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Turbulent Technological Changes and Career Stra...

y_matsuwitter
November 08, 2023

Turbulent Technological Changes and Career Strategies

技育祭2023登壇資料
LLMの登場からソフトウェア開発は大きく変化しつつあります。この激動の時代をどのようにキャリア構築するか、お話させいただきました。

y_matsuwitter

November 08, 2023
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  1. © 2023 LayerX Inc. 5 なぜやるのか LayerXについて 人口減少社会 人の生産性 “すべての経済活動を、デジタル化する”

    日本社会の構造的課題 LayerXの課題認識 LayerXの事業/ミッションとのつながり 人口減社会で起こる課題の解決を、ソフトウェアでサポートする お金の生産性 データの生産性 バクラク事業 Fintech事業 AI・LLM事業
  2. © 2023 LayerX Inc. 6 エンジニア50名ほどの組織に元CTOが12名以上在籍しています。 経営陣紹介 LayerXについて 1 上場を経験した

    シリアルな経営チーム 日本トップクラスの エンジニアチーム 2 Gunosy / DMM.com CTO CTO協会理事 メルカリ CTO CTO協会理事 CARTA HoldingsCTO CTO協会理事 Gunosy創業・上場 未踏スーパクリエータ Aimnig 創業・上場 Wantedly 執行役員 サイバーエージェント・ メルカリ上級執行役員
  3. 7 © 2023 LayerX Inc. LayerXについて * 資本準備金含む ** 全事業含む

    会社名     代表取締役  創業      資本金* 関連会社 取得認証 | 株式会社LayerX(レイヤーエックス) | 代表取締役CEO 福島 良典    代表取締役CTO 松本 勇気 | 2018年 | 112.6億円 | バクラク事業、Fintech事業、Privacy Tech事業 | 三井物産デジタル・アセットマネジメント   三井物産、LayerX、三井住友信託銀行、SMBC日興証券、JA三井リースによる合弁会社 | 情報セキュリティマネジメントシステム、      JIIMA認証 提供プロダクト IS 747702 / ISO 27001 次世代のプライバシー保護 秘匿化技術 バクラク事業 企業活動のインフラとなる 法人支出管理(BSM)SaaSを 開発・提供 Fintech事業 ソフトウェアを駆使したアセットマネジメント 証券事業を合弁会社にて展開 Privacy Tech事業
  4. © 2023 LayerX Inc. 8 スタートアップですが毎年新卒が入社。「意思決定の数だけ成長する」をテーマに、濃いプロダクトチームの中 で、事業牽引できる不確実性対応力高いエンジニアへ育つ環境を目指しています。 新卒採用について:常時インターン募集中 LayerXについて 学びあるプロダクトチーム

    立ち上がり続ける 新規事業 50人足らずの小さなチーム に多数のCTO経験者やEM・ テックリード 毎年2〜3個の新規プロダク ト・事業が生まれるコンパウ ンドスタートアップ 育成・成長を支える体制 スタートアップ、だけど育成 メンバーの成長に責務を持 つEngineering Officeを 中心に皆様をサポート。 Mixi様との合同研修や社内 勉強会など成長を後押しす る仕組みをご提供。 沢山の挑戦と意思決定そし て成功と失敗を繰り返し 素早い成長をご提供
  5. Confidential © 2022 LayerX Inc. 11 自己紹介 松本 勇気 (@y_matsuwitter)

    株式会社LayerX 代表取締役CTO 株式会社三井物産デジタル・アセットマネジメント取締役 日本CTO協会 理事 Fintech/PrivacyTechを主に管掌 趣味は筋トレと料理
  6. 12 © 2023 LayerX Inc. 自己紹介 2008年 2010年 2013年 2015年

    2017年 2018年 2020年 2021年 〜現在 東京大学入学(理科一類 => 工学部精密工学科) サークル・バイト・ゼミなど 最初の起業(AR) その後Gunosyまでで、人材系や時間割事業の立ち上げなど3社 1月にGunosy入社、3月大学卒業 Gunosy上場、執行役員CTOとして組織立て直しなど、この頃結婚。 新規事業担当としてR&DやLayerXの前身となるBlockchainの研究開発担当 息子の誕生にて育休取得。その他アルゴリズム刷新で売上貢献。 DMM.comへ、テックカンパニーへの組織改革のためCTOを担当 CTO協会の立ち上げ コロナ禍で日本のDX課題に向き合い始める。 各種業界団体・行政などとの連携、社外取締役2社(1社はその後上場) LayerX 代表取締役 最高のチームとソフトウェアで日本全体を変えたい。
  7. © 2023 LayerX Inc. 15 様々なソフトウェア開発領域で、GAIによる変化・効率化が見えている。一方、成果物へ人が責任を負う以上、 アウトプットについて人の確認は必要。 現状の開発における変化 LLMと技術変化と技術者 要件抽出

    設計 コーディング テスト コードレビュー バグ修正 ドキュメント生成 UIデザイン 品質保証 現在の生成AI(言語・画像)で見えている 対処・補助可能な領域の例 UIデザインの実装 チューニング …etc
  8. © 2023 LayerX Inc. 16 よりモデルの巨大化・専門化・高速化が進み、また多くのツールが周辺の情報とGAIを接続し始める。結果と して開発の多くは「GAIに正しく指示を伝える」取り組みになってしまう。 この3年で起きそうな技術変化 LLMと技術変化と技術者 LLM

    friendlyな 開発ツール LLMネイティブな 開発プロセス LLM/GAIによる品質の保証 開発の不要な領域増加 APIやドキュメント等についてLLM 親和性高いフレームワークや言語が 登場。 CopilotやCursor、LLMを使うこ とを前提にしたコーディングスタイ ルへ。 様々なツール同士の連携をLLMが 代替、開発せずに目的を達成する。 例:ZapierやAdept、 Open-Interpreter ブラウザ等をLLMが操作し勝手に バグを見つけ、修正とユニットテス ト等の提案。
  9. © 2023 LayerX Inc. 17 自らコードを書くことが日々減り続けている。プロダクトあたり開発者数は減る。これはGAIに限らずこれま でも進んできた重要なトレンドである。一方で、何を作るか、課題を定義する領域はまだ残るだろう。 ソフトウェアエンジニアと開発の未来 LLMと技術変化と技術者 不確実性の小さなものから

