アクセス負荷に耐えられる！落ちないWordPress設計をおさらいしよう

2017-07-23（日）WordBench東京 7月勉強会「夏のLT大会！」
5分LTのスライドです。

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デジタルエージェンシー｜株式会社インフォバーン : https://www.infobahn.co.jp/

Transcript

1. アクセス負荷に耐えられる！ 落ちないWordPress設計をおさらいしよ う 2017/07/23 中谷智美
2. 自己紹介 中谷智美 ﴾株﴿インフォバーン フロントエンドエンジニア メディアサイトをつくるお仕事多め。 ビールと日本酒と東映特撮が好物です。
4. ありがたいことに 最近、弊社対応案件でこの画面めっきり見ません。
5. 普段インフラエンジニアにまかせっきりなので復習します。
6. 「落ちる」とは データベース接続確立エラー HTTP500内部サーバーエラー まっしろ
7. 原因は？ ※ サーバが物理的に壊れた！乗っ取られた！！は今回時間の都合で省きます。 ※ 間違ったファイルあげちゃった！はテストしてから本番サーバに上げればい い話なのでこれも省きます。
8. アクセス集中 WEBサーバのリソース不足 DBサーバのリソース不足 DBにクエリがアクセス毎に飛ぶ ↓ 処理が追いつかない ↓ DOWN
9. 具体例 普段そんなにアクセスがないのでサーバスペックも低めのサイト に載っている情報がTVで紹介される。 Twitterに拡散される。Yahoo!に載る。スマニューに載る。 ↓ 嬉しい悲鳴 アタックでアクセス過多になることもあるけど今日は忘れよう。
10. 落とさない工夫
11. HTMLをキャッシュさせる PHPでの動的生成→静的HTMLに Nginxのキャッシュを使う CDNを使う（Amazon CloudFrontとか） アクセスがあったらそのページをWEBサーバ上もしくはCDN上に キャッシュさせる。 キャッシュされたHTMLにアクセスされてる間はPHP・DBの処理が 動かないので負荷が軽減できる。 ※ あまり長い時間キャッシュさせちゃうと最新情報が表示されないので適宜調 整。5分間でもやらないよりずっと効果あり。
12. 冗長化と負荷分散 Webサーバ 最低2台構成にして冗長化、大きなアクセス数を見込む場合は負荷 分散として３台以上を検討する場合があるが、大抵はnginxのキャ ッシュ機能やCloudFront等のCDNで賄えている。 DBサーバ 冗長化必須。AWS RDSの場合はMultiAZ、こちらもサイト規模によ って、負荷分散でリードレプリカを検討する場合もあるが、同じ く大抵はNginxのキャッシュ機能やCloudFront等のCDNで賄えてい る。
13. クラウドでサーバ構築していざとなったらスケールアップ・ス ケールアウト アクセス急増しても一時的にサーバを強化して耐えられる。 最近の弊社インフラエンジニアのお気に入りはGKE（Google Container Engine） らしい。 Dockerコンテナ化して…えーっと。 GKE関連はまた今度弊社インフラエンジニア天野がどこかで登壇するらしいので そちらをご確認ください！！！
14. WordPress案件でもサイト規模のサイジングをしてしっかり以下の 設計する事が大事 ・サーバの冗長化 ・サーバの負荷分散のためのスケール ただ、WordPress自体は複数台サーバで運用するようにあまり設計 されていない様子。 AWSや様々なサーバ環境で冗長化、負荷分散を実現するには、 色々と工夫が必要。 画像ファイル・テーマファイル等の更新時はlsyncd + rsyncdで同期。 管理画面へのアクセスは代表の1台のみに制御。少し前は作業者がローカルマシ ンでhosts設定して対応してましたが最近はAWSの場合ALB（Application Load Balancer）で制御できて便利。
15. これでスマニュー・Yahoo!砲も怖くない！？
16. ご清聴ありがとうございました。