デザイナーの道具をデザインする / Designing the Tools of Designers

Session by：
富浦 咲野 / STUDIO株式会社
Sakino Tomiura / STUDIO Inc.

Spectrum Tokyo Design Fest 2023 Day 2 (2023/12/03)

Transcript

1. デザイナーの道具をデザインする Spectrum Tokyo Festival 2023 Sakino Tomiura | STUDIO Inc.
2. Sakino Tomiura 2017.5 Kendall College of Art and Design 卒業 BFA Graphic Design 2017.9 teamLab UI Designer 2020.5 I&CO Design Lead 2023.6 STUDIO + Luup Product Design Lead Designer @sakinotomiura
3. Key Takeaway 愛されるプロダクトを目指すには 自分の強い意志が不可欠
4. You are the user not
5. デザイナー自身の視点や経験は ユーザーのそれと必ずしも一致するわけではない。 デザイナー自身の仮定や偏見に基づかず、 実際のユーザーニーズや振る舞いを理解すべき。 You are the user not
6. いかに し、 ユーザーの視点を理解できるか？ 自身の視点や経験を排除 You are the user not
7. とあるプロジェクトでの経験
8. ユーザーニーズの仮説を元に デザイン検証しました
9. 咲野さん (私) は どれがいいと思ってるの？
11. 「ニーズ」 「ユーザーのペイン」 「課題解決」... 都合の良くユーザーという言葉を使い、 アウトプットと真摯に向き合えていなかった
12. Web制作のプロのための ノーコードWebデザイン プラットフォーム
13. 1ユーザーとして 利用していたプロダクトの デザインに関わり始める
14. 誰もが の 考えを常に持ちながら プロダクトを作っている 自分の視点や、 STUDIOとしてどうすべきか
15. 自分の”道具”に 作り手として関わる中で 考えや思いが少しずつ出てくる 〇〇になってた方が 良いかも この機能便利なので もっと目立たせたい
16. You are the user not
17. You are the user...?
18. そんなとき、 書籍 の こんな言葉に出会った 『突破するデザイン』
19. 人々は 。 あなたがそれを愛していなければ、 彼らはきっとそれを感じ、そのことを嗅ぎつける。 あなたが愛してない製品を愛することはない 『突破するデザイン』 スティーブ・ウォズニアックの言葉
20. 『突破するデザイン』 贈り物のメタファー 贈り物
21. 『突破するデザイン』 贈り物のメタファー 相手が欲しい物は尋ねず 相手が好きなものを する 想像 相手が欲しい物は尋ねず 相手が好きなものを する 想像
22. 『突破するデザイン』 贈り物のメタファー 贈ると言う過程を 自分自身が楽しみながら を贈る 自分が贈りたいもの
23. 『突破するデザイン』 贈り物のメタファー 自分で選んだ贈り物は、 ” ”があり、 より心に残る そして結果的に、 より 愛 愛される
24. 『突破するデザイン』 贈り物のメタファー 自分の意志がないものは 人を惹きつけられない
25. 『突破するデザイン』 贈り物のメタファー 自分 チーム
26. デザイン検証という名目で 手を動かしているだけの “自分の意志がない”プロセス
27. ...とはいえ、 ことは 簡単ではない 強い意志を持つ プロダクトに何年も関わってきたメンバーと 同等の熱量や自信を持つには時間が必要
28. 自分なりの意志を育てるため 取り組めることはある
29. 意志を育てるためのテーマ 主観と客観を行き来し 意志を育てる
30. 意志を育てていくためのステップ 1 一番ピュアな第一印象を記録する 2 プロダクトを徹底的に使い込む 3 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” 4 誰よりもユーザーに会う
31. 意志を育てていくためのステップ 1 一番ピュアな第一印象を記録する 2 プロダクトを徹底的に使い込む 3 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” 4 誰よりもユーザーに会う
32. 01 一番ピュアな第一印象を記録する
33. 01 一番ピュアな第一印象を記録する 必ず“デザインする前”の を記録しておく 第一印象
34. 01 一番ピュアな第一印象を記録する 簡易的にでも、 ことが大事 記録に残す
35. 01 一番ピュアな第一印象を記録する 一度”中の人”になると 二度とそのプロダクトを で見れない 純ユーザー視点
36. 01 一番ピュアな第一印象を記録する ここを省略すると ユーザーが が なってしまう ”わからない”気持ち わからなく ?
37. 意志を育てていくためのステップ 1 一番ピュアな第一印象を記録する 2 プロダクトを徹底的に使い込む 3 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” 4 誰よりもユーザーに会う
