Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
DDDで利用するアーキテクチャと プレゼンテーション層について/DDD Architec...
Search
Tomoyoshi Ogura
September 07, 2016
Design
0
3.9k
DDDで利用するアーキテクチャと プレゼンテーション層について/DDD Architecture
2016-09-07に行われた「Design For User #2 - コンポーネント指向から考えるUIと設計」で発表した時の資料です。
Tomoyoshi Ogura
September 07, 2016
Tweet
Share
More Decks by Tomoyoshi Ogura
See All by Tomoyoshi Ogura
Apache Kafkaとストリーム処理/Reactive Streams
tarugo07
4
3.3k
Kafkaを利用したアプリケーションでのオフセットの制御について/Kafka Offsets
tarugo07
1
1.2k
Other Decks in Design
See All in Design
問いの変遷
iflection
0
150
もうひとつのアーキテクチャ #kichijojipm
kondoyuko
0
240
Echoes Boomerang
artcloudyu
PRO
0
240
私とデザインの10年
iflection
0
150
Crisp Code inc. ブランドガイドライン
so_kotani
1
190
Haley's adventure chase
ivettetwin
0
230
Storyboard Honey
rocioparronrubio
0
270
Bulletproof Design System with TypeScript
takanorip
6
3.5k
商業デザインのアクセシビリティにおける倫理フレームワークの考察
securecat
1
610
An Early Spring | Storyboard | Scenes 1-18
giofortuna_story
0
270
Kid Cowboy 103
marilutwin
0
260
Hybrid NW Infra Design Review: Classic Pattern including Outposts & Route 53 Profile
ichichi
2
670
Featured
See All Featured
Balancing Empowerment & Direction
lara
1
390
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
271
27k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
17
950
Thoughts on Productivity
jonyablonski
69
4.7k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
234
140k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
140
7k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
28
5.4k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
34
3.1k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
55
5.6k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.1k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
430
65k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.6k
Transcript
Design For User #2 DDDで利用するアーキテクチャと プレゼンテーション層について Tomoyoshi Ogura 2016/09/07
自己紹介 • 小椋友芳 • ChatWork株式会社 CTO室所属 • ソフトウェアエンジニア • Scala、Akka、Golang、DDD
• twitter: @tomoyoshi_ogura • github: tarugo07
アジェンダ • Smart UIとDDDについて • DDDを実践するためのアーキテクチャ • プレゼンテーション層ファースト
Smart UIパターンとDDD
Smart UIパターンとは • 画面(UI)をベースに設計、実装を行うこと
Smart UIパターンの特徴 • 生産性が高くすぐに形にできる ◦ 単純なアプリ開発に向いている • 要件分析が不足していても問題にならない • 開発者に高いスキルは求めない
• 引き継ぎが特に必要ない • ふるまいやビジネスルールがUIのロジックに埋もれてしまう • 保守・運用が困難 ◦ UIが変わったら作り直しになる ◦ 修正の影響範囲が分かり難い
ドメイン駆動設計 • 利用する人の関心事に着目する ◦ Smart UIアンチパターン • ソフトウェアの複雑さに立ち向かう • ユビキタス言語
◦ ドメインエキスパートやソフトウェア開発者を含めたチーム全体で作り上げる共 通言語 • 境界づけられたコンテキスト ◦ ドメインモデルやユビキタス言語が同じ意味で使える範囲 • ドメインモデル
詳しくは読みましょう
アーキテクチャ
レイヤードアーキテクチャ
レイヤードアーキテクチャ • ドメインを隔離させる • UI、アプリケーション、ドメイン、インフラストラ クチャの四層で構成される • 依存関係は上から下 • レイヤーごとのモデル変換が必要
クリーンアーキテクチャ
クリーンアーキテクチャ • ドメインを中心に考える • 外部機能が独立 ◦ UI、データベース、外部サービスのAPI • 内側の層にのみ依存 •
ユースケース層がある ◦ アプリケーション固有のビジネスルール • 依存関係逆転の法則 (DIP : Dependency Inversion Principle) ◦ ドメインがインフラストラクチャに依存しない • https://8thlight.com/blog/uncle-bob/2012/08/13/th e-clean-architecture.html
プレゼンテーション層ファースト
ドメインが定義できない • ドメインエキスパートがいない • スタートアップ • 新規開発
どうするか • プレゼンテーション層を先にやる • UXファースト ◦ スケッチ、ワイヤーフレーム、モックアップ • プレゼンテーション層に目処がついたらDDD ◦
アプリケーションの関心事が整理できてる ◦ ユビキタス言語とコンテキストをきめる
まとめ • Smart UIはやめましょう ◦ 簡単なアプリケーションは除く • 複雑な関心事のアプリケーションはDDD ◦ ただしコストはかかる
• 関心事が明確にできない時はプレゼンテーション層から ◦ 立ち止まってDDDをはじめよう