Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

AWSのVDI WorkSpacesを使って テレワーク環境を実装するときの勘所

takashi
June 16, 2020

AWSのVDI WorkSpacesを使って テレワーク環境を実装するときの勘所

takashi

June 16, 2020
Tweet

More Decks by takashi

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 7 テレワークについて – 需要増加について COVID-19に依る緊急事態宣言によって外出が自 粛される中、業務を継続させるためにテレワーク 需要が急増 パーソル総合研究所 (東京・千代田区) が(4

    月) 17 日発表した調査によると 緊急事態宣言の 発令後の テレワーク実施率は 前月比 2 倍の 27% となった。 (東京都に限ると 49% ) 引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58176480X10C20A4000000/ #devio2020
  2. 17 テレワークについて – テレワークの効果 雇用の創出と離職の防止 生産性の向上 ワークライフ・バランスの実現 テレワークの導入をした日本マイクロソフトでは • 女性の離職率

    40%減少 • 事業生産性 26%向上 • ワークライフバランス 満足度40%向上 参考:総務省テレワーク情報サイト導入検索より 日本マイクロソフト株式会社及びマイクロソフト ディベロップメント株式会社 #devio2020
  3. 20 テレワーク関連のAWSサービス • Amazon WorkSpaces:マネージドVDI • Amazon Client VPN:マネージドClientVPN •

    Amazon AppStream2.0:アプリケーション配信 • Amazon WorkDocs:マネージドオンラインストレージ • Amazon Chime:オンライン会議 #devio2020
  4. 21 テレワーク関連のAWSサービス • Amazon WorkSpaces:マネージドVDI • Amazon Client VPN:マネージドClientVPN •

    Amazon AppStream2.0:アプリケーション配信 • Amazon WorkDocs:マネージドオンラインストレージ • Amazon Chime:オンライン会議 #devio2020
  5. 24 テレワーク関連のAWSサービス • Amazon WorkSpaces:マネージドVDI • Amazon Client VPN:マネージドClientVPN •

    Amazon AppStream2.0:アプリケーション配信 • Amazon WorkDocs:マネージドオンラインストレージ • Amazon Chime:オンライン会議 #devio2020
  6. 27 テレワーク関連のAWSサービス • Amazon WorkSpaces:マネージドVDI • Amazon Client VPN:マネージドClientVPN •

    Amazon AppStream2.0:アプリケーション配信 • Amazon WorkDocs:マネージドオンラインストレージ • Amazon Chime:オンライン会議 #devio2020
  7. 30 テレワーク関連のAWSサービス • Amazon WorkSpaces:マネージドVDI • Amazon Client VPN:マネージドClientVPN •

    Amazon AppStream2.0:アプリケーション配信 • Amazon WorkDocs:マネージドオンラインストレージ • Amazon Chime:オンライン会議 #devio2020
  8. 34 テレワーク関連のAWSサービス • Amazon WorkSpaces:マネージドVDI • Amazon Client VPN:マネージドClientVPN •

    Amazon AppStream2.0:アプリケーション配信 • Amazon WorkDocs:マネージドオンラインストレージ • Amazon Chime:オンライン会議 #devio2020
  9. 38 Amazon Chime Amazon Chimeでできること • 最大250人参加のオンライン会議 • 突発的なインスタント会議 •

    会議の録音 • 会議をロックする(予定されていない参加者の制限) • Slack連携 • ADなどのIDプロバイダーでのユーザ管理 #devio2020
  10. 60 Directoryサービスの構成パータンについて WorkSpacesにおける3つのDirectory Service AD Connector AWS Managed Microsoft AD

    Simple AD Microsoft Active Directoy をマネージドサービスで実行 Active Directoryへの認証 リクエストをリダイレクト するサービス Samba4ベースの マネージドディレクトリサービス #devio2020
  11. 61 Directoryサービスの構成パータンについて AWS Managed Microsoft ADの代表的な構成2パターン オンプレミスとは完全に切り離して ドメインを運用するパターン マッチするケース -

