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スクラムの窓から眺めてみた エンジニアリングマネジメント / em-meetup#10 scrum with em

shinden
April 24, 2022

スクラムの窓から眺めてみた エンジニアリングマネジメント / em-meetup#10 scrum with em

スクラムの考え方を元に、EMで日々やっている動き方を整理してみました。

LTで発表した内容のため軽いので、スクラムやっていますという人もスクラムこれからやりたいという人もサッと見てもらえると良いかと思います!

■ スクラム 今日の話の 3-5-5

■ 3本の柱
透明化
検査
適応
■ 5つの価値基準
確約(commitment)
勇気(courage)
集中(focus)
公開(openness)
尊敬(respect)
■ 5つのイベント
スプリント
スプリントプランニング
デイリースクラム
スプリントレビュー
スプリントレトロスペクティブ

🔎 カケハシ 採用サイト
https://recruit.kakehashi.life/
応募頂くとカジュアル面談からお話します。

■ meety
ざっくばらんに話したい方はコチラ
https://meety.net/matches/TbmasQZCarKt

shinden

April 24, 2022
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Transcript

  1. スクラムの窓から眺めてみた
    エンジニアリングマネジメント (LT)
    - em meetup #10 2022/4/27 -
    shinden tomohiro

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  2. ・スクラムうまく導入する
    ・スクラムを少し深く考える
    きっかけになったらいいな

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  3. ■ 現職
    株式会社カケハシ
    スクラムマスター 兼 開発ディレクター
    ■ 過去経歴
    メルペイ
    エンジニアリングマネージャ
    サイバーエージェント
    開発責任者 / 技術責任者 / 子会社CTO
    中小SIer数社経験
    エンジニア・リードエンジニア
    最近仕事でやっていること
    ● 開発組織づくり
    ● 開発メンバーの採用活動
    ● 技術広報
    ● 開発組織戦略設計
    趣味
    ● 漫画・アニメ・ゲーム
    ● 映画・Netflix・たくさん寝る

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  4. アジャイル開発してますか?
    スクラムしてますか?

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  5. スクラム の3-5-3
    3つの役割
    5つのイベント
    3つの作成物
    3つの役割
    ● プロダクトオーナー
    ● スクラムマスター
    ● チーム
    5つのイベント
    ● スプリント
    ● スプリントプランニング
    ● デイリースクラム
    ● スプリントレビュー
    ● スプリントレトロスペクティブ
    3つの作成物
    ● プロダクトバックログ
    ● スプリントバックログ
    ● インクリメント

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  6. 3本の柱
    ● 透明化
    ● 検査
    ● 適応
    5つの価値基準
    ● 確約(commitment)
    ● 勇気(courage)
    ● 集中(focus)
    ● 公開(openness)
    ● 尊敬(respect)
    5つのイベント
    ● スプリント
    ● スプリントプランニング
    ● デイリースクラム
    ● スプリントレビュー
    ● スプリントレトロスペクティブ
    スクラム
    今日の話の 3-5-5
    3本の柱
    5つの価値基準
    5つのイベント

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  7. 3本の柱
    ● 透明化
    ● 検査
    ● 適応
    5つの価値基準
    ● 確約(commitment)
    ● 勇気(courage)
    ● 集中(focus)
    ● 公開(openness)
    ● 尊敬(respect)
    5つのイベント
    ● スプリント
    ● スプリントプランニング
    ● デイリースクラム
    ● スプリントレビュー
    ● スプリントレトロスペクティブ
    今日のテーマ
    EMの動きを
    スクラムの切り口から
    眺めてみます!

