Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ユーザー課題を愛し抜く――AI時代のPdM価値
Search
KAKEHASHI
PRO
August 06, 2025
Technology
1
150
ユーザー課題を愛し抜く――AI時代のPdM価値
生成AI時代のPdM - 活用と未来戦略
https://timeedev.connpass.com/event/362307/
での登壇資料です
KAKEHASHI
PRO
August 06, 2025
Tweet
Share
More Decks by KAKEHASHI
See All by KAKEHASHI
「AIと一緒にやる」が当たり前になるまでの奮闘記
kakehashi
PRO
3
200
みんなのSRE 〜チーム全員でのSRE活動にするための4つの取り組み〜
kakehashi
PRO
2
180
医療系のプロダクト開発における生産性向上と高信頼性を両立させる生成AI活用
kakehashi
PRO
1
120
完璧を目指さない小さく始める信頼性向上
kakehashi
PRO
0
210
ユーザー理解の爆速化とPdMの価値
kakehashi
PRO
1
170
スプリントゴール未達症候群に送る処方箋
kakehashi
PRO
2
770
安定した基盤システムのためのライブラリ選定
kakehashi
PRO
3
240
"SaaS is Dead" は本当か!? 生成AI時代の医療 Vertical SaaS のリアル
kakehashi
PRO
4
1.1k
堅牢な認証基盤の実現 TypeScriptで代数的データ型を活用する
kakehashi
PRO
2
410
Other Decks in Technology
See All in Technology
第64回コンピュータビジョン勉強会@関東(後編)
tsukamotokenji
0
210
知られざるprops命名の慣習 アクション編
uhyo
4
140
キャリアを支え組織力を高める「多層型ふりかえり」 / 20250821 Kazuki Mori
shift_evolve
PRO
2
280
帳票Vibe Coding
terurou
0
130
[OCI Skill Mapping] AWSユーザーのためのOCI(2025年8月20日開催)
oracle4engineer
PRO
2
110
歴代のWeb Speed Hackathonの出題から考えるデグレしないパフォーマンス改善
shuta13
6
580
.NET開発者のためのAzureの概要
tomokusaba
0
220
会社にデータエンジニアがいることでできるようになること
10xinc
9
1.5k
広島発!スタートアップ開発の裏側
tsankyo
0
190
MySQL HeatWave:サービス概要のご紹介
oracle4engineer
PRO
4
1.6k
PFEM Online Feature Flag @ newmo
shinyaishitobi
2
270
人を動かすことについて考える
ichimichi
2
300
Featured
See All Featured
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
64
7.9k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
236
140k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.7k
Practical Orchestrator
shlominoach
190
11k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.6k
Scaling GitHub
holman
462
140k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
50
5.5k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
179
9.9k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
37
2.8k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
126
53k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
45
7.6k
Side Projects
sachag
455
43k
Transcript
©KAKEHASHI inc. ユーザー課題を愛し抜く――AI時代のPdM価値 2025/08/06 Timee主催 生成AI時代のPdM - 活用と未来戦略 株式会社カケハシ 梶村 直人(@n_kaji_kaji)
None
©KAKEHASHI inc. プロダクト紹介 薬局向けの医薬品の在庫管理・AI発注システム Musubi AI在庫管理 3
© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. 【クイズ】 医薬品の発注の自動化を実現するために 一番大事なことは?
© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. 最強のAIアルゴリズム。。。?
©KAKEHASHI inc. 正確に現実世界の情報を知ることができない! 情報量で薬剤師の方に負ける。。 6 出荷調整で発注しても届かない。。 患者さん都合で来たり来なかったり。。
©KAKEHASHI inc. 欠品や在庫金額への考え方が薬局によって違う! 7 高額な医薬品は廃棄リスクが高いた め患者さんが来てから発注する。 月末はできる限り在庫を絞る。 店舗A 1年以内に1回でも処方が出ていれ ば新患分は用意する。
月末は高額医薬品だけ在庫を絞る。 店舗B
©KAKEHASHI inc. 欠品や在庫金額への考え方が薬局によって違う! 8 高額な医薬品は廃棄リスクが高いた め患者さんが来てから発注する。 月末はできる限り在庫を絞る。 店舗A 1年以内に1回でも処方が出ていれ ば新患分は用意する。
月末は高額医薬品だけ在庫を絞る。 店舗B 最強のAIアルゴリズムだけでは 自動化できない!
© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. ユーザーの思考プロセスに沿った設計にし、 必要な情報を補ってもらう
© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. ユーザーの思考プロセスをモデル化したい!!
© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. ただ普通にヒアリングすると。。。
©KAKEHASHI inc. ふわっとしたヒアリングでは わかったようなわからないような。。。 12 出荷調整の薬は多めに発注している。 高額な医薬品の発注は来局するか 慎重に判断している。 店舗A 慎重ってどんな
要素が影響。。? 多めってどれくら いなんだろ。。? 高額の基準は? 出荷調整の 基準は?
©KAKEHASHI inc. ふわっとしたヒアリングでは わかったようなわからないような。。。 13 出荷調整の薬は多めに発注している。 高額な医薬品の発注は来局するか 慎重に判断している。 店舗A 慎重ってどんな
要素が影響。。? 多めってどれくら いなんだろ。。? 高額の基準は? 長年の経験と勘に基づくため ユーザー自身も 思考プロセスを詳細に言語化することは難しい
© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. AIの力で定量・定性で詳細に調査し、 思考と課題を可視化する
©KAKEHASHI inc. 定量調査 DatabricksのQueryの自動生成で爆速理解!(毎日使っている) 15 【Databricksのサンプル動画】
©KAKEHASHI inc. 定性調査 実際のユーザーの動きもDatadogの画面収録で確認 ※医薬品名を除き他すべての項目をマスキングして慎重に取得しています。 16
©KAKEHASHI inc. 調査結果をもとにヒアリングを行い、明確な判断基準や判断に利用する要素を理解できる。 ユーザーヒアリング 1医薬品・1発注ずつユーザーに聞く! 17 B医薬品の発注点 をxx錠に変えた理由は? A医薬品は12時に 高額なのに発注した
理由は? 出荷調整と卸から連絡を 受け、早めに発注した この医薬品は事前に準備 するので多めに持ちたい
©KAKEHASHI inc. AIによる可視化 ヒアリングした情報から業務フロー図などをMermaidで自動作成(取組中) 18 文字起こし 議事録 【AIで作成したイメージ図】
©KAKEHASHI inc. さらに。。。 イベントストーミング図などのMermaidからプロトタイプ構築(取組中) 機能を説明するよりもユーザーの行動を理解した画面設計を考えてくれる 19 【AIで作成したイメージ図(Mermaid)】 【AIコーディングツール】
© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. 導入前の一次情報も効率的に手に入れたい!
©KAKEHASHI inc. 営業の一次情報 導入前の薬局の課題認識を生の声で理解 Difyによる商談議事録の自動Slack投稿 21 【Slack投稿のイメージ】
© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. チーム全員でユーザーの課題を理解したい!
©KAKEHASHI inc. チーム全体でのユーザー理解 営業/CSから1薬局の詳細を全体に共有し、ユーザーへの関心&一体感を高める 開発・フロント全体のAll-Hands(50人規模)の企画・運営 23 顧客の声が声が聞け るのは嬉しい! 参加型でとても楽しかったで す!良き事例を共有できるよう
アンテナを張っておきます! 非常に楽しくリブランディング され、とても盛り上がる会でし た!!
© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. AI時代のPdMの価値とは・・・
© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. AI時代のPdMの価値とは・・・ 誰よりもユーザーの課題を愛して、 チーム全体のユーザー理解を加速させる
© KAKEHASHI Inc. All Rights Reserved. PM・EM・エンジニアを積極採用中 https://kakehashi-dev.hatenablog.com/entry/2025/07/17/093000 We’re Hiring!!!