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ローコード開発入門

 ローコード開発入門

下記イベントでの講演資料です。

オープンデベロッパーズカンファレンス(ODC)2023
2023年8月26日(土)
docomo R&D OPEN LAB ODAIBA (台場フロンティアビル 12F)
https://event.ospn.jp/odc2023/

本資料に関するお問い合わせ先はこちら
https://www.intra-mart.jp/inquiry/other.html

※本資料の一部に下記サイトの資料を使用させていただいています。
https://libra.netcommerce.co.jp/

Transcript

  1. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation © 2023 NTT DATA

    INTRAMART Corporation Open Developer Conference 2023 ローコード開発入門 株式会社NTTデータ イントラマート セールス&マーケティング本部 プロダクトマーケティングチーム 谷中 優吾(Yugo Taninaka)
  2. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 2 対象者 想定参加者: システム開発の工数削減、システム内製化に興味がある方

    ローコード・ノーコードとは何か、をよく知らない方 前提知識: プログラミング、プログラムの基本知識がある方 カテゴリー: ローコード/ノーコード / 開発手法 / Web開発
  3. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 3 目次 3 ローコード開発とは

    ノーコード・ローコード・プロコードの違い ローコード開発のメリット・デメリット ローコード開発の役割と進め方 ローコード開発の歴史と将来性
  4. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 8 ローコード開発ツール ローコード開発を実現するソフトウェアは 「ローコード開発ツール」などと呼ばれる

    他にもこんな用語が… LCP = Low-Code Platform LCAP = Low-Code Application Platform LCDP = Low-Code Development Platform
  5. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 9 ノーコード・ローコード・プロコードの違い ノーコード No-Code

    ローコード Low-Code プロコード Pro-Code プログラム・コードを書くことなく、GUIを操作してシステム を開発する プログラム・コードを書く ことでシステムを開発する 機能制限があるためユース ケースを絞った開発に限定 され、広範囲のシステムに 向いていない 小さなアプリケーションを 構築するのに適したシンプ ルなツールで 基本的な機能 のユースケースの解決に最 適。また、専用のもので あったり機能が限られてい る傾向がある。 拡張性が高く、他のソフト ウェアとの統合機能も豊富 なので広範囲のシステムに 向いている 拡張性のあるアーキテク チャ、再利用可能なオープ ンAPIを使用してプラット フォームの機能を拡張する 機能、クラウド環境やオン プレミス環境にデプロイで きる柔軟性がある。 コードを書くことで、あら ゆる機能を実装できるので 広範囲のシステムに向いて いる 拡張性のあるアーキテク チャ、再利用可能なオープ ンAPIを使用してプラット フォームの機能を拡張する 機能、クラウド環境やオン プレミス環境にデプロイで きる柔軟性がある。 開発生産性 高 低
  6. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 10 関連用語(パッケージ導入、パッケージ開発、スクラッチ開発など) パッケージ導入 SaaS、ソフトウェアなどを購

    入・契約して利用すること 短期間で導入できる場合が多 いが、パッケージに業務を合 わせなくてはならない可能性 がある コスト、開発・導入期間 低 高 スクラッチ開発 (フルスクラッチ) 自社の業務に合わせたシステ ムをゼロから開発すること 開発費用や期間、開発人員の 確保など負荷が高くなる傾向 にある プロコード パッケージ開発 (ハーフスクラッチ) カスタマイズ可能なパッケー ジソフトを利用して、業務に 合わせたシステム開発をする こと パッケージに含まれていない 機能を開発するにはスクラッ チ開発が必要になる場合があ る ノーコード・ローコード
  7. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 11 ローコード開発のメリット・デメリット メリット デメリット

    開発期間を短縮できる コストを削減できる セキュリティ対策の負荷を軽減 機能追加・改修がしやすい スクラッチ開発より自由度が低 い(場合がある) プログラミングの知識はある程 度必要 開発ツールやプラットフォームへ の依存
  8. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 12 ローコード開発の「ある程度プログラムの知識が必要」とは… • プログラミング言語を学んでコーディングする

    必須ではない こんな場合は必須↓ 作成した画面の見た目や動作の変更がツールでは出来ないがローコード開発ツール内の拡張ポイント(コード実行)で変更できそう (Webシステムの場合は、HTML/CSS/JavaScriptなどが必要) • 条件分岐やエラーハンドリングの考え方 まぁまぁ必須 • データの定義と扱い方 必須 ※スキーマ設計などは要らないが、型やデータの流れなどは把握したい • 作ったシステムの動かないシステムやアプリの原因を調べて解決する能力 めちゃめちゃ必須 開発プロジェクト、作りたいシステム、利用しているローコード開発ツールなどによって異なります。
  9. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 13 ローコード開発の役割と進め方 要件定義 概要設計

