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AI時代の企画と開発:役割が溶けるチームで価値を最大化させるために
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Takaya Onishi
December 14, 2025
Technology
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AI時代の企画と開発:役割が溶けるチームで価値を最大化させるために
Takaya Onishi
December 14, 2025
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Transcript
AI 時代の企画と開発:役割が溶けるチーム で価値を最大化させるために 大西 貴也 2025/12/14 【モバイル】学生エンジニア3 団体合同× ディップLT 会(大阪会場)
目次 はじめに 1 「いい企画」を考えるために 2 「はやく開発」をするために 3 「ずっと改善」し続けるために 4 まとめ
5 2 / 35
はじめに
自己紹介 おおにしたかや(@takayaso ) プロダクト企画職として24 新卒で入社 今はバイトルアプリのディレクター 大学院までの24 年間は関西在住でした 学生時代は理学(宇宙の研究)をしてお り、今も非エンジニアです
4 / 35
ほなワイ 何喋ったらええかな… ?
そういえば… 個人開発はじめてみました ぼく「ユニクロ来たけどサイズ迷う… 」 →持ってる服のサイズや買い替え時期が 分かるデジタルクローゼットアプリ。ユ ニクロ・GU のタグをOCR で読み解析。 バイブコーディングでMVP
完成 アイデアが形にできる時代←面白い! 6 / 35
会社のプロダクト開発と 考え方・進め方が 「ぜんぜん違う」かも?
今日のLT のゴール 学生の皆さんに持って返ってほしいもの 「いい企画」を考えるために… 個人開発と事業会社の企画の考え方の違いを知ってもらう 1 「はやく開発」をするために… AI 時代の事業会社の企画と開発の協業を知ってもらう
2 「ずっと改善」し続けるために… バイトルをグロースさせるアプローチを知ってもらう 3 8 / 35
01 いい企画を考えるために 個人開発と事業会社の企画の考え方の違い
項目 個人開発 事業会社での開発 ターゲット 身の回りの課題 市場・顧客 リソース 自分次第 人件費・納期・予算は有限 ゴール・ミッション
技術習得・自己満足 事業成長・利益創出 なぜ「いい企画」が重要か? 個人開発と事業会社での開発の違い 10 / 35
リソースが有限な中で 成果を上げ続けないといけない だからこそ 「発明家」ではなく「企画者」として 責任を持って「判断」と「決断」をする
要素 意味合い 例 Core 何を目指すか。ビジョンやミッション。 初めてでも迷わず使えるアプリ Why なぜやるか。誰の何の課題を解決するか 新規の60% が3
分で離脱している What 何を作るか。具体的な解決策。 登録直後にチュートリアルを表示 How どうやって作るか。実現方法・手段。 ステップ形式で3 画面を追加 ①考える:Core →Why →What →How 改めておさらい 12 / 35
要素 意味合い 例:新規ユーザー向け改善 ペルソナ 誰のために? 登録後1 週間の未着手ユーザー ペイン 何に困ってる? 初期設定が複雑で理解できない
想定リスク 実行に伴う懸念点はある? 案内が煩雑で、逆に離脱を招く 目標の数値 どのKPI をどのくらい改善 初回継続率を20% →30% に向上 観察指標 成否を見るための補助指標 チュートリアルの完走率、再訪率 想定売上効果 企画の価値を定量的にする 月間売上500 万円増加を想定 ②計画する:企画書を書く 13 / 35
③評価する:想定売上効果を算出する 前提情報 改善目標:初回継続率を20% →30% 新規ユーザー:10000 人/ 月 1 人あたりの平均収益:5000 円/
月 想定効果を算出 継続率の改善で増えるユーザー: 10000 人 × (30%-20%) = 1000 人/ 月 想定売上効果: 1000 人× 5000 円 = 500 万円/ 月 14 / 35
④実行する:優先順位を付ける 今年2 月のとあるアプリにて プロダクトオーナーとしてロードマップをゼロから作成することに 課題は山積みなので、どこから手を付けても一定の改善は見込そう… 先輩にロードマップのFB をもらってみた 先輩「なんでこの施策からやろうとしたの?」 僕「どの競合もやってるので、僕らも早めにやったほうがいいと思うんです」 15
/ 35