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  8. スクラムの3本の柱
    透明化・検査・適応
    から
    エンジニアリングマネジメントを眺めてみる

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  9. 3本の柱 スクラムガイド2020より抜粋
    透明性
    透明性によって検査が可能になる。透明性のない検査は、誤解を招き、ムダなものである。
    検査
    検査によって適応が可能になる。適応のない検査は意味がないとされる。スクラムのイベント
    は、変化を引き起こすように設計されている。
    適応
    逸脱を最小限に抑えるため、できるだけ早く調整しなければならない。
    スクラムチームは検査によって新しいことを学んだ瞬間に適応することが期待されている。

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  10. 3本の柱 スクラムガイド2020より
    常に変化する事象に対して、さまざまな仕掛けを用意することで
    より良いチームやより良いアプローチが出来るようにする観点
    透明化
    常に変化する
    事象 検査
    適応

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  11. 3本の柱 スクラムガイド2020より
    新しいことにチャレンジしたら失敗があるのが当たり前
    そこから学びを得て次に活かすことが真髄
    Nice
    Try!
    学び
    学びほぐし
    変化へ対応
    するための実験

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  12. 3本の柱 スクラムガイド2020より
    常に変化する事象に対して、さまざまな仕掛けを用意することで
    より良いチームやより良いアプローチが出来るようにする観点
    変化し続ける人に対しても
    同じでは?

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  13. 透明性
    → みんなの視点を揃える
    ● 課題を明確にする
    ● 事業価値優先順から開発優先順変換
    ● 技術的負債と短期と長期の価値のトレードオフの理解浸透
    ● 開発時間とバグ時間の比率の見える化
    ● バーンダウンチャートによるプロジェクト進捗確認
    ● 運用タスクで掛かっている時間の見える化
    ● 経営からのメッセージを開発メンバーへ翻訳・通訳
    3本の柱 をエンジニアリングマネジメントで使っていたこと

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  14. 3本の柱 をエンジニアリングマネジメントで使っていたこと
    検査
    → みんなの異変を捉える
    ● 1on1
    ● ファイブフィンガー
    ● employee survey
    ● ニコニコカレンダー
    ● 4キーメトリクス
    ● SLO・SLI
    ● 飲みに誘う🍺

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  15. 適応
    → みんなの変化を促し、より良いを作る
    ● よりよい方法を引き出す
    ● 適材適所・個人特性を理解
    ● 属人性の排除
    ● さらなる開発者体験
    ● 開発者の福利厚生・自由なPCスペック・集中出来る時間
    ● ペアプログラミング・モブプログラミング
    ● キャリアアドバイス
    3本の柱 をエンジニアリングマネジメントで使っていたこと

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  16. スクラムの5つの価値基準
    確約(commitment)・勇気(courage)
    集中(focus)・公開(openness)・尊敬(respect)
    から
    エンジニアリングマネジメントを眺めてみる

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  17. 5つの価値基準 スクラムガイド2020より抜粋
    スクラムが成功するかどうかは、次の 5 つの価値基準を実践できるかどうかにかかっている。
    確約(Commitment)、集中(Focus)、公開(Openness)、尊敬(Respect)、勇気(Courage)
    ゴールを達成し、お互いにサポートすることを確約する。
    ゴールに向けて可能な限り進捗できるように、スプリントの作業に集中する。
    作業や課題を公開する。
    メンバーは、お互いに能力のある独立した個人として尊敬し、一緒に働く人も同じように尊敬される。正しいこと
    をする勇気や困難な問題に取り組む勇気を持つ。
    これらの価値基準は、スクラムチームの作業・行動・振る舞いの方向性を示している。
    スクラムの使用方法は、これらの価値基準を減少や弱体化させるものではなく、強化させるものでなければなら
    ない。スクラムチームのメンバーは、これらの価値基準を学習および探求する。
    これらの価値基準がスクラムチームや一緒に働く人たちによって具現化されるとき、経験主義のスクラムの三
    本柱「透明性」「検査」「適応」に息が吹き込まれ、信頼が構築される。

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  18. 5つの価値基準 スクラムガイド2020より抜粋
    5つの価値基準は
    スクラムにおける全ての土台
    スクラムイベントや作成物を通しながら育てていく
    土台が育っていない中でスクラムのイベントをやっても
    上手く行かないことが多い
    3つの柱を大事にしながら価値基準を実現できる人やチームにしていく

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  19. 5つの価値基準 スクラムガイド2020より抜粋
    そもそも価値基準は人間の関わり方の話