    仕組み化されていく。 人が責任を負う領域は年々 小さくなっていく。 原則 課題を発見する 解決策を考える 開発する 品質を確かめる 良い課題を発見し言語化することは今後も難しい。 課題の言語化が出来ていれば、ある程度の解決は AIがサポートしてくれる可能性。 コーディング自体はAIが代替、AIを正しく動かし、 アウトプットを確認すること自体はしばらく残る。 要件定義があればAIは品質保証を自動化し、さら に常に検証し続けるだろう。
  10. © 2023 LayerX Inc. 18 とはいえ残るものもある。自分にとってのそれが何か見つけるために、激動期にどう振る舞うかは大きな影 響。かつキャリア初期ほど可処分時間が多い。 最初の10年の使い方を考える LLMと技術変化と技術者 可処分

    時間 家庭等 傷病・体 力減少 20代 年代 生物的 活動 ライフステージや健康の変化によ りどんどん減少する。 最大限この可処分時間を未来に投 資していく。
  11. © 2023 LayerX Inc. 19 今後の変化に答えはない。新たな変化を「常識」として追従できるのが皆さんの強み。最初の10年の中で新た な技術を最大限学び、使いこなし、変化に対応した開発者になる。 最初の10年で最大限GAIを使いこなす LLMと技術変化と技術者 GAIによってパラダイムシフト、つ

    まり技術や考え方の前提が起きる だろう。 それはGAI前提な世代への交代に よって確実に発生するものと思わ れる。 パラダイムシフトは世代交代 これまでの常識的なエンジニアの あり方を目指そうとする LLMで新しい当たり前とは?に 向き合い自分の道を探す おそらく事業やプロダクト視点、課 題発見がより重要に。
  12. © 2023 LayerX Inc. 23 どのような意思決定にもリスクがあり、リターンがある。目的とするリターンを定義し、手元の選択肢が何で、 それぞれにはどんなリスクとリターンがあるのか整理してみよう。 リスクとリターン 投資家的に考えるキャリアのあり方 リスク

    大 リターン 大 • 一般的にリスクとリターンは比例する。 • 「知識量」次第で、同じリターンを比較的 小さなリスクで得る事ができる。 ◦ 投資の大前提 リスク 予測と実際のズレを引き起こす不確実 性×影響の大きさ リターン 何を得ようとするか、積み上がる指標 をリターンに設定するとよい。
  13. © 2023 LayerX Inc. 25 自分の手元の投資可能な資産(お金、時間、信用など)をどのように配分し、どのようなリターンを期待するの か、抱えるリスクはなにか考える。なお、正しい答えはない。 バランスシートとポートフォリオ 投資家的に考えるキャリアのあり方 時間

    資産 体力 信用 今持っている資産 学習 業務 休養 娯楽 どのように配分するか リスク / リターン リスク / リターン リスク / リターン リスク / リターン それぞれの投資のリスク・リターン 合計した リスクとリターン 知識・経験
  14. © 2023 LayerX Inc. 30 自分の努力につながる健全な「悔 しい」という思い。仲間の昇進や、 技術的成長などを見て焦り、悔し く思い自身の成長につなげる。 自分の周囲のコミュニティは努力を習慣化するための装置。努力を宣言し、結果をアウトプットすること、それ

    らに対するコミュニティの反応があなたの努力を支えていく。 健全な嫉妬と習慣化の力 努力と健全な嫉妬 健全な嫉妬 宣言 実行 発信 承認・称賛 刺激 さらなる意欲 コミュニティからの 視線 強制力
  15. © 2023 LayerX Inc. 31 周辺で競う、基準となるライバルがいること、また目標となる上司の存在は成長を目指す上での刺激となる。 「あいつに負けられない」という健全な嫉妬心を努力の習慣化につなげることが重要。 誰と仕事をするか 努力と健全な嫉妬 競争意識・成長の基準

    ともに学ぶ・学びの習慣化 型を盗む・背景を知る 自分へのFB・成長サポート 良い会社とは 良い上司 成長機会・ポジション 文化・習慣・振る舞い 良い同僚 成長組織のハード・ソフト両面の仕組みを学ぶ。 自身が意思決定をする、投資する場を得る。
  16. © 2023 LayerX Inc. 33 ソフトウェアエンジニアというあり方が大きな変化を迎えている。自身の積み上げるべきキャリア資産を意識 した意志ある投資により、自分の未来を切り開こう。 激動の時代でキャリア資産を積み上げる 投資家的に考えるキャリアのあり方 LLM/GAIは開発の

    あり方を変える 開発プロセスやコーディング、品質保証、デザインまで全てが生成AIで変 わっていく。生成AI前提のパラダイムへの変化を皆さんの世代が作る。 資産を積み上げる 今自身が拡大すべき「資産」とは何か考え、仮説を持ってポートフォリオを 作り、資産を拡大させていく。 仲間を作る 仲間との「健全な嫉妬」は日々の努力を支え、目線を引き上げ続ける。仲 間を作り、切磋琢磨できる場に身を置こう。