「やったほうがいい」ではなく 「やるべき」だからやる
要素 意味合い 「ミス」は存在するのか 判断 これが正解であると見抜くこと 「判断ミス」は存在する 決断 どちらかを自分のリスクで選ぶこと
「決断ミス」は存在しない やるべきことを「判断する」 ・ 「決断する」 「やったほうがいい」 (Nice to have ) くらいならやらないほうがいい 「やるべき」 (Must have ) 順に並べれば、 「やらないこと」 も判断できる ただ、考え抜いても、すべてのものごとを「判断」できるわけではない →企画者は、自分や承認者が最小限のリスクで 「決断」 できるようにする 17 / 35
ここまでの話は 企画者だけの話ではありません
AI の台頭による変化:役割の境界線が溶ける 企画者にとって 実装のハードルが下がり、プロトタイプ 検証の機会が大幅に増加 →「何が本当に価値があるか」 という 判断に集中できるようになった 開発者にとって コーディングの負荷が減り、企画の領域
(Why/What ) にも踏み込むように →役割の境界線が溶け、 「共通のゴール」 へのコミットが求められるようになった 19 / 35
02 はやく開発をするために AI 時代の事業会社の企画と開発の協業
いち早く価値を届けるための開発手法 アジャイルとは 変化に素早く適応しながら、価値を継続 的に届けるための開発手法 「動くもの」が、企画者と開発者が最も 対話すべき共通言語 ディップもアジャイルの手法の一つであ るスクラムが中心 21 /
35
今日話すのはココの部分 22 / 35
インセプションデッキ 共通認識を持つための手段 チームメンバー全員で、プロジェクトの ビジョン、スコープ、リスクを定義する プロジェクトのWhy とHow を明確にし、 プロジェクトの土台を作る対話の場 適宜見直すことで生きた共通認識にする 23
/ 35
インセプションデッキのよくある例 我々はなぜここにいるのか(ひとことでこのプロジェクトの意義を表すなら?) 1 エレベータピッチを作る(知らない人向けに30 秒以内説明するなら?) 2 パッケージデザインを作る(イラストやキャッチコピーで魅力を伝えるなら?) 3 やらないことリストを作る(重要なことにフォーカスするために諦めることは?) 4
「ご近所さん」を探せ(周囲の関係者とその関係性を特定しておくなら?) 5 夜も眠れなくなるような問題はなんだろう?(進捗を妨げるリスクはなに?) 6 などなど 7 24 / 35
デリバリーが加速するAI 時代だからこそ 企画者と開発者が目線を揃え 的確な価値提供サイクルを実現する
03 ずっと改善し続けるために バイトルをグロースさせるアプローチ
作ったプロダクトをどう成長させるか? バイトルは2002 年生まれの老舗プロダクト おそらく皆さんより先輩かもしれない… ? PC サイト、スマホ対応、アプリ開発と時代に合わせて進化してきた 個人開発・ハッカソンだと0 →1 のフェーズが多いはず
1 →10 (新規機能開発)や10 →100 (グロース)の改善事例を紹介します! 27 / 35
事例①:1 つのフィードバックから不具合検知 ユーザーフィードバックは宝の山 日々、問い合わせフォームやアプリレビ ューからユーザーの声が届く ある特定の条件下でのみクラッシュ発生 →行動履歴をイベント単位で分析 →早期に原因を特定し修正 28 /
35
事例②:大量のフィードバックから仮説検証 精度の高い仮説検証を高速で回せる トラフィックが多いので、短期間で検証 サイクルを回せる 複数パターンでも、約2 週間ほどで十分 な有意差を検出 →次の施策に繋げられる 29 /
35
事例③:マジックナンバー分析で成功行動を再現 成功ユーザーの無意識の行動を、再現性の高い施策にする 「応募したユーザーの行動」と「応募してないユーザーの行動」の境界線を見つける 例:応募してるユーザーは 「5 件キープ」 「3 日に1 回訪問」 など
→未応募ユーザーに対し、その行動をさせるよう行動変容を促す 有名な他社事例 Twitter : 「登録直後に5 人フォロー」→オンボーディングに強制フォロー機能 Uber : 「最初の30 日で2 回以上乗車」→2 回分クーポン発行 30 / 35
事例③:マジックナンバー分析で成功行動を再現 身近なところにもマジックナンバーとその施策がが潜んでいるかも? 31 / 35
バイトルをグロースさせるために フィードバックを最大限活かす
まとめ
まとめ 役割が溶けるチームで価値を最大化するために「3 つ」のこと いい企画を考えるために… やるべきことに集中する 1 いい開発をするために… 目線を揃えて協業する
2 いい改善をし続けるために… ユーザーフィードバックを活かす 3 34 / 35
ありがとうございました