    詳細設計 単体テスト 結合テス ト プログラミング 結合テスト 従来型開発 要件定義 運用・保守 (高速化・効率化) 結合 テスト ローコード開発 ローコード開発 人手による作業 ツールによる 自動化 プログラム生成型 統合環境型 プラットフォーム型 画面や業務ロジック、データ構造などセグメン ト毎に機能が独立 アプリケーション層よりも上位に特化、システ ムを統一的に構築、抽象化モデルを使いGUIで 開発 システム開発だけではなく、ライフサイクル全 体を統一的に管理・支援 運用・保守 併用
  10. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 14 ローコード開発の役割と進め方 自動生成 要件定義

    概要設計 詳細設計 単体テスト 結合テス ト プログラミング 結合テスト 設計 リポジトリ 画面 業務 ロジック データ 構造 アプリケーション データベース 運用・保守 アプリケーション 実行基盤 運用管理 ツール 運 用 レポート プラットフォーム型 ローコード開発ツール 人手による 作業 ツールによる自動化 GUI 画面・業務ロジック ・データ構造を管理 クラウド・サービス オンプレミス
  11. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 15 ローコード開発の歴史 1960年代 GUIや第四世代言語の誕生

    第四世代言語(4GL)実際にアプリケーションを使用するユーザーが開発を担えるように設計されたプログラミング言語 高級言語(Basic,C,C+など)の次 1982年 『Application Development Without Programmers』出版 直訳 「プログラマー不要のアプリケーション開発」 プログラマー不足から将来的にコンピューターは部分的にでもプログラマーなしで動く必要があると説きました 1995年〜2003年頃 CMS誕生〜黎明期 Concrete、MovableType、WordPressなど 2011年 ローコード開発プラットフォーム市場 2014年に初めてフォレスター・リサーチ社が「ローコード開発(low-code development)」という言葉を使った。
  12. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 16 ローコード開発の将来性 国内外の調査会社などがローコード/ノーコードの市場や導入状況について、拡大を予測しています。 たとえば、市場調査とコンサ

    ルティングを手がける株式会社アイ・ティ・アールは、ローコード/ノーコード開発市場は2023年には1,000億円、2025年には 1,500億円規模に達すると予測しています。 参考:『ITR Market View:ローコード/ノーコード開発市場2022』のプレスリリース https://www.itr.co.jp/company/press/220217pr.html
  13. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 17 ローコード・ノーコードが流行っている背景 インフラ・プラットフォーム構築 手組によるアプリケーション開発

    クラウド 手組によるアプリケーション開発 クラウド ローコード 開発ツール ビジネスニーズの変化に即応  新規アプリケーションの開発期間の短縮  日々改善に対応できる保守・改修の実現  業務プロセス可視化による属人性の排除  経営視点を持ち、ビジネスゴールを設定できる能力  業務を分析・整理して、業務プロセスを描ける能力  現場のニーズを引き出せるファシリテーション能力 活用する組織・人材に求められる能力
  14. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 18 ローコード・ノーコードによる役割の変化 戦略 企画

    開発 設計 運用 保守 ベンダー 全てのシステム ベンダー コンサルティング 共創/内製化支援 ユーザー ベンダー 簡単なシステム 複雑なシステム ノーコード ローコード 高度なシステム ベンダー ユーザー 簡単なシステム 複雑なシステム ノーコード 高度なシステム 情報システム部門 事業部門・経営者 顧客
  15. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 19 Appendix ローコード開発とは https://www.intra-mart.jp/low-code.html

    株式会社NTTデータ イントラマート https://www.intra-mart.jp/ ローコードプラットフォームである「intra-mart」製品の販売・各種サービス提供を行っております。 ※経験者採用中です!採用エントリー受付中 https://www.intra-mart.jp/company/recruit/recruitment/career.html 【営業職】 パートナー営業/ソリューション営業/マーケティング・広報 【技術職】 プロダクトエンジニア・システムエンジニア 開発インフラ・DevOps/フロントエンド/バックエンド/デザイナー モバイルエンジニア/サポートエンジニア/クラウド基盤エンジニア(AWS)/PM・PL
  16. © 2023 NTT DATA INTRAMART Corporation 20 intra-mart LIVE 2023

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