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これまでに出会ったEMから学んだエンジニアリングマネージャーの仕事がレベルアップした3つの視点...

shinden
February 27, 2025
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これまでに出会ったEMから学んだエンジニアリングマネージャーの仕事がレベルアップした3つの視点 - EMConf2025 / levelup my em work three perspectives- EMConf2025

EMConf 2025で発表した資料になります
https://2025.emconf.jp/

shinden

February 27, 2025
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Transcript

  1. My History 2001 アドテクノロジー 広告配信システム Engineer 開発責任者、技術責任者 子会社CTO 2014 スマートフォン決済

    Engineering Manager Technical Program Manager 2018 薬局向けSaaS スタートアップ 開発ディレクター Engineering Manager 2020 2024 複数の顧客先で システム開発 Engineer TechLead ブロックチェーンを 実社会に適応する スタートアップ Engineering Manager Profile EMの仕事がレベルUPした3つの視点 CyberAgent Kakehashi Small SIers Merpay Datachain 7 now student
  2. My History 2001 2014 2018 2020 2024 Profile EMの仕事がレベルUPした3つの視点 CyberAgent

    Kakehashi Small SIers Merpay Datachain 8 now student SIer メガベンチャー スタートアップ エンジニア エンジニアリングマネージャー
  3. ムダなコストに なりやすい コモディティ化さ れた領域は 差別化しづらい 学びのためなら 良いときもある オレオレフレームワークの厳しさ 学習時間を投入しても 他の場所で使えない

    新しい機能追加のコスト 未知のバグ 結果、負債化しやすい 他で使われていない差別化され たものであれば価値がある 多くのWeb系の取り組みは コモディティ化しているため 差別化した価値になりにくい 実践ではなく、学びを優先する のであれば有用である オレオレフレームワークの 全てのケースを否定するもので はない 3つの例題 - 01 EMの仕事がレベルUPした3つの視点 18
  4. 最低限の動作に問題がないこと が基準とされ、「今後の障害が起 きにくくすること」に工数を掛ける ことが難しい バグ対処の 後手の対応による コスト増大 開発時間の減少 による機能開発 スピードの低下

    根本原因の 解消の難しさ 要求仕様を1の場合 設計段階 5倍 結合テスト 10倍 βテスト 15倍 リリース時 30倍 の工数が掛かる ※IBMの資料から参照 頻繁に発生する障害対応の辛さ バグが発生すると障害対応のた めの大きな時間を取られる バグの調査、データの復旧、復 旧コミュニケーション設計 本来的には不要な開発工数が 消費される 3つの例題 - 02 EMの仕事がレベルUPした3つの視点 20 ※ Minimizing code defects to improve software quality and lower development costs.  https://public.dhe.ibm.com/software/rational/info/do-more/RAW14109USEN.pdf
  5. アーキテクチャパ ターンやツールを 活用する 頻繁に発生する障害対応に対応する 理想とする 内部構造を 定義する (変更容易性など ) 3つの例題

    - 02 EMの仕事がレベルUPした3つの視点 21 障害が起きてから対応するのではなく システムの理想状態を 描いた上で実装する
  6. オレオレフレームワークに対応する 3つの例題 - 01 EMの仕事がレベルUPした3つの視点 32 マネジメントの 体系的な知識を学ぶ 技術の 体系的な知識を学ぶ

    技術での学び マネジメントへの活用 活かす より良いシステムを作るため フレームワーク、ライブラリ、デザ インパターン、 ベストプラクティスなどを 学んだ マネジメントでも体系的な 知識があることを知った マネジメントには色々な種類と先 人の深い知識がある
  7. 頻繁に発生する障害対応に対応する 3つの例題 - 02 EMの仕事がレベルUPした3つの視点 37 理想チーム状態を描いて 進むアプローチ 内部品質を担保する 理想の構造を想定して作る

    技術での学び マネジメントへの活用 活かす 事業の目標や誰かからの依頼に 反応的に対処していた どんなチームにしたいのか 構造や文化を先に考える より良いシステムを作るため 内部品質の高めるための内部構 造の設計やCI/CDの仕組みづく り、レビュー文化などの取り組み を行った
  8. 頻繁に発生する障害対応に対応する 3つの例題 - 02 EMの仕事がレベルUPした3つの視点 38 カケハシで笹尾さんや小田中さんとの出会い、 理想を掲げることの大事さを知った 人が交わった時に妥協のアイデア になるのではなく

    2つの知識と価値を実現する価値を紡ぎ出す アウフヘーベンにつながる考えを生む 画像は「スプリントゴールにチームの状態も 設定する背景とその効果」の資料より抜粋 https://speakerdeck.com/kakehashi/team-state-in-sprint-goals-why-and-impact
  9. 頻繁に発生する障害対応に対応する 3つの例題 - 02 EMの仕事がレベルUPした3つの視点 41 上手く打ち返せるようになって満足していた つまり、発生型課題の対処で終わっていた レベルアップしたマネージャは設定型課題でチームを導く 設定型課題

