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低レイヤ、ちょっと分かった気がするという話.pdf

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October 30, 2026

 低レイヤ、ちょっと分かった気がするという話.pdf

Iwaken Lab.の「にー兄さんゼミ26」に参加し、「Rectorとは○○である」というキーワードを軸に、VJソフト、フレームワーク、そしてMITライセンスをはじめとするオープンソースライセンスについて対話を重ねました。 ゼミでの議論を通じて、単なるツールの使い方にとどまらず、ランタイム(MonoとIL2CPPの違い)やコンパイラ、通信プロトコル(TCP/IPモデル)といったコンピュータサイエンスの低レイヤや、ソフトウェアの根本的な仕組みへの理解を深めていくプロセスをまとめています。
発表イベント:Iwaken Lab. ゼミ発表会 #1
発表時期:2026年10月30日

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Title:I Think I Finally Get Low-Level Programming (A Little Bit)
Description:
A look back at participating in Iwaken Lab's "Ni-ni-san Seminar '26," where we explored the fundamental structure of software through the keyword "What is Rector?", discussing VJ software, frameworks, and open-source licenses like MIT. Rather than just learning how to use tools, the discussions in this seminar opened up a deeper understanding of computer science concepts—such as runtimes (the difference between Mono and IL2CPP), compilers, and network protocols (the TCP/IP model)—and how software works beneath the surface.
Event: Iwaken Lab. Seminar Presentations #1
Date: October 30, 2026

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October 30, 2026

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Transcript

  1. Iwaken Lab. Seminar Presentations #1 さきやま 2026-10-30 VJ VJ /

    測量会社勤務 3D都市モデル「PLATEAU」を中心に、地理空間データの整備 からユースケースの企画・開発を行う。 World Jockeyの体験会をたくらみ中。 X: @sakiyama_VRC Instagram: @sakiyama_info Portfolio: https://sakiyama-info.notion.site Live VJ / Performance 2025.03 Iwaken Lab. Performer Fes @横浜 2025.06 INFINITY @VRC 2025.06 INTERNET FLOATING @VRC 2025.07 DoomBox @横浜 2025.08 EXCEED×INFINITY @VRC 2025.08 Remember Future Tea Party vol.5 @VRC 2025.10 draw(tokyo);#3|#function_draw @clubasia 2025.10 INTERNET FLOATING @VRC 2026.03 グループ展 中庭 オープニングイベント 2026.08 Strawberry Rush @PUBLICPUBLIC 主な最近の作品(左:グループ展中庭 主催、右:PLATEAU×Rector) 3
  2. Iwaken Lab. Seminar Presentations #1 2026-10-30 参加ゼミ① キックオフ ・日時:8月17日(月) 20:00〜22:00

    ・場所:アクセアカフェ 渋谷店、マクドナルド 渋谷サクラステージ店 ・食事内容:ナッツ、フィレオフィッシュ ・内容: ・それぞれがやりたいこと、取り組みたい テーマを持ち寄る ・アイデアやテーマをFigmaに整理する 5
  3. Iwaken Lab. Seminar Presentations #1 2026-10-30 参加ゼミ② さきやま会 ・日時:9月5日(土) 11:00〜13:30

    ・場所:Taco Bell 中目黒店 ・食事内容:タコス ・内容:「Rectorはフレームワークである」と いう言葉から、フレームワークとしての Rectorを知る 「Rectorはフレームワークである」というshivaduke さんの一文からフレームワークとしてのRectorについ て知るをテーマにフレームワークとは何か、ライブラ リやSDK、プラグイン・アドインとは何かについて考 え身近なライブラリの例であるuOSCや包括概念であ る.NETについて深掘り、さらにアセンブリやコンパイ ラ、ランタイムについて考え、脇道にそれて「通信ラ イブラリを実装する」とはどういうことなのかを知る ためにTCP/IPモデルの深掘りや「情報の通信」の一般 化などを行いました -にー兄さんゼミ_つぶやきの標準出力より 6
  4. Iwaken Lab. Seminar Presentations #1 2026-10-30 参加ゼミ③ 土鍋・さきやま会 イワケンさんも合流 ・日時:10月10日(土)

    19:00〜 22:00頃 ・場所:(tefu) lounge下北沢、シモキタ CRAFT BEER FEST 食事内容:コーヒー、チーズケーキ、海鮮焼 きそば、ビール、カレー ・内容:データの探索からプログラミング言 語の実行環境、並行・並列処理まで 本日のにー兄さんゼミは データベースとデータの探 索アルゴリズム、DBMSの存在意義、二分探索の3Dデー タへの活用手法とそれらの比較、 アルゴリズムの実 質におけるRustの優位性、プログラミング言語ごとに 見る実行環境の比較、LLVMとRust、Burstコンパイ ラ、最後に並行・並列処理の概要と実装について2時 間半にわたり議論しました -にー兄さんゼミ_つぶやきの標準出力より 7
  5. Iwaken Lab. Seminar Presentations #1 2026-10-30 「Rector とは VJソフト である。」

