2021年12月14日に実施したUbie Tech Talkの発表資料です。 ※埋め込みでの閲覧の際はフォントが少し崩れるようです。
◯全文書き起こし記事 https://logmi.jp/tech/articles/326077 https://logmi.jp/tech/articles/326078
◯イベントページ https://ubietechtalk.connpass.com/event/232243/
Ubie Tech TalkUbieにおけるデータ利活用の現在地2021 / 12 / 14Naoto Sakai @jagabass
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2自己紹介Naoto Sakai @jagabassData Analyst at Ubie Discovery(2021/7〜)Role : Data Analytics / Data Management / UX ResearchHobby : PvP Games / Music / VTuberBlog : https://note.com/jagabass
3本日のテーマ機械学習エンジニアデータエンジニア データアナリスト全社データ戦略策定データに基づく機能開発MLOpsアルゴリズム開発・運用データ基盤開発・運用マート整備と活用推進 分析による価値提供Ubieのデータ利活用体制について事業や組織の現状と絡めつつ具体的にお話しします ...!・組織・事業体制・テーブル設計・品質担保の仕組みetc.
4目次1. 組織と事業の現状2. データ利活用の技術的工夫3. 現場でのデータ利活用例
5Ubie全体の組織体制1.組織と事業の現状事業フェイズ・役割に合わせて組織を分割。カルチャーや組織運営スタイルも異なる。医療機関向け事業製薬企業向け事業0→10大胆で高速な価値検証10→100グロースとスケールを牽引Ubie DiscoveryUbie Customer ScienceUbie Pharma Consulting
6事業状況1.組織と事業の現状「同時他拠点突破」を掲げ、国内にとどまらず複数の事業を同時並行で開発・育成中。主なプロダクトは以下の 2種だが、事業としては製薬事業などに細分化されたチームで開発を進めている。
7プロダクト開発状況1.組織と事業の現状年間150回リリース年間600回リリースToC,ToBどちらのプロダクトもアジャイル開発を実施。機能の追加や施策の検証を高頻度で行っている。
8Ubie Discoveryのデータ組織体制1.組織と事業の現状現在のスタイルは、データ分析・基盤チームから各事業チームに出向するようなイメージ。ホラクラシーという組織形態のため厳密には異なるが、事業部別組織・機能別組織の両立に近い。
9Ubie Discoveryのデータ組織体制1.組織と事業の現状データ利活用サークル医療機関向け事業サークル 製薬企業向け事業サークルAAB BB
10事業開発スピード担保とデータ信頼性担保の両立1.組織と事業の現状リソースが限られている中で、どのようにバランスを取るかという問題に日々直面している。事業開発スピードデータ信頼性事業開発スピードデータ信頼性
11目次1. 組織と事業の現状2. データ利活用の技術的工夫3. 現場でのデータ利活用例
12dbtを用いた品質管理2.データ利活用の技術的工夫DataLakeBigQueryDataMart layerBigQueryDWH layerBigQueryInterface layerBigQueryComponent layerBigQueryざっくり以下のような構成でテーブルを設計し、 dbtを用いた品質管理を行っている。dbt tests dbt tests dbt testsBI Tools
13テーブル設計・SQL規則の整備2.データ利活用の技術的工夫信頼性・再利用性の高い小さな箱を組み合わせて各種テーブルを構成していく運用に。
14レビュー体制と異常検知の仕組み2.データ利活用の技術的工夫データ信頼性担保のため、テーブル作成・変更の際は必ずレビューを行っている。リリース後はdbtによって異常を検知し、即座に対応できるように。
15目次1. 組織と事業の現状2. データ利活用の技術的工夫3. 現場でのデータ利活用例
16事例① : 製薬企業向け事業3.現場でのデータ利活用例UbiePharma Consulting製薬企業・ソリューション提案・レポーティング社内 社外UbieDiscoveryデータ分析による提案・報告サポート
17事例① : 製薬企業向け事業3.現場でのデータ利活用例DataLakeBigQueryDataMart layerBigQueryDWH layerBigQueryInterface layerBigQueryComponent layerBigQueryBIツール等で計算済みの数値のみを提供する「データ信頼性担保重視」の運用体制となっている。アドホック分析が必要な場合は適宜アナリストに依頼。BI Tools
18事例② : 「ユビー AI受診相談」開発3.現場でのデータ利活用例開発チーム②開発チーム①社内データ分析による施策効果検証・課題探索
19事例② : 「ユビー AI受診相談」開発3.現場でのデータ利活用例開発チームのエンジニアが主体的に分析 データアナリストによる分析環境整備
20事例② : 「ユビー AI受診相談」開発3.現場でのデータ利活用例DataLakeBigQueryDataMart layerBigQueryDWH layerBigQueryInterface layerBigQueryComponent layerBigQueryBI Tools最低限の制限のみを行っており、事業開発上の意思決定速度を重視した運用体制となっている。
21事例③ : 医療機関向け事業3.現場でのデータ利活用例UbieCustomer Science医療機関・セールス活動・サクセス活動社内 社外UbieDiscoveryデータマートやダッシュボード整備によるサポートデータ分析による施策効果検証・課題探索データの蓄積
22事例③ : 医療機関向け事業3.現場でのデータ利活用例データアナリストによるダッシュボード整備
23事例③ : 医療機関向け事業3.現場でのデータ利活用例DataLakeBigQueryDataMart layerBigQueryDWH layerBigQueryInterface layerBigQueryComponent layerBigQueryBI ToolsUbie Discovery内での制限は緩めな一方、別組織の Ubie Customer Scienceへの提供は限定的。データマート層の一部を Authorized Viewとして共有している。Ubie Discovery Ubie Customer Science
24まとめ : データ利活用の現在地高度な分析による意思決定精度向上に注力。事業開発スピード & データ信頼性の毀損リスクを事業別に見積もり、柔軟に対応できる体制整備に注力。事業開発スピードデータ信頼性事業開発スピードデータ信頼性