38. 02 プロダクトを徹底的に使い込む
39. 02 プロダクトを徹底的に使い込む 誰よりも プロダクトを使い倒す
40. 02 プロダクトを徹底的に使い込む 競合調査は完璧！ でも自分のプロダクトは...？
41. 02 プロダクトを徹底的に使い込む 第一印象で感じた課題から 次第に が上がっていく 課題の解像度 自分が自分の視点で”困ってみる”ことが大事
42. 意志を育てていくためのステップ 1 一番ピュアな第一印象を記録する 2 プロダクトを徹底的に使い込む 3 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” 4 誰よりもユーザーに会う
43. 03 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” プロセスは完璧だけど なんかしっくりこない プロセスはぐちゃぐちゃだけど 「 」 なんかこれ良さそう
44. 03 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” まずは を納得させられる 方向性が見えるまで、 手を動かす ”自分”
45. 03 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” 方向性が見えたら できるだけフラットな状態で 必ず 視点を入れる ”他者”
46. 03 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” 「 」 が 「 」 に変わってくる なんか良さそう これでいける
47. 03 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” サイト分析ができる STUDIOアナリティクス機能
48. 03 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” 実際の画面
49. 人々はあなたが愛してない製品を愛することはない。 あなたがそれを愛していなければ、 。 彼らはきっとそれを感じ、 そのことを嗅ぎつける 03 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す”
50. 意志を育てていくためのステップ 1 一番ピュアな第一印象を記録する 2 プロダクトを徹底的に使い込む 3 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” 4 誰よりもユーザーに会う
51. 制作会社2社、 事業会社... 多くのデザイナーと出会った 04 誰よりもユーザーに会う
52. 1/100人であることを 忘れてはいけない 04 誰よりもユーザーに会う
53. 自分が知った気になっている”ユーザー”も ほんの一部でしかない 04 誰よりもユーザーに会う
54. 04 誰よりもユーザーに会う
55. 自分の意志との”違い”を 広く深く知ることが大事 04 誰よりもユーザーに会う
56. 育てている “意思の方向性”が おかしな方向にいっていないか？ 04 誰よりもユーザーに会う
57. 意志を育てていくためのステップ 1 一番ピュアな第一印象を記録する 2 プロダクトを徹底的に使い込む 3 プロセスに囚われず、 とにかく”生み出す” 4 誰よりもユーザーに会う 客観 主観
58. 主観と客観を行き来することで、 強い意志を育てることができる
59. ユーザーに愛されるプロダクトをつくるには まずは自分が を育てる プロダクトを愛する気持ち
60. 愛する気持ちを育てるには 都合よく” ”という言葉を使うのではなく、 ユーザー
61. まずは”自分自身の考え”と しっかり向き合い
62. プロセスを逸脱しても 「 」を信じて愚直に作り続ける なんかいいかも
63. デザインを人の目に晒すことを恐れず、 を切り替える 主観と客観
64. 自分の意志と反する” ”に 自ら積極的に触れにいくことで、 違い
65. 着実に自分の意志 (愛) が育っていき おのずと の ヒントが得られる ユーザーにも愛されるプロダクト
66. Key Takeaway 愛されるプロダクトを目指すには 自分の強い意志が不可欠
67. UXリサーチャー（業務委託） プロジェクト単位でユーザーリサーチを計画・実施 コミュニケーションデザイナー（正社員/業務委託） コーポレート、プロダクトのブランドブランディングをリードし、横断的なデザイン戦略の立案から推 進、運用までを担当 02 シニアプロダクトデザイナー（正社員） ユーザーにとって価値のあるサービスとは何かを常に考えながら、最高の体験が提供できるような 設計に取り組む 01 03 プロダクトマネージャー（正社員） 将来的なグローバルでのプラットフォームを目指し、プロダクトのコンセプトの立案、プロダク ト設計、プロダクト実装フェーズの問題解決、定量・定性情報に基づく高速PDCAなど、プロダ クト開発に必要な全行程をリード 04 メンバー募集中 W e’re Hiring!
68. エントリー作品受付中 STUDIO
 DESIGN AWARD 2023
69. エントリー作品受付中 STUDIO
 DESIGN AWARD 2023
70. Thank Y ou!