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Copilot Studio ハンズオン - 生成オーケストレーションモード

Copilot Studio ハンズオン - 生成オーケストレーションモード

Copilot Studio ハンズオン - 生成オーケストレーションモード

汎用的な問合せ対応のエージェントの作成を通じて、
・Copilot Studioの基本操作
・生成オーケストレーションモードのエージェントの作成方法
・ナレッジの設定方法
・ツール(エージェントフロー)の設定方法

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tomoyasasaki

October 20, 2025
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Transcript

  1. Microsoft Power Platform ハンズオンで開発するエージェントの内容 ©Microsoft P.2 エージェント利用者 ナレッジ検索 エージェントが社内外のデータから回答を生成 ①

    問い合わせ Power Platformの利用方法 がわかりません。どういったト レーニングがありますか? ② ライセンス申請 Power Automateのクラウド フローに関連するライセンスを 発行してください アクションの実行 エージェントが事前に定義されたタスクを自動化 社内外のデータソース 解決済 No SharePoint ドキュメントライブラリ Bing Search 公開Webサイト サポート担当者 社内ヘルプデスク業務(ITソフトウェアに関連するサポート業務)を効率化するための汎用的なエージェント
  2. Microsoft Power Platform エージェントを新規作成する 手順1:エージェントの新規作成 手順2:エージェントの新規作成 1. Copilot Studio にアクセスします

    (https://copilotstudio.microsoft.com/) 2. 環境が割り当てされている場合は、適切な環境を切り替えます 3. [作成] > [新しいエージェント]をクリックします 1. [構成]をクリックします 2. エージェントの名前、説明を入力、言語を日本語に設定します • 名前:社内IT問い合わせAIエージェント • 説明:社内ITの問合せに対応するエージェント • 言語:日本語 3. 作成をクリックします ©Microsoft P.3
  3. Microsoft Power Platform エージェントの設定を変更する 手順3:エージェントの設定を確認する 手順4:エージェントの設定を確認する 1. 作成されたエージェントの[設定]をクリックし、[生成AI]の設定項目を確認します 2. オーケストレーションモードを[生成オーケストレーションモード]になっていることを確認します

    1. [一般的なナレッジを使用する]をオフにし、特定のナレッジ ソースからの回答に限定します 2. [Webの情報を使用する]をオンにし、定義済みまたはエンタープライズ固有のナレッジ ベースの使 用に限定します(広範でリアルタイムなWeb検索を利用しない) 3. [セマンティック検索を使用したテナント グラフの根拠]をオンにし、セマンティックインデックスを利用 した強化した検索を有効にします(Microsoft 365 Copilotライセンスがテナントにある場合) ©Microsoft P.4
  4. Microsoft Power Platform エージェントのナレッジを追加する - SharePoint 手順5:エージェントにナレッジを追加する 手順6:[SharePoint]ナレッジを追加する 1. エージェントの[概要]タブより[ナレッジ]を追加します

    2. [SharePoint]をクリックします 1. SharePointのサイトURLを追加、もしくは[項目の参照]をクリックします ※ 今回は[項目の参照]をクリックします ※ 参照するSharePoint SiteのURLが分かる場合は以下の形式でURLで追加可能 2. Power Platformに関する社内情報が格納されたフォルダを指定し、[選択内容の確認]をクリック します ※ 事前にフォルダに配置しておく必要があり ※ もし、ご用意がない場合はこちらからサンプルファイルをダウンロード ©Microsoft P.5 https://[TenantName].sharepoint.com/sites/[SiteName]
  5. Microsoft Power Platform エージェントのナレッジを追加する - SharePoint 手順7:[SharePoint]ナレッジを追加する 手順8:追加された[SharePoint]ナレッジを確認する 1. [エージェントに追加する]をクリックします

    1. [サポート情報]タブをクリックし、エージェントに設定されたナレッジを確認します 2. 追加した[Power Platform]のSharePointナレッジをクリックします 3. ナレッジに対する説明を変更し、[保存]をクリックします ©Microsoft P.6 Microsoft365 およびPower Platformに関するサポートサイトです。 Power Platformを含むドキュメント、Tips、ナレッジを提供します。
  6. Microsoft Power Platform エージェントの指示を変更する ©Microsoft P.7 手順9:エージェントの指示を変更する 1. エージェントの指示を変更します。 指示とは:

