Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
FrontEnd:DDD
Search
Takepepe
June 21, 2017
Programming
3
2.9k
FrontEnd:DDD
Frontend de KANPAI! #01 - これからフロントエンドに求められる力 -
https://frokan.connpass.com/event/57554/
Takepepe
June 21, 2017
Tweet
Share
More Decks by Takepepe
See All by Takepepe
ServerAction で Progressive Enhancement はどこまで頑張れるか? / progressive-enhancement-with-server-action
takefumiyoshii
7
910
App Router への移行は「改善」となり得るのか?/ Can migration to App Router be an improvement
takefumiyoshii
8
3.2k
フロントエンドの書くべきだったテスト、書かなくてよかったテスト
takefumiyoshii
39
15k
Webフロントエンドのための実践「テスト」手法 CodeZine Night #1
takefumiyoshii
24
8.5k
Next.js でリアーキテクトした話 / story-of-re-architect-with-nextjs
takefumiyoshii
12
8.7k
より速い WEB を目指す Next.js / nextjs-make-the-web-faster
takefumiyoshii
54
20k
フロントエンドの複雑さに耐えるため実践したこと / readyfor-nextjs-first
takefumiyoshii
25
11k
Redux の利点を振り返る
takefumiyoshii
26
8.7k
Type-only Migrate by AST
takefumiyoshii
1
650
Other Decks in Programming
See All in Programming
ブラウザ単体でmp4書き出すまで - muddy-web - 2024-12
yue4u
3
490
GitHubで育つ コラボレーション文化 : ニフティでのインナーソース挑戦事例 - 2024-12-16 GitHub Universe 2024 Recap in ZOZO
niftycorp
PRO
0
120
DevFest - Serverless 101 with Google Cloud Functions
tunmise
0
130
StarlingMonkeyを触ってみた話 - 2024冬
syumai
3
280
nekko cloudにおけるProxmox VE利用事例
irumaru
3
460
Spatial Rendering for Apple Vision Pro
warrenm
0
150
PHPUnitしか使ってこなかった 一般PHPerがPestに乗り換えた実録
mashirou1234
0
330
ChatGPT とつくる PHP で OS 実装
memory1994
PRO
2
130
今年のアップデートで振り返るCDKセキュリティのシフトレフト/2024-cdk-security-shift-left
tomoki10
0
230
103 Early Hints
sugi_0000
1
260
Semantic Kernelのネイティブプラグインで知識拡張をしてみる
tomokusaba
0
180
これが俺の”自分戦略” プロセスを楽しんでいこう! - Developers CAREER Boost 2024
niftycorp
PRO
0
200
Featured
See All Featured
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
67
10k
Building Adaptive Systems
keathley
38
2.3k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
335
57k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
222
9k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
26
5k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
79
8.7k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
330
21k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
405
66k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
32
2.7k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6.1k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
26
1.9k
Transcript
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. FrontEnd:DDD June 21,
2017 Takefumi Yoshii Design Division DeNA Co., Ltd. Frontend de KANPAI! #01
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. FrontEnd:DDD ! 吉井健⽂
@Takepepe ! 広告制作会社 -> DeNA ! WebDesigner -> FrontendEngineer ! Flash -> jQuery -> React ! ⼆児のパパ 2 ⾃⼰紹介
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. FrontEnd:DDD ! サービス事業開発(ヘルスケア)
! Rails / React / Redux / CSS ! ServersideEngineer:〜10⼈ ! FrontendEngineer:〜3⼈ ! Designer:〜2⼈ 3 担当事業について 本⽇の内容は⼤規模で⻑期運⽤を前提としたプロダクトをスコープとしています。 実践しているものもあれば、プロトタイプレベル程度で留めているもあります。
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. FrontEnd:DDD 4 ドメイン駆動設計(DDD)
アプリケーションを継続的に改良していくため、 ユビキタス⾔語(チームの共通⾔語)を通じて、反復的に ドメインモデル(ビジネスロジックの核⼼)をグロースさせていく。 【参考⽂献】エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計(通称DDD本) 複雑なアプリケーション開発のためのアーキテクチャ。 アプリケーション開発の核⼼はドメインモデリングにあるとされ、 分析モデルと実装モデルが同期している必要性が説かれている。
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. FrontEnd:DDD 5 ドメイン駆動設計(DDD)
本⽇のコンテキストは「フロントエンド実装の活動領域」 「jQueryの⼿続き的な実装で乗り切ったレガシーな部分と、 React / Angular / Vue.js などを導⼊した部分が混在している」 という「フロントドメインあるある」を例に、克服すべき課題を挙げ、 DDDの概念を適⽤することで、どう解決するのかを考察する。
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 6
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 7
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 8 SPA の外で⾶び交う
Event … Store に隠蔽された State …
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 9 Real と
Virtual で重なり合うモーダル … observe 漏れのウィジェット …
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 10 求められる指揮者「ドメインモデル」は フレームワークの外界にある!
