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3日目_不動産講義_資料_会社でMLモデルを作るとは

Avatar for Takehiko Hashimoto Takehiko Hashimoto
September 21, 2025
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 3日目_不動産講義_資料_会社でMLモデルを作るとは

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Takehiko Hashimoto

September 21, 2025
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Transcript

  1. 登壇者紹介 
 酒井 悠斗 / Yuto Sakai
 学歴:慶應義塾大学大学院 数理科学専攻
 職歴:新卒で外資保険会社

    → 2024年 GA technologies入社
 所属:Data本部 Applied ML部 データサイエンティスト 
 
 GA technologiesでの取り組み:
 ・デジタルマーケティング領域の出稿割合の最適化 
 ・セールス領域の行動とKPIの関連性可視化・分析
 ・社内でのLLMアプリ作成ツール導入による LLMの民主化

  2. Conversion API (CAPI) について
 広告コストを最適化するための CAPIとは?
 https://www.treasuredata.co.jp/blog/conversion-api/
 広告媒体側ではわからない、 RENOSY側での顧客の行動情 報を広告媒体にフィードバック

    することで、広告効率を高める 
 問い合わせ時の情報で、問い 合わせ顧客の成約率を正確に 予測できることが広告効率を 高めることに 

  3. 伝える努力も必要です 
 ドキュメンテーション・コミュニケーションも大事です 
 https://www.ownml.co/machine-learning-canvas 例えばチーム内では左のような 
 ML Canvasというフレームワークで 情報を整理していたりします。

    
 複雑なMLモデルを人に伝えるのは大変 
 MLモデルに関するドキュメンテーションや直接のコ ミュニケーションが大切 
 用語: ML Canvas
 課題
 解決策

  4. 会社でMLモデルを作るとは? 
 MLモデル単体を取り巻く様々なことを意識しながらモデルを作成する必要がある。 
 ユーザー
 社内メンバー/開発者
 システム
 DWH
 *DWH =

    Data Ware House
 MLモデル
 ドキュメント
 モデルの出力
 モニタリング
 仕様変更 異常値 バグ 連携失敗 Doc不足 ドリフト バラバラ
  5. 会社でMLモデルを作るとは? 
 MLモデル単体を取り巻く様々なことを意識しながらモデルを作成する必要がある。 
 • データカタログが完璧ではない中で、 
 • 過去のデータの不整合もカバーして、 


    • 日々流れてくる異常値にも頑健で、 
 • たまにデータ連携が失敗することもある中で、 
 • 未来のschema変更にも注意を払ってモデルをメンテナンスして、 
 • モデルの精度に気をかけながら、 
 • コストとベネフィットのバランスを考え、 
 • それらを正確に正しくコミュニケーションしながら、 
 MLモデルを作るということ 
 いろいろ考えることは多いがそれが楽しい! 

  6. 最近のはなし 
 いろいろ取り組んでいるのでご興味あればご覧ください 
 社内のAI/ML活用のための取り 組みについて紹介します! 
 @ナウキャストさん (九段下)
 @09/29(月)


    LLMや統計を用いた社内の便 利アプリをいろいろ作ったり (*1) 営業の商談トークを LLMを用い て分析したり (*1)
 新しいデータ活用基盤について 考えたり (*2) *1: https://speakerdeck.com/yuto16 *2: https://finatext.connpass.com/event/365995/