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LayerX Fintech事業部の開発について
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takochuu
July 31, 2024
Technology
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80
LayerX Fintech事業部の開発について
takochuu
July 31, 2024
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Transcript
© LayerX Inc. Fintech事業部の開発について Kentaro Takahashi, 2024/07/30
自己紹介
© LayerX Inc. 3 株式会社LayerX Fintech事業部 VPoE Fintech事業部にて ALTERNA(個人向け投資サービス)と ODX(Operation
DX)チームのマネジメントを担当 趣味は保護猫を飼うことと酒 以前はPairs(エウレカ) / DeNAなどに在籍 自己紹介 Kentaro Takahashi 髙橋 健太郎
事業紹介
© LayerX Inc. 5 Fintech事業の構成 事業紹介
© LayerX Inc. 6 事業紹介
© LayerX Inc. 7 事業紹介 LayerXの事業とプロダクト
不確実性とのたたかい
© LayerX Inc. 9 サービス開発における 不確実性 不確実性とのたたかい 目的不確実性 方法不確実性 何を作れば良いかわからない
どう作れば良いかわからない Whatがわからない Howがわからない 目的不確実性を下げる
© LayerX Inc. 10 不確実性とのたたかい やってみないことには、何をつくれば顧客に受け入れられるかがわからない Why What Howにおける、 What(目的)に関する不確実性。
目的不確実性とは 目的不確実性が高い状態 目的不確実性とは?
© LayerX Inc. 11 不確実性とのたたかい Fintech事業部の目的不確実性とは? Operation DX(ODX)事業 ALTERNA事業 ビジネスモデル
B to B B to C 目的不確実性 効率的なファンド運用ができている 参考になる会社がまだない 投資家さまが何を求めているかの ニーズがわかっていない 未知の領域に対して 何をデータとして管理するのか 何をシステム化すると 効率化できるのかわからない ユーザーヒアリングなどは 積極的に実施していますが ユーザーは欲しいものを語らない 要因
© LayerX Inc. 12 不確実性とのたたかい 目的不確実性を下げるために
© LayerX Inc. 13 不確実性とのたたかい 目的不確実性を下げるために 小さく作って小さく試す
© LayerX Inc. 14 不確実性とのたたかい 目的不確実性を下げるために 2年で4000個のP-Rなので小さく試すことはできていそうだけど...🤔
© LayerX Inc. 15 ちゃんと「成果」が狙った通りに 出ていることをチームが認識すること 不確実性とのたたかい きちんと効果を計測する 成果指標が予め決まっていること 使われないものを作らない
きちんと効果を計測する
どのように小さく試すべきか
© LayerX Inc. 17 どのように小さく試すべきか 打率 (施策の成功確率) 打数 (デリバリーのスピード) 成果
成果の構造
© LayerX Inc. 18 打数(デリバリーのスピード) • マーケティングメールは「特定電子メール法」で オプトインが義務づけ • 投資家から預かった資金は、「金融商品取引法」で
明確に分別して管理することが義務付け どのように小さく試すべきか 打数 (デリバリーのスピード) ドメインの理解 最速での価値検証 • このような制約を理解しておくことで コミュニケーションのスピードが上がる • 制約を正しく理解できていないと コミュニケーションが複雑になりスピードが下がる ドメインの理解の例 スピードへの影響
© LayerX Inc. 19 打数(デリバリーのスピード) どのように小さく試すべきか 打数 (デリバリーのスピード) ドメインの理解 最速での価値検証
© LayerX Inc. 20 打数(デリバリーのスピード) どのように小さく試すべきか 打数 (デリバリーのスピード) ドメインの理解 最速での価値検証
「よーし、エピックレベルの企画を作るぞ!」 「企画の目的Aはこれで、目的Bはこれ」 「Aに対してのストーリーはこの4つで、Bはこの3つ」 「これをこうして...」
© LayerX Inc. 21 打数(デリバリーのスピード) どのように小さく試すべきか 打数 (デリバリーのスピード) ドメインの理解 最速での価値検証
「よーし、エピックレベルの企画を作るぞ!」 「企画の目的Aはこれで、目的Bはこれ」 「Aに対してのストーリーはこの4つで、Bはこの3つ」 「これをこうして...」
© LayerX Inc. 22 打数(デリバリーのスピード) どのように小さく試すべきか 打数 (デリバリーのスピード) ドメインの理解 最速での価値検証
「よーし、エピックレベルの企画を作るぞ!」 「企画の目的Aはこれで、目的Bはこれ」 「Aに対してのストーリーはこの4つで、Bはこの3つ」 「これをこうして...」 施策の開発は、1つの目的に対して1つの解決策が基本 1つの施策で複数の課題を解決しようとすると、論点がブレがち そのために、やらないことをしっかり決めることも重要
© LayerX Inc. 23 打数(デリバリーのスピード) どのように小さく試すべきか 打数 (デリバリーのスピード) ドメインの理解 最速での価値検証
「よーし、エピックレベルの企画を作るぞ!」 「企画の目的Aはこれ、Aに対してのストーリーはこ の4つ」 「この機能もあればユーザーが喜びそう!」 「使い勝手を考えたら、こういう風に作りたい」
© LayerX Inc. 24 打数(デリバリーのスピード) どのように小さく試すべきか 打数 (デリバリーのスピード) ドメインの理解 最速での価値検証
「よーし、エピックレベルの企画を作るぞ!」 「企画の目的Aはこれ、Aに対してのストーリーはこ の4つ」 「この機能もあればユーザーが喜びそう!」 「使い勝手を考えたら、こういう風に作りたい」
© LayerX Inc. 25 打数(デリバリーのスピード) どのように小さく試すべきか 打数 (デリバリーのスピード) ドメインの理解 最速での価値検証
「よーし、エピックレベルの企画を作るぞ!」 「企画の目的Aはこれ、Aに対してのストーリーはこ の4つ」 「この機能もあればユーザーが喜びそう!」 「使い勝手を考えたら、こういう風に作りたい」 それっぽい思い込みで開発せず、仕様をシンプルに保つ また、仕様検討時に「どうしたらこの機能が成功か」を定義する 成功指標が定義できないと 「使われていてもそのプロダクトにとって意味があるのかわからない」 機能になりがち
まとめ
© LayerX Inc. 27 まとめ それっぽい思い込みで開発せず、仕様をシンプルに保つ → 施策の成功指標を定義する 施策の開発は、1つの目的に対して1つの解決策 →
やらないことを決める ドメインを理解することによりコミュニケーション・実装の質を上げる
おわりに
© LayerX Inc. 29 まとめ https://note.layerx.co.jp/n/nd989c05bf9b1
© LayerX Inc. 30 - それっぽい思い込みで開発せず、仕様をシンプルに保つ - 施策の開発は、1つの目的に対して1つの解決策 - ドメインを理解することによりコミュニケーション・実装の質を上
げる まとめ