■「ステークホルダー資本主義」はコロナ渦中の企業を支えたか
ステークホルダーとの信頼関係に重点をおいた「ステークホルダー資本主義」が関心を高めているが、それが企業にもたらす恩恵について実証的に示されてはいない。本稿では、企業のステークホルダーからの評価と、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う株価下落との関連性を分析した。その結果、ステークホルダー評価が高かった企業は、コロナウイルス・ショック時のリターンが高いことが示された。この結果は、企業のステークホルダー資本が、コロナ禍における株価下落の緩衝作用を果たしたことを示唆している。
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