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  20. 5つの価値基準 をエンジニアリングマネジメントで使っていたこと
    確約(commitment)
    ● 小さな約束でも守る。小さな約束こそ守る
    ● 出来ないことは出来ないと伝える
    ● 約束を小さなサイズにする
    ● 必要なことをやりきる
    ● ビジョンを語り、行動で示す

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  21. 5つの価値基準 をエンジニアリングマネジメントで使っていたこと
    勇気(courage)
    ● わからないことに最初に飛び込む
    ● 失敗しても進む
    ● 知らないことを知らないと伝える
    ● ネガティブなことも伝える
    ● ネガティブフィードバックを求めていることを伝える
    ● 個人に向き合う
    ● スケジュールを遅らせる勇気!

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  22. 5つの価値基準
    集中(focus)
    ● メンバーが集中できる環境を作る
    ● 人と組織に集中する
    ● アウトプットではなく、アウトカムに集中する
    ● 目標を立て、背景を説明し、フォーカスする
    ● 優先順を作り、複雑にならない形でフォーカス出来る仕組みを作る
    ● WIP制限

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  23. 5つの価値基準 をエンジニアリングマネジメントで使っていたこと
    公開(openness)
    ● ネガティブな情報も伝えておく
    ● いつでも誰でもアクセス出来る場所にデータを置く
    ● 情報を見える場所に置く
    ● オンボーディングで文化を伝える
    ● 基準を明らかにする
    ● ダッシュボードなどを作る

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  24. 5つの価値基準 をエンジニアリングマネジメントで使っていたこと
    尊敬(respect)
    ● エンジニアの技術や貢献にリスペクトする
    ● 違う職種の方とのコラボレーションで最大化する
    ● 相互にフォローをし合う雰囲気作りや仕組みづくり
    ● 多様性を認めて、良いところを伸ばそう
    ● ありがとうを伝える
    ● システムが動き続けることに感謝

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  25. 5つの価値基準 スクラムガイド2020より抜粋
    5つの価値基準は
    スクラムにおける全ての土台
    と言いつつ
    この5つの価値基準が追加されたのは
    スクラムガイド2016からなのです!

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  26. まとめ

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  27. EMって
    タスクガンガン消化して
    実装しまくって
    事業がどんどん進めたいいね?
    スクラムって
    スプリント
    スプリントプランニング
    デイリースクラム
    スプリントレビュー
    スプリントレトロスペクティブ
    を回せばいいね?

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  28. スクラムとは スクラムガイド2020
    違いましたね

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  29. スクラムの大事な 3本の柱 と 5つの価値基準
    目線を揃える
    5つの価値基準
    確約(commitment)・勇気(courage)・集中(focus)・公開(openness)・尊敬(respect)
    検査 適応
    透明化
    常に変化する
    事象
    人・システム・
    計画・プロダクト
    良い変化を促す
    変化を捉える

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  30. 3つの柱を実行するための
    スクラムイベント (場作り)
    スプリント
    スプリントプランニング
    デイリースクラム
    スプリントレビュー
    スプリントレトロスペクティブ
    スクラムを行うことで
    チームで透明化・検査・適応
    が出来る場作りこそ
    スクラムのイベント
    みんなで視点を揃える
    みんなで異変を捉える
    みんなで変化し改善する

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  31. アジャイルとはマインドセットで始まる!
    スクラムもプロセスだけではなく価値観も必須
    EMでもいろいろな手法も大切ですが、
    マインドセットがEMの力になる!

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  32. 3本の柱と5つの価値基準で
    スクラムを始めて
    良い変化を起こして行くのは
    いかがでしょう?

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  33. カケハシは6年目のスタートアップですが
    創業時から全社でスクラムでの開発をしています!
    🔎 カケハシ 採用サイト https://recruit.kakehashi.life/
    応募して頂くとカジュアル面談から行います!お気軽にどうぞ!
    カケハシではエンジニア、開発ディレクター、
    スクラムマスター、エンジニアリングマネージャを
    積極募集中です!
    最後に 宣伝🙏
    https://meety.net/ meetyもお気軽に

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