参入者へのオンボーディング ◦ ドメイン知識とテーブル知識の装着が狙い。 ◦ ソースコードを見るよりも理解しやすい形にしたい。 Data Catalog 導入の背景 17
  15. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 2種類のメタデータ 18

    引用) スタディサプリでのBigQuery移管と実践的活用術 https://speakerdeck.com/recruitengineers/meetup-kittaka?slide=29
  16. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata Data Catalogをより活用するための課題

    19 ツール連携 品質情報 Data Catalog Dataform SQLでの データマート 開発 開発とは 別のプロセスで 登録する 連携できない Data Catalog 各テーブルの Assertion 情報 (要件、結果など)
  17. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 背景 LookerとTableauをそれぞれステークホルダーに合わせて使い分けている。

    • 営業チーム:Tableau ◦ クライアント先へのレポーティングもあり、デザイン要件があった。 • プロダクト開発チーム:Looker ◦ ビジネスドメインを複数持っているため、一元管理した開発が行いやすい。 課題 • どちらも同じプロダクトに関わっているため、見ている指標が同じケースが多かった。 • 独立して実装が行われており、指標管理などのガバナンスが効いていない。 Looker と Tableau 、複数BIを併用している状況 21
  18. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata 【将来】Lookerを使ってメトリクスの一元管理 24

    営業 プロダクト DWH 共通 データ マート Raw BigQuery LookML LookML Looker
  19. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata まとめ 26

    BigQuery Looker Tableau Data Catalog Orchestration Storage Governance BI Analytics Exploratroy Colaboratory Airflow Dataform Processing ※一部チームのみ利用
  20. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata Lookerをメトリックレ イヤーと認識し、後続の

    BIへのハブとなるアー キテクチャを設計する。 27 Datafrom Data Catalog Looker×Tableau 取り組み・効果 次の課題 抽象度の高いドキュメ ントやAssertionのカ バー率を上げる。 ドキュメント生成、 GitHub連携、 Assertion実装など、 開発プロセスの管理や 品質担保の効率化がで きるようになった。 2種類のメタデータを 使い分けることで、 テーブル管理やテーブ ルナレッジなど現場の 作業効率に繋がった。 Transformツールと の連携、 品質チェック内容もメタ データ化。 Tableauに接続するこ とで、よりメトリクス管 理を進める。 まとめ
  21. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata まとめ 28

    • Transformationツールによって、生産性を大きく上げる。 • データガバナンスを強化することで、当たり前品質を維持する。 • 各データスタック間の連携を積極的に行っていきたい。
  22. © Recruit Co., Ltd. All Rights Reserved #recruitdata これらの課題に一緒に取り組んで頂ける アナリティクスエンジニア

    を募集しています!!! (まずはカジュアルな意見交換からでも) 29 最後に... 講演資料などのハッシュタグ #recruitdata イベント終了後にアンケートのご案内もあ りますので、是非ご回答をお願いします!