    チームの理想状態はどんな状態か システムがどうなると嬉しいか みんなが楽しく働くには 発生型課題 やって欲しいといわれたこと 自分ができそうなことからやる 今起きている課題から考える
  10. 作ったものが使われないことに対応する 3つの例題 - 03 EMの仕事がレベルUPした3つの視点 43 "チーム"が実現する 価値を理解する "システム"が実現する 価値を理解する

    良いシステムとは何か 何の価値を実現するためか 理解することで、最小のシステ ムで最大の効果を作る チームは単純なリソースでは ない。ケイパビリティだ チームを越えた大きな課題を 解決し、価値を発揮することを 推進する 技術での学び マネジメントへの活用 活かす
  11. チームが実現する価値を理解する 3つの例題 - 03 EMの仕事がレベルUPした3つの視点 45 カケハシの上司の海老原さんとの出会い、何のためにシステムを 作っているのかを常に見て発信する様子を体験した 「ミッションの提示と “決めかたの決めかた

    ”を定めるメタ視点でのディレクション」を示し、 ボ トムアップでの価値の実現を信じていた システムの作り方ではなく、売上ではなく、 システムを利用するユーザーがどのような価値を得るのか どのような世界を実現したいのかを考えることを常に提起
  12. チームが実現する価値を理解する 3つの例題 - 03 EMの仕事がレベルUPした3つの視点 46 開発生産性 Lv1 - output

    開発生産性 Lv2 - outcome 開発生産性 Lv3 - impact 開発生産性にはレベルがある アウトプット量だけではなく、価値の生産性を高める ことを目指す 必要がある
  13. 実践に向き合う 手法を学ぶ 状況にあわせて 活用する Howをレベルアップする 3つを更にレベルアップする EMの仕事がレベルUPした3つの視点 58 LVアップ LVアップ

    マネージャとして 現場に向き合う 新たな役割を知る 先人の力を活用し 最大限の効果を作り出 す知識を得る 手法に振り回されず、 課題に合わせた知識 の活用をする
  14. 課題に対処する 理想を描く 実現する中間点 の道を示す Whatをレベルアップする 理想の状態を定義して 在るべき価値を目指す 設定型課題の アプローチ 次々に発生する

    課題に対処する 発生型課題の アプローチ 課題と理想をステップ で繋いで示す 今やるべきことに フォーカスする状態を 作る EMの仕事がレベルUPした3つの視点 61 LVアップ LVアップ 3つを更にレベルアップする
  15. システムを実現す る チームの価値を 実現する チームを超えた 持続可能な仕組み を実現する Whyをレベルアップする システムを実現する力 を身につける

    アウトプット量を 増やす システムの実現の 得られる価値を 最大化する アウトカムの最大化 EMの仕事がレベルUPした3つの視点 64 LVアップ LVアップ 3つを更にレベルアップする 価値の発揮が持続 可能な状態を作る 価値を発揮する土台と なる循環を最大化
  16. 新たな学びを得る実践のために 今の自分ではできないことが存在する 挑戦がある環境に身を置く 2001 2014 2018 2020 2024 My Profile

    EMの仕事がレベルUPした3つの視点 CyberAgent Kakehashi Small SIers Merpay Datachain 79 now student 一歩一歩着実 な実践 事業会社での 開発責任者 複数チーム 立ち上げ 複雑なドメインス タートアップ 世界ターゲット複 数事業立ち上げ 自分のできる範 囲の技術 秒間10万 リクエスト 100人超の エンジニアと マ イクロサービス レガシーデータと 個人データ とAI技術 ブロックチェーン と 実社会への 適応
  17. This is where you section ends. Duplicate this set of

    slides as many times you need to go over all your sections. 学び → 実践 → 交流 → 学び → 実践 → 発信 → 交流 → 学び → 実践 の 大きくなったループで学びを広げながら深化する どう学んでいくか? EMの仕事がレベルUPした3つの視点 85 体系的な 学び 実践による 気づき 経験的な 学び 発信での 気づき 交流で 他者の知識を 得る 交流で 知識を深化 する
  18. EMレベルアップの3つのまとめ EMの仕事がレベルUPした3つの視点 - 個人・経験 - 技術の学び方を マネジメントの学び方へ活用しよう - 会社・日常・仕事 -

    マネジメントも挑戦することで もっとレベルアップできる - コミュニティ・会社の外の世界 - 学びの循環の中に入ろう 88
  19. 今の自分では出来ていない 新たな気づきを得るために 知識の刺激がある環境に身を置く 2018 2019 2023 2023 2025 My EM

    Community History EMの仕事がレベルUPした3つの視点 EMFM EM Oasis Engineering Manager Meetup EMゆる ミートアップ EMConf 97 now student vol.5 参加 今ここ #2 参加 Podcastを 聞き始める #4 参加
  20. EMFM 全話聞いてます! https://creators.spotify.com/pod/show/em-fm EM Meetup 第2回から参加 https://engineering-manager-meetup.connpass.com/ EM Oasis パウリさんにお世話になってます

    https://emoasis.connpass.com/ EMゆるMeetup ゆるく参加してます https://em-yuru-meetup.connpass.com/ And EMConf2025!このような登壇の機会をありがとうございます お世話になった EMコミュニティ EMの仕事がレベルUPした3つの視点 98