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 11 DDD:JS
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:JS 先のあるある事例の様な場合、SPA・⾮SPAのルーティング配下問わず、 フレームワークと異なるレイヤーでの状態管理が必須に。
また、SPA配下では状態管理が統合できている構造が必要になる。 SPA外に発⾏するイベント・SPA外から受け付けるイベント これもまた統合できている構造が必要になる。 DDD本の第4章「レイヤードアーキテクチャ」で⽰されている 責務の分離図を⾒てみる。 12 課題の概要
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:JS 13 DDD本
第4章 レイヤードアーキテクチャ
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:JS 14 DDD
: React Redux ⼀例
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:JS 15 DDD
: jQuery Widget ⼀例
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:JS ドメインモデルとインフラストラクチャを据えることで、 バラバラだった機能を統合することができる。
! ユーザー情報などは「ドメインモデル」 ! グローバルUIは「ドメインモデル」 ! SPAのみで利⽤する様な jsonAPI等 は「アプリケーションモデル」 管理対象のコンテキストに適切な場所に、ビジネスロジックを据える。 ドメインモデル・アプリケーションモデルにビジネスロジックを 集中させることでフレームワーク依存度が下がり、再利⽤性が⾼まる。 16 ドメイン・アプリケーションの境界線
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:JS モデルの実装は Immutable.js
が良い。 分散されがちな細かい表⽰ロジックやラベルの合成が集中できる。 Reduxでは副作⽤を委譲することができ、ドメインモデルの統合も容易。 インフラストラクチャに位置するサービスは、EventEmitterを継承。 サービス化を進めることで、redux-* が不要になることに気づく。 サービスが複雑になってきたら rx に頼りそう。 17 ReactRedux:モデリング – 状態管理 -
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. FrontEnd:DDD ! FluxとDDDの統合⽅法
- かとじゅんの技術⽇誌 @かとじゅん ! 複雑なJavaScriptアプリケーションを考えながら作る話 @azu_re ! React使い必⾒! Immutable.jsでReactはもっと良くなる 18 参考⽂献 考察・資料作成にあたり参考にさせていただきました。 感謝いたします!
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 19 DDD:CSS
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:CSS ! イベントが存在しない分、JSよりは分り易い依存関係
! CSS のモデルは UIコンポーネント ! Bootstrap はモデルとして機能していると⾔える ! 利⽤者はプレゼンテーショナルな定義と微調整のみで良い ! モデルを抽象化、エンティティとして利⽤ ! UI/UX の拡張に伴い、モデルをマイグレートさせる ! UI/UX がグロースすることで、モデルが豊かになっていくことが理想 20 CSS設計:ドメインモデル
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:CSS ! CSS設計に応じて、4つの層のどこに属している定義なのか意識
! プレフィクスで分離されているCSS設計なら認識しやすい ! ドメイン・アプリケーションのコンテキストを分離 ! FLOCSSでいう Components と Projects の分離 担当事業で採⽤しているCSS設計図にDDDの4つの層を当ててみる。 21 CSS設計:モデリング
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:CSS 22 担当事業のCSS設計
- 2つの ITCSS × AtomicDesign × BEM -
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:CSS 23 担当事業のCSS設計
- ドメイン・アプリケーションの境界と依存関係 -
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:CSS 24 担当事業のCSS設計
– マイグレートの⽅向 -
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. DDD:CSS ! ⼿続き的な定義は⼀旦プレゼンターに委ねる
! エンティティが表⾯化した時、モデル・ドメインにマイグレート ! BOXモデルが関⼼の分離を侵⾷しない様に注意 ! アプリケーションプレゼンターなら css modules もアリ ! それでも、責務の識別 と e2eテストツール の都合からBEMに落ち着く 【その他設計上の規約】 ! 詳細度とコンテキストの解決は最初から整備しておく ! ⾼階コンポーネントModifier から受ける作⽤を必要に応じて開けておく ! 状態でコンポーネントを管理するのではなく、コンポーネントが状態を管理 ! マルチクラスModifierを採⽤、カプセル化 ! ⽤法容量を守った⾶び道具 25 CSS設計:モデルのマイグレート
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 26 【総括】 ビジネス要件に⾒合った
設計を選択しよう
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 27 【総括】 過剰な分離は本末転倒
移⾏期を⾒逃さない様に
Copyright © DeNA Co.,Ltd. All Rights Reserved. 28 ご清聴ありがとうございました