Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

CORS完全に理解した(したい)

 CORS完全に理解した(したい)

CORSについて簡単に紹介する資料です
https://github.com/toshi-pono/CORS-practice

Avatar for toshi00

toshi00

August 28, 2023
Tweet

More Decks by toshi00

Other Decks in Programming

Transcript

  1. 今⽇やること CORS:オリジン間リソース共有 1. オリジンとは? 2. CORSの仕組み 3. CORSの必要性 扱わないこと •

    プリフライトリクエスト • HTMLタグ内でのリクエスト(img, iframe, canvasなど) • Cookie 3/17
  2. CORS = オリジン間リソース共有、 Cross-Origin Resource Sharing 4/17 CORSとは 
 クロスオリジンのときに

    リソースを使えるようにする サーバーからブラウザへの許可 APIリクエストと そのレスポンス オリジンが違う 同⼀オリジンのリクエストは常に許可 クロスオリジンのリクエストは基本は禁⽌ → (でもアクセスしたい)→ CORSで個別に許可 許可に応じて ブラウザが制御
  3. CORS = オリジン間リソース共有、 Cross-Origin Resource Sharing 5/17 CORSとは 
 クロスオリジンのときに

    リソースを使えるようにする サーバーからブラウザへの許可 APIリクエストと そのレスポンス オリジンが違う 同⼀オリジンのリクエストは常に許可 クロスオリジンのリクエストは基本は禁⽌ → (でもアクセスしたい)→ CORSで個別に許可 許可に応じて ブラウザが制御
  4. 1. クロスオリジン? 6/17 オリジンとは https://example.com:443 host name port scheme リクエスト元

    リクエスト先 https://example.com https://example.com same-origin: 完全一致 https://dev.example.com cross-origin: サブドメイン https://example.com:8080 cross-origin: 異なるポート オリジン = スキーム(プロトコル) + ホスト名 + ポート
  5. 1. クロスオリジン? 7/17 (おまけ) origin と site 対象:https://example.com same-origin same-site

    same-site かどうかは cookie の送信で関係してくる same-site: eTLD+1が同じ(雑に書くと、ドメインの持ち主が同⼀) https://example.com https://example.com:443 https://github.com https://google.com http://example.com https://dev.example.com https://example.com:8080
  6. CORS = オリジン間リソース共有、 Cross-Origin Resource Sharing 8/17 CORSとは 
 クロスオリジンのときに

    リソースを使えるようにする サーバーからブラウザへの許可 APIリクエストと そのレスポンス オリジンが違う 同⼀オリジンのリクエストは常に許可 クロスオリジンのリクエストは基本は禁⽌ → (でもアクセスしたい)→ CORSで個別に許可 許可に応じて ブラウザが制御
  7. 2. CORSの仕組み 9/17 JSエンジン*¹ ブラウザ サーバー *1: 実際には、JSエンジンはブラウザの内部に組み込まれている *2: 単純リクエストでない場合は、許可がなければリクエストも送信しない

    リクエストの送信を要求 レスポンス 許可されて いなければ 破棄 レスポンス リクエストを送信*² フロントエンド開発 バックエンド開発
  8. 2. CORSの仕組み 10/17 CORSのヘッダー ※ 許可の申請(クライアントからサーバー)はブラウザが自動でやってくれる。FE側でやることは特にない。 許可(サーバーからクライアント) • Access-Control-Allow-Origin •

    Access-Control-Allow-Credentials • Access-Control-Allow-Headers • Access-Control-Allow-Methods • Access-Control-Expose-Headers • Access-Control-Max-Age 許可の申請(クライアントからサーバー※) • Origin • Access-Control-Request-Headers • Access-Control-Request-Method
  9. 2. CORSの仕組み(許可の例) 12/17 Access-Control-Expose-Headers JSエンジン JSエンジン https://site.example https://site.example https://api.example Access-Control-Expose-Headers:

    Myheader CORSセーフリストレスポンスヘッダーは、許可なしに取得できる (Cache-Control, Content-Length, Content-Language, Content-Type, Expires, Last-Modified, Pragma) Myheader: hogehoge Myheader: undefined 許可あり 許可なし
  10. 3. CORSの必要性 13/17 CSRF脆弱性 今回のケースはCookieの設定も良くない……かも なお、CORSだけでは防げないパターンもあるので注意が必要 https://api.example https://site.example https://evil.example ログイン:

    Cookieがapi.exampleに 対して付与 ①ログイン ②アクセス ③勝手に  リクエスト ④レスポンス ⑤レスポンスを覗 き見 CORSがないので リクエストできる
  11. CORS = オリジン間リソース共有、 Cross-Origin Resource Sharing 14/17 CORSとは 
 クロスオリジンのときに

    リソースを使えるようにする サーバーからブラウザへの許可 APIリクエストと そのレスポンス オリジンが違う 同⼀オリジンのリクエストは常に許可 クロスオリジンのリクエストは基本は禁⽌ → (でもアクセスしたい)→ CORSで個別に許可 許可に応じて ブラウザが制御