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AIがコードを書いてくれる時代、我々は何を確かめるのか

 AIがコードを書いてくれる時代、我々は何を確かめるのか

Qiita Conference 2026 Autumn

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Yosuke Furukawa PRO

October 28, 2026

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Transcript

  1. AI 企業たちはどうしてるのか? • Anthropic 社 • 全行コードレビューはしていない • お金を扱うところやセンシティブなところはリスクを考えて人がレビューもす る

    • 基本的には `/code-review` , `/security-review` を都度かけて判断、最後の最 後に他者がレビューするのはセンシティブな部分だけで、事前にオーナーが自 動チェックで直せるところから直す • https://claude.dev/blog/solving-code-review-at-anthropic/
  2. AI 企業たちはどうしてるのか? • Anthropic 社 • でも、インシデント発生時は担当者が評価される。責任を伴った動きができたか を元に評価。 • アーキテクチャに関わる大きな判断はアーキテクチャレビューを受ける

    • AI以外の人の承認がマストなものはそれがないとマージされないフローになる • 結果責任を伴わせた育成と人のレビューによるハイブリッド運用 • 目標は、人のレビュー時間を減らしても、差し戻しや障害を増やさないこと。単 に承認を省くのではなく、それを可能にする検証と復旧の仕組みを整えている。
  3. AI 企業たちはどうしてるのか? • OpenAI 社 • Symphonyというプロジェクトで実験的にほとんどレビューしないで出すように した。 • Linear

    プロジェクト管理ツールでエージェントに指示 • 曖昧さが強いか複雑性が高いものに関しては人間が細かくチェック • それ以外は自動でレビューしてマージ • https://openai.com/ja-JP/index/open-source-codex-orchestration-symphony/
  4. AI 企業たちはどうしてるのか? • OpenAI 社 • ここでもやはり、タスクを分類したうえでレビューは実施している(高複雑であ いまいなもの) • 人が成果物を直すだけでなく、次回成功できるようにテスト・文書・ツール・制

    約を改善する(ハーネスの更新)。 • 細かく作業を監督する負担を減らし、計画と成果の判断に集中するようにした • ここでも同じく、レビュー自体は実施し、チームビルディングにも貢献している • あくまでワークフローを変えているだけで、責任範囲は変わっていない
  5. コードレビュー • それ自体は価値を失っていない • いかに効率を上げてエンジニアが集中して見てもらう環境を作るかに各社注力 されてる • 全行コードレビューのような事をすると集中力が削がれる • 集中力はエンジニアの共有リソースであるという認識がある

    • またインシデントが発生した場合に責任範囲が移ることもない • なので、如何に集中するか、如何に責任を持たせるかでオーナーシップを持つ 意義は変わらないという事になる
  6. 何と言っても最近騒がれてる脆弱性対応 • PHP2Shell にせよ HTTP2Shell にせよ • リモートコード実行が可能という事で騒がれているが、メモリ領域範囲外に 書き込めてしまう脆弱性を使い、それを任意コードのアドレスとして利用し ようとする攻撃

    • 正直これまでだったら「どっかでアプデしておきますね」で終わってたはず • 今や一旦停止までして徹夜で対応に追われる • 品質基準がいきなり変わってしまった
  7. 脱線 • PHP2ShellやHTTP2Shellみたいなのは今後も増えると思う。 • こういった脆弱性や攻撃について「正しく怖がれる」ようになってほしい • 怖がらなくて良いということではない • 基本的に何回も試行しないと成功しない脆弱性であり、いきなり一撃で起こせるほ ど簡単な攻撃にはならない、

    • 一方で AI で攻撃しまくってどっか当たればラッキーみたいな攻撃は存在するし、何 万回と試行してペネトレーション成功した攻撃もある • 今まで大丈夫だったけど、これからも大丈夫とはならない、正しく怖がろう
  8. まとめ • コードレビュー、AI時代もやったほうが良いの? • やるかやらないかの二元論じゃない • 濃淡を付けてやらないところは自動化・効率化 • 複雑性・重要性・曖昧さに応じてやるところは集中して深く見る •

    ハーネスに組み込んで自動化とかもやっていった方が良い • じゃあどこまでやるの? • 品質基準が満たせてるかどうかになる • 一方で品質基準は移動する • 特にセキュリティの温度感は昨今上がってる