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メンテが命: PHPフレームワークのコンテナ化とアップグレード戦略

メンテが命: PHPフレームワークのコンテナ化とアップグレード戦略

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shunta ichikawa

February 21, 2025
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  1. 自己紹介 市川 俊太 いちかわ しゅんた (38歳) 株式会社助太刀 開発部 開発部長 •

    猫が好き • 趣味はサッカー観戦 • Ruby/PHPなどのLL言語が好き • 三重県四日市出身、愛知県内の大学通ってました!
  2. ソフトウェアに例えると • PHP / アプリケーション(Laravelなど)/ データベース(MySQLなど)のバージョンが古い(EOL) => セキュリティリスク • メンテされてないコード

    => デプロイ(リリース)するのが怖い • AWSのインスタンスのスペックが古い => パフォーマンス低下 • インデックス管理がされていない => クエリが遅くなる
  3. 1. テストの導入(ユニット、機能テストなど) テストが存在すれば... • コードを変更したら、別の場所でエラーが発生 => 影響範囲が明確になり、エラーがすぐ検知できる • リファクタリング、バージョンアップの度に確認が大変 =>

    テストがパスしていれば、既存の機能に大きな影響を与えずに変更できることが 確認できる • 変更の度に手動テストを頑張ることになる => 手動で行う必要はなく、テスト実行に関する負担を軽減
  4. 2. コンテナ化 • 環境差異によるエラー => コード管理されたイメージファイルを利用するだけ • デプロイの手間が増えることによるミス => GithubActionsなどのCI/CDパイプラインに統合することで

    ビルド 🏭 => テスト✅ => デプロイ🚀 まで自動化(属人化なども排除) • ロールバックによるダウンタイム発生 => 過去のイメージをデプロイするだけ コンテナ化しないと起こる問題
  5. • PHP7.1 => PHP8.3 • Laravel5.8 => Laravel11 • 同時にMySQL5系

    => 8系 3. 継続的なアップグレード このアプローチを通して、通常の開発と並行しながら、 約3年間かけて… (無事故で)バージョンアップすることに成功🥳