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MDR(Model-Driven Retrospective)のススメ

MDR(Model-Driven Retrospective)のススメ

「MDR; Model-Driven Retrospective, モデル駆動なふりかえり会」について整理しています。
また、MDRを実現するためのモデル記法「ReD(レッド; Retrospective Diagram)」についても説明しています。

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うきぐも / すずき

July 20, 2024
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Transcript

  1. ふりかえり会をモデル駆動にする • ふりかえり会でモデル(図‧ドキュメント‧etc.)を使ってはいる ▪ いわばModel-Used Retrospective(モデルを使ったふりかえり会)になっている ▪ 各⼈の思うよかったこと‧よくなかったこと‧わかったことなどをモデルにまとめる ▪ 親⼦関係/因果関係の整理‧原因の分析などは

    誰かが⼝頭で話して時々思い出したように図やドキュメントに補⾜メモを追記しがち • だから声のデカい⼈の意⾒が通りやすくなって改善活動がキャンペーン化する • ふりかえり会がずっとモデルとともにあるわけではない ▪ Model-Driven Retrospective(モデル駆動なふりかえり会)になっていない • MDR(Model-Driven Retrospective, モデル駆動なふりかえり会)で 全員の全ての思考をモデルによって整理し続けるとよい ▪ MDRは 次のスプリントで全員がより良い仕事をより楽しく⾏えるようにするための より効果的な改善施策が開発されるふりかえり会を実現するための⽅法の⼀つ 3
  2. MDRのためのモデル記法ReD • MDRを実現するためのモデル記法ReDの例 ▪ ReD(レッド; Retrospective Diagram) ▪ 成果物の親⼦関係や起こったことの因果関係を表現できる 4

    イベントの 成功 イベント 司会 スライド スライドは 建付けから 作るようにする 会場参加者への 問いかけがよかった 内容が取っ散らかって よくわからない所が あった 間を埋めるために アドリブでやったら 意外とウケた スライドの 建付け作りを やらなかった 参加者の ノリも よかった 時間が なかった 次からは台本に 参加者への 問いかけも 含めてみる 例: 会社主催のオフラインパーティイベントのReD
  3. Knowledge or Try Good Point Booster 結果 良い結果の場合はWinと呼んで達成感を共感するのも〇 要素AがBを⽣む確率を加速させるような制御しにくい要因 Reason

    Resultを⽣んだ成果物とその構成要素 (無形‧有形を問わない) Masterpiece Result (Win) Masterpieceの良い点/悪い点 Good/Bad Pointが⽣まれた要因‧理由 ReasonのReasonを整理してもよい(階層に制限は無い) Reasonから得られる学びや改善点 これに基づいて各種モデル(プロセスモデル‧ドメインモデル‧etc.)を育てる Bad Point 5
  4. ReDの⽋点 • ReDによるふりかえり会は「重い」 ▪ 時間的にも労⼒的にも ▪ 被験者「頭がヘトヘトになった」 • しかし思い付きではない きちんと「開発」された改善施策/学びが得られる

    ▪ 被験者「楽しかった」「次はこうしようというイメージが鮮明になった」 • ReDはMDRのコツを掴むための⽤途がよい ▪ ReDを使ってMDRの勘所を理解した上で 各々の組織に合わせてReDを軽量化したり KPT/YWT等 従来のふりかえりフレームワークに原因分析の要素を追加したり • 「いかに早く⽯橋をたたいて渡るか」が重要 ▪ ⽯川馨著 品質管理⼊⾨より ▪ ReDでMDRという⽯橋の叩き⽅のコツを掴む 6