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2024-02-07 ソフトウェアエンジニアリングの枠を超えて:テックブログ運営で見つけた自分...
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RevComm_inc
February 13, 2024
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54
2024-02-07 ソフトウェアエンジニアリングの枠を超えて:テックブログ運営で見つけた自分の役割(DevRel/Tokyo #89 〜テックブログ運営〜)
DevRel/Tokyo #89 〜テックブログ運営〜 での発表資料です。
https://devrel.connpass.com/event/307992/
RevComm_inc
February 13, 2024
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Transcript
Copyright © RevComm Inc. DevRel/Tokyo #89 〜テックブログ運営〜 ソフトウェアエンジニアリングの枠を超えて: テックブログ運営で見つけた自分の役割 加藤
集平 (株式会社RevComm シニアリサーチエンジニア) 2024-02-07
Copyright © RevComm Inc. 2 加藤 集平(かとう しゅうへい) 総合研究大学院大学 複合科学研究科
情報学専攻 博士後期 課程修了。博士(情報学)。 職種 リサーチエンジニア(リサーチャー) 普段の業務 音声合成を中心とした音声処理の研究開発 RevComm歴 2019年11月〜(4年あまり) テックブログ運営歴 2022年7月〜(1年半あまり) X LinkedIn
Copyright © RevComm Inc. 3
Copyright © RevComm Inc. 4 株式会社RevComm 従業員数 263名(パート・インターン含む) うちフルタイムのエンジニア 4割程度
うちリサーチエンジニア 21人(リサーチャー10人・エンジニア8人・マネージャー3人)
Copyright © RevComm Inc. 5 ソフトウェアエンジニアリングの枠を超えて: テックブログ運営で見つけた自分の役割
Copyright © RevComm Inc. 6 テックブログ運営チーム加入当初の私 (2022年7月) 非ソフトウェアエンジニア (コーディングはさほど得意でない) テックブログを読む習慣はなかった
(そもそも存在を知らなかった)
Copyright © RevComm Inc. 7 私がいてどうなった?(2024年2月) リサーチ系の記事がPVを稼いでいる! (35%のPVを20%の記事で稼いでいる) リサーチのほうがやや活発に記事を出している! (1人あたり0.8本
vs. 0.7本)
Copyright © RevComm Inc. 8 RevComm Tech Blog 開設 2022年2月(2年前)
記事数 100(うち純粋なテック・リサーチ系は83) 1か月の総PV (Users) 5,000ぐらい 運営チーム 4名(入れ替わりがありつつ常に3〜4名)
Copyright © RevComm Inc. 9 2020 12 2021 9 2022
2 7 8 11 12 2023 3 12 2024 2 アドベント カレンダー (初) テックブログ 開設検討開始 テックブログ 開設&初記事 リサーチ系 初記事 私、運営チームに 加入 私、初記事 Whisperの記事 →大ヒット アドベント カレンダー (2回目) YOLOv8の記事 →大ヒット アドベント カレンダー (3回目)
Copyright © RevComm Inc. 10 テックブログ運営チームに どうして加入した? 背景: ブログ記事執筆の依頼が来ていた (リサーチ系で2件)
① リサーチとブログチームの橋渡しをしたかった (リサーチグループのメンバーがいなかった) ② 校正ならすぐに役に立てると思った (校正は得意だった)
Copyright © RevComm Inc. 11 テックブログ運営チームで 私は今何をしているか? ① 一通りの運営業務 ②
リサーチ系の記事を中心に編集を担当 ③ リサーチグループとブログ運営チームの橋渡し ④ 時間があれば専門外の記事も校正(誰よりも速い)
Copyright © RevComm Inc. 12 私がいてどうなった?(2024年2月) リサーチ系の記事がPVを稼いでいる! (35%のPVを20%の記事で稼いでいる) リサーチのほうがやや活発に記事を出している! (1人あたり0.8本
vs. 0.7本)
Copyright © RevComm Inc. 13 リサーチ系の記事から2本が大ヒットした 物体検出モデルYOLOv8の紹介: 動作手順や過去のバージョンとの比較 (36 Users/日
→ 全記事中1位) Whisperの音声認識精度および認識速度の検証 (7 Users/日 → 全記事中3位)
Copyright © RevComm Inc. 14 どちらも執筆のキッカケは私ではないが… YOLOv8の記事 → 輪読会で取り上げたものの記事化 Whisperの記事
→ インターンが行った調査を記事化
Copyright © RevComm Inc. 15 私が運営チームにいてよかったのは ① リサーチグループ内における「このネタ、ブログ 記事にしようぜ」の雰囲気作りに一役買っている
② ソフトウェアエンジニアリングとは全く専門性の 異なるリサーチ系の記事の編集担当者として しっかり動けている
Copyright © RevComm Inc. 16 編集担当者の仕事 ① 執筆者とのやりとり全般 ② スケジュール管理
③ 執筆の支援(必要があれば) ④ 記事のレビュー
Copyright © RevComm Inc. 17 私が運営チームにいてよかったのは ① リサーチグループ内における「このネタ、ブログ 記事にしようぜ」の雰囲気作りに一役買っている
② ソフトウェアエンジニアリングとは全く専門性の 異なるリサーチ系の記事の編集担当者として しっかり動けている → リサーチ系の記事を継続的に出版する原動力の 一つとなった
Copyright © RevComm Inc. 18 今日の結論 ① 異質な人材でも、役に立つことがある ② 雰囲気作りと橋渡しは大事
Copyright © RevComm Inc. 19 今後の課題 大ヒット記事を戦略的に生み出せるか? (今までは成り行きに任せていたが…) 私がいなくなっても大丈夫な仕組みと文化づくり (仕組みはなかなか難しい。雰囲気作りに励む)