    Unityプロジェクトとして構築されたリアルタイム VJソフト ・ジェネラティブ映像のパラメーターやカメラワー クをリアルタイムに制御する ・コード入力の代わりに、ゲームパッドでノードを 接続して映像を制御する ・観客に操作UIを公開し、映像が構築されるプロ セスを共有する 2025年3月22日のdraw(tokyo);#2 にて公開 「Rector v1.0.0 機能紹介」より 9
  6. Iwaken Lab. Seminar Presentations #1 2026-10-30 「Rector とは フレームワーク である。」

    フレームワークとはプログラマーの作業を規定するもの。 ライブラリとは違い、既存のVJプロジェクトに追加するものではない。 (※ライブラリは、主語がプログラマーであり、プログラマーの作業を拡張するもの、対し てフレームワークは、主語がフレームワークである。) フレームワークとして「開発者の行動を絞るもの」なので、「Rector上でパーティクルや背 景を追加する」とかができるという理解。 (対話の中で至った結論なので、支離滅裂) 10
  7. Iwaken Lab. Seminar Presentations #1 2026-10-30 そこに行きつくまでの対話 フレームワークとは何か。ライブラリやSDK、プラグイン・アドインとの違いは何か。 ライブラリの例である「uOSC」(OSCのプロトコルに則り通信を行えるようにするもの。か つUnity上でどこに何を入れればいいかを定義してくれている)や、包括概念である.NET

    について深掘り。 ・「.NET」は言語でもあり、SDKでもあり、runtimeでもありimplでもある(?) (※SDKに含まれるもの:API、ライブラリ、サンプルコード、ドキュメント) ・コンパイルとビルド。中間表現(IL)とはruntime(実行者)が実行するための言語。 ・「Mono」はruntime(実行者)。例:Unityでコードを書いた後にコンパイルが走る際は 「C#→IL」へ変換され、Monoがplayできる状態になっている。 ・「C++」はOSが直接実行できる言語でruntimeがいらない。Monoは一度Monoが実行す るためパフォーマンスが下がる。だから現在はUnity独自の変換処理である「IL2CPP」が 標準になっている。 (メモ:specは仕様、runtimeは実行者) 11
  8. Iwaken Lab. Seminar Presentations #1 2026-10-30 さらに脱線 ・こうやって今会話しているけど、これも通信だよね ・僕らが会話できるのはなんでだろうね →暗黙的に「声を出して耳で聞く」「目線や表情がある」「対面で話す」「日本語で話す」こ

    とを合意しているから ・ではウェブサイトを見るときの通信は何を合意してるんだろうかね →TCP/IPモデル(情報通信のプロトコルの一つ)の深掘りや「情報の通信」の一般化へ。 TCPには「3ウェイ・ハンドシェイク」がある(対してUDPは送り続けるよね)。 12
  9. Iwaken Lab. Seminar Presentations #1 2026-10-30 「Rector とは MITライセンス である。」

    MITライセンスとは、ソフトウェアの「無保証」と「著作権表示」のみを条件とし、再配布や 改変、商用利用を許可するものである。 Rectorを使って構築したシステムをクローズドな現場で利用したり、商用利用したりする 際の障壁をなくすために、MITライセンスを選択している。 13
  10. Iwaken Lab. Seminar Presentations #1 2026-10-30 そこにいくつまでの対話 OSSとは何か。パブリックドメインと、オープンソースとしての「ライセンス(利用許諾)」の 違いは何か。 ・「著作権(Copyright)」は本来は著作者が独占する権利だが、それを「こういう条件を守

    れば自由に使っていいよ」と法的に宣言・許諾するのがライセンス。 ・「GPL」はコピーレフト(感染性)がある。GPLのコードを組み込んで作ったソフトウェア も、同じGPLで公開しなければならない。VJ現場などでのクローズドな場所で使えない。 ・「MIT」は、著作権表示と「無保証(AS IS:自己責任)」の明記のみを条件とする。派生物 のソースコード公開義務はなく、商用利用も自由。 ・「Apache 2.0」は、MITの条件に加えて「特許権の許諾」や「変更内容の明記」といった条 項が含まれる。企業が特許訴訟から身を守る目的などで使われることが多く、厳密な権 利処理が必要な場合はApacheが選ばれる。(特許権が絡むような複雑な要件がないの であれば、成果物の自由度という点ではMITでもApacheでも実質的な違いは少なく、どち らを選んでも問題はない)らしい。 時間の都合上、法律の話や罰則等についてはここでは言及しません。 14
  11. Iwaken Lab. Seminar Presentations #1 2026-10-30 所感 ・低レイヤの話は、一つひとつの概念を理解すると、ほかの技術にも応用しやすい ・コンパイラ、ランタイム、通信、探索、並行・並列処理などは、別々の話に見えてつな がっているっぽい

    ・ライセンスについても少し深ぼってみたが、奥は深い。一人で踏み込むにはけっこうし んどい ・Rectorを深掘りしたことが、ソフトウェア全体の仕組みを考えるきっかけになった ・完全に理解できたわけではないが、以前より仕組みやパフォーマンスを意識して技術 を見られるようになった 15