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5つのアンチパターンから学ぶLT設計
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Narihara
June 26, 2025
Programming
1
63
5つのアンチパターンから学ぶLT設計
LTのためのLT会 ~ LTが上手くなりたい人が集うLT会 ~ での登壇資料です
Narihara
June 26, 2025
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Transcript
5つのアンチパターンから学ぶLT設計 2025/05/24 at LTのためのLT会 LTが上手くなりたい人が集うLT会
2 自己紹介 株式会社スペースマーケット VPoE / 採用担当 成原 聡一朗 Narihara Soichiro
FEエンジニア出身(得意領域はWebpackとか) モヒカン歴17年 趣味は筋トレ、SF小説読書、オリジナルTシャツ作成 (右の写真はカスタムした57キロのダンベル)
Confidential © Spacemarket, Inc. All Rights Reserved. 3 自己紹介 オリジナルTシャツはコラージュアートでこんなのを作ってます。
SuzuriのURLはこちら
4
5 マーケットプレイスの紹介 掲載スペースは全国40,000件以上! あらゆるスペースを簡単に貸し借り できる国内最大級のスペースシェア プラットフォーム
6 多様なスペースと利用用途の掛け算で拡がる可能性
7 Spacepadの紹介
8 Spacepadの導入事例
9 質問
10 みなさん LTうまくなりたいですか?
LTうまくなりたいですか? イベントのテーマが↑。 なので、「LT、うまくなりたい!」 。 そう思って今日ここに来ている方が多いと思います。 (逆張りで興味ない人もいるかもしれませんが) 11
しかし、上手くなりたくてもテクニック・コツがわからない... テクニカルライティングの本などは調べれば出てきます。 がLTのテクニックやコツは意外と言語化された資料が少ないです... 12
なので今日は5つのアンチパターンを紹介! 私の実体験も踏まえて5つのアンチパターンを紹介します! ここからLT参加への足掛かりにしてもらえれば幸いです。 13
14 アンチパターン1⃣ 『文字が多すぎる 』
たとえばこんなスライドどうですか? 15 LTにおいてよくある失敗のひとつに「スライドに情報を詰め込みすぎてしまう」という問題がありま す。 私自身も過去にLTをした際に、話したいことが多すぎて一枚のスライドに長文を書いてしまい、結果的 に聴衆が読むのに必死になり話を聞けなくなってしまう、という状況を生んでしまったことがありま す。 登壇者としては「せっかく準備したから全部伝えたい」という思いが強くなりがちですが、LTでは情報 の過不足よりもテンポ感や印象が重要です。 特に5分という短い時間では、聞き手が一瞬で理解できるように情報を“削る力”が必要になります。
情報を丁寧に説明しようとするあまり、文章がどんどん長くなり、結果として本来伝えたかったメッ セージが埋もれてしまうことがよくあります。 そのためには、スライドに書く情報は思い切って削ぎ落とし、口頭で伝える内容とのバランスを意識す ることが大切です。 可能であれば、スライドは箇条書きでシンプルに、詳細は話し言葉で補完することを強くおすすめしま す。
なるほど、わからん 16
アンチパターン1⃣『文字が多すぎる 』 17 登壇という場だと普段より情報を抜け漏れなく 伝えたくなる気持ちはわかります。 が人間はそこまで大量の情報をキャッチできない。 なので伝えたい事柄を絞って端的に伝えるのが重要。
18 アンチパターン2⃣ 『スライドを見て喋る 』
アンチパターン2⃣『スライドを見て喋る 』 19 スピーチ、対話で重要なのは 『目線』と『表情』 スライドを読み上げることに集中し LTを見ている人々に目線が向かないのは非常に大きな機会損失
アンチパターン2⃣『スライドを見て喋る 』 20 なので、スライドは横目で見る程度にしましょう いやスライドを見て喋らないのとか無理でしょ?と思いますか? そんな問いに次のアンチパターンをお伝えします 。
21 アンチパターン3⃣ 『練習をしていない 』
アンチパターン3⃣『練習をしていない 』 22 決められたタイムボックスの中で 抜け漏れなく情報を端的に伝え 場を盛り上げつつ 話を伝えるのには練習がMust 練習不足だと極端に早口になったり、迷いを含んだ口調になる。 これは非常に勿体無い...
アンチパターン3⃣『練習をしていない 』 23 そして、スライドを見ずに喋るには 1にも2にも練習あるのみ なので登壇時間を意識しながら 最低10回は練習しましょう。 💪
24 アンチパターン4⃣ 『コール&レスポンスがない』
アンチパターン4⃣『コール&レスポンスがない』 25 校長先生のつまらない話をみなさん覚えてますか? 会話に対する集中力は1分半から3分程度とされています。 そこに対してLTは最低でも5分。 集中力のピークを大幅に超過しています...
アンチパターン34⃣『練習をしていない 』 26 実際に話が振られると、人は集中します。 そしてコール&レスポンスを意識することで 登壇自体にもリズムが生まれます。 LT設計時、コール&レスポンスの時間も計算に入れ 「巻き込み」を意識していきましょう!
27 アンチパターン5⃣ 『時間をオーバーする』
Time Is Money 時は金なり 28
アンチパターン5⃣『時間をオーバーする』 29 人は話していると時間感覚を失ってしまいがち。 しかし、全てには時間というコストがある。 そのコストを意識せず時間を超過しても話すのは 明確なアンチパターン 聞いている側もタイマーが鳴っているのに話す人にいい印象を抱きませんよね?
アンチパターン5⃣『時間をオーバーする』 30 LTに限らず会話の目的・ゴールを意識し 逆算で会話のアジェンダを組み立てるテクニックは重要です。 時間と逆算を意識し、最大の成果を得ましょう!
31 まとめ
まとめ:5つのアンチパターンについて 本日は5つのアンチパターンを説明させていただきました。 が、これ以外にもアンチパターンはあるはず... なので情報交換して LTスキルどんどん上げていきましょう!! 32
33 最後に宣伝
最後に宣伝 06/30(月)に25新卒エンジニアに社会人3ヶ月で学んだ知見を 共有してもらうMeetUpを開催します! ぜひ遊びにきてください! 34
ご清聴いただき ありがとうございました