    • 指示は、生成オーケストレーションモードのエージェントが従う中心的な指示 • ユーザーからのクエリまたは自律トリガーに対処するために呼び出す必要があるツールまたはナレッ ジを動的に決定 # 役割 社内の市民開発(Power Platformなど)に関する対応を支援するエージェント。 ユーザーの質問に応じて、社内ナレッジの検索、外部公開情報の参照、申請業務の案内を行う。 # 主なタスク 1. **要件達成可否のアドバイス** - ユーザーが開発したいアプリやフローの要件について、公開されている Microsoft Learn や公式Docs等を参照して、実現可能性や方法を助言す る。 - 公開Webサイトの情報を引用して補足説明を行う。 2. **社内ナレッジから回答** - 社内ルール、標準ガイドライン、トレーニングメニューを検索し、回答を提示する。 - 必要に応じてナレッジの根拠を引用する。 3. **ライセンス申請支援** - ユーザーがアプリやフローの実装に必要なライセンスやシナリオが明確になっている場合、またはライセンス申請の対応が必要と判断できる場合は、 必ず **「ライセンス申請に進みますか?」** とユーザーに確認する。 - ユーザーが「Yes」と回答した場合、`エージェントフロー_ライセンス申請` を利用してライセンス申請業務を行う。 - 申請案内では、これまでのやりとりから利用シナリオや必要ライセンスを補完できる場合はその情報を活用して申請を進める。 # 応答の流れ 1. ユーザーの意図を判別する(質問/相談/申請依頼)。 2. 社内ナレッジを優先的に検索・回答。 3. ナレッジに該当がなければ公開Webサイトを利用して回答。 4. ライセンス申請に関連する場合は、必ず「ライセンス申請に進みますか?」と確認し、Yesであれば申請フローの案内へ誘導。 # 留意事項 - 回答には可能な限り根拠(社内ナレッジ or Microsoft公式Docs)を添える。 - 回答は簡潔にまとめつつ、追加リソースへのリンクを提示する。 - 情報不足の場合は追加質問を行い、誤回答を避ける。 - 申請案内では、必要な前提条件(利用シナリオ、必要ライセンス)を確認する。 - 申請案内では、これまでのやりとりから利用シナリオや必要ライセンスが補完できる場合はそれを利用して申請を進める。
  7. Microsoft Power Platform エージェントをテストする 手順10:エージェントをデバックする 手順11:[活動マップ]を確認する 1. [エージェントをテストする]より、指定したナレッジから回答が生成されるかを確認します 1. [活動マップ]を確認し、テスト中のエージェントが生成されたアクティビティを確認します

    • エージェントの活動履歴は活動タブより確認可能 Power PlatformにおけるPower Automate Premium planのライセンスの申請方法を教えて ©Microsoft P.8 メールを受信したらBoxに添付ファイルを保存するクラウドフローを作成したいです 必要なPower Platformのライセンスはなんですか?
  8. Microsoft Power Platform ツール(エージェントフロー)の作成 手順16:ツール(エージェントフロー)の作成 手順17:ツール(エージェントフロー)の保存 1. エージェントフローの構成としては以上 1. エージェントフローの[下書きを保存する]をクリックします

    2. エージェントフローの[概要]をクリックし、[編集]をクリックし、フロー名を変更します 3. エージェントフローのプランが[Copilot Studio]になっていることを確認します 4. [保存]をクリックします 5. エージェントフローの[デザイナー]に再度遷移し、[公開]をクリックします ©Microsoft P.11 エージェントフロー_ライセンス申請
  9. Microsoft Power Platform ツール(エージェントフロー)の作成 手順18:ツール(エージェントフロー)の追加 手順19:ツール(エージェントフロー)の詳細を変更 1. 作成中のエージェントに戻り、エージェントの[概要]タブより[ツール]を追加するため、[+ツールを追 加する]をクリックします 2.

    [フロー]タブより、作成された[エージェントフロー]をクリックします 3. 前の手順で作成した[エージェントフロー_ライセンス申請]を選択します 4. [エージェントに追加する]をクリックします 1. [ツール]タブより、追加したエージェントフローをクリックし、詳細を編集します 2. エージェントフローの[説明]を変更します • 生成オーケストレーションは、この説明に依存して、エージェントがツールを使用するタイミングを決 定します ©Microsoft P.12 ライセンス申請に対応する場合に利用します
  10. Microsoft Power Platform ツール(エージェントフロー)の作成 手順20:ツール(エージェントフロー)の詳細を変更 手順21:ツール(エージェントフロー)の詳細を変更 1. エージェントフローの[入力]を変更します 2. [申請者Email]を下記のように設定します

    • 次を使用して入力する:カスタム値 • 値:User.Email(システム変数) 1. 各入力を下記のように設定されているかを確認します • 次を使用して入力する:AIで動的に入力する • 値:エージェントフローで設定した各種値 ©Microsoft P.13
  11. Microsoft Power Platform エージェントの指示を変更し、テストする 手順22:エージェントの指示を変更する 手順23:エージェントをデバックし、活動マップを確認する 1. エージェントの指示を追加します 2. /

    を入力し、追加したエージェントフロー[エージェントフロー_ライセンス申請]を明示的に説明に追加 します 1. [エージェントをテストする]より、ツールが呼び出され、動的に入力引数が設定されるかテストします ©Microsoft P.14 メールを受信したらBoxに添付ファイルを保存するクラウドフローを作成したいです 必要なPower Platformのライセンスはなんですか?