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エンジニア的アプリデザイン思考法

 エンジニア的アプリデザイン思考法

2018/4/20
Kyoto.LT 第20回 「エンジニアによるデザイン」

HiroYUKI Seto

April 20, 2018
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Transcript

  1. 自己紹介 • 瀬戸優之 Seto HiroYUKI @seto_hi • Androidエンジニア & アプリデザイン

    • 株式会社ノハナ ◦ 一組でも多くの家族に笑顔を届ける ◦ 絶賛採用中(東京勤務) • Material Design大好き • 好きなAPIはCanvas#saveとViewGroup#layout
  2. 参考データ • 素のAndroidの設定画面 ◦ 新しいOSが正 • Googleのアプリ ◦ たまに奇抜 •

    Material Designのガイドライン ◦ シンプルなので色づけしやすい • 各社のアプリはほどほどに ◦ 各社なりの思考や事情があるため
  3. 要素を絞る • やりたいことを詰め込むと機能が増えがち • 要素が多いとユーザーが迷子になる • 必要なものだけ表示する • そこまで必要でないものの扱い ◦

    デフォルトを変えることで不要になる? ◦ 隠す ▪ ActionMenu, BottomSheet ▪ ×操作手順が増える ◦ 要素を消す際はデータを見て慎重に!
  4. 強弱をつける • 色 • 重要なものはAccentColorにする ◦ Primary : Base :

    Accent = 2 : 7 : 1 ◦ AccentColorは各画面で1つくらいで十分 • コントラストをしっかりと取る ◦ ガイドラインに従う
  5. 重要なこと •  開発側が重要だと思うこと •  ユーザーがやりたいこと • ユーザーの行動はねじ曲げられない ◦ 不評を買うだけ ◦

    ユーザーの思考までねじ曲げてはいけない • ユーザーのやりたいことで メインの動線を作る
  6. やらない方がいいこと • 説明やチュートリアルを大量につける ◦ 要素が多すぎて逆にユーザーが迷子になる ◦ すべてに説明がアプリは僅か ◦ 画面の流れや構成が間違っている? •

    過度な自動化 ◦ 自己帰属感がない自動化はしない ◦ 勝手に進むと理解ができない ▪ 「何もしてないのにバグる」 ◦ ユーザーが何も学べない
  7. 更によくするために • 良いUIに触れる ◦ 何が良いUIかを知る ◦ 知らない知識は出てこない • エモいUIを目指す ◦

    芸術方面に手を出してみる ◦ 気持ちの動かし方を知る ▪ GooglePlay→多彩な色でわくわく感 ▪ Gmail→シンプルな色でタスクに集中
  8. 更によくするために • アプリ全体を俯瞰してバランス調節 ◦ 色合い、UI、アニメーション ◦ 1画面で最適化しないほうがよいこともある • 触る、触る、触る、触る、触る、触る、触る、触る... ◦

    開発者が気になるところはユーザーも気になる ◦ 微調整してすぐ試せるのはエンジニアの特権 ◦ 理論よりも使い勝手 ▪ 使い勝手の裏にある理論を学ぶ