    既存ADが存在しない - オンプレミスのADとは切り離したい オンプレミスと独立したドメインを利用するが双方 向の信頼関係を結ぶパターン マッチするケース - AWS MicrosoftADをメインで利用するが一部既 存ADのユーザからもWorkSpacesを利用したい #devio2020
  12. 62 Directoryサービスの構成パータンについて AD Connectorの代表的な構成2パターン オンプレミスのドメインコントローラーへ ADC経由でリクエストをリダイレクト マッチするケース - オンプレに既存ADがありシンプルに活用 したい

    AWS上にドメインコントローラーを拡張し、ADC経由でリ クエストをリダイレクト マッチするケース - オンプレの既存ADを活用しつつ、DXorVPNの障害時も WorkSpacesを利用したい場合 #devio2020
  13. 66 認証・制御 制御について • IPアドレスで制御 →接続元IPによる制御 • デバイスに対する制御 →クライアント証明書 →デバイスタイプ(Windows/Mac/iPad/など)

    • Active Directoryによる制御 →グループポリシーの利用 (クリップボードやプリンタリダイレクトなど) #devio2020
  14. 76 プロキシを経由できない通信 PCoIP ( tcp/4172, udp/4172 ) : プロキシ経由NG TLS

    ( tcp/443 ) : プロキシ経由OK プロキシサーバを経由できる通信、できない通信 #devio2020
  15. 77 プロキシを経由できない通信 PCoIP ( tcp/4172, udp/4172 ) : プロキシ経由NG TLS

    ( tcp/443 ) : プロキシ経由OK プロキシサーバを経由できる通信、できない通信 #devio2020
  16. 79 OS、ソフトウェア、スペック、デバイス 選択可能なOS ・Windows 7、Windows 10 ・Linux 利用できるソフトウェア(Windows) デフォルト:Internet Explorer

    11/Firefox オプション:Microsoft Office Professional / Trend Micro Worry-Free Windows10はWindowsサーバOS上で動くデスクトップエクスペリエンス ソフトの利用規約の確認と動作確認は必ず行いましょう #devio2020
  17. 80 OS、ソフトウェア、スペック、デバイス スペック ・汎用的なオフィスワーク:スタンダード/パフォーマンス ・開発などでCPU/メモリが必要:パワー/パワープラス ・画像処理などのワーク:グラフィックス/グラフィックスプロ タイプ CPU Memory GPU

    VideoMemory バリュー 1vCPU 2GiB - - スタンダード 2vCPU 4GiB - - パフォーマンス 2vCPU 7.5GiB - - パワー 4vCPU 16GiB - - パワープロ 8vCPU 32GiB - - グラフィックス 8vCPU 15GiB 1GPU 4GiB グラフィックスプロ 16vCPU 122GiB 1GPU 8GiB #devio2020
  18. 81 OS、ソフトウェア、スペック、デバイス クライアントデバイス 業務で利用する多くのユーザはPCタイプを選択 ロカールデバイスに業務PCを支給するか個人PCを利用してもらうかは 各社のセキュリティポリシーに従って判断が必要 タイプ PC シンクライアント ゼロクライアント

    タブレット スマホ ブラウザ OS/ブラウザ Windows 7/8/10 Mac OS 10.8.1 以降 Ubuntu 18.04 Tera2 Zero client firmware 4.6.0以降 Windows 10 IoT iOS 8.0 以降 Android OS 4.4以降 Chrome OS 45 以降 Amazon Fire OS 4.0以降 Chrome 53以降 Firefox 49以降 所有者 会社/個人 会社 会社/個人 会社/個人 #devio2020
  19. 84 ライセンスの持ち込み OSのライセンス(License Include/BYOL) BYOL: ユーザがライセンスの用意をする必要がある AWSへリクエストが必要 最短で数週間程度、タイミングによってはもっとかかることもある License Includeと比べた時の料金比較

    $4/monthの割引 必須条件がある(以下は抜粋) ・Dedicated Instance利用必須 ・最低200WorkSpaces利用のコミット ・Microsoftの代理店などへ確認、調整することが推奨される #devio2020