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個人的によく知らなかった AgentCore Memoryの機能を中心に深掘りしてみた

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March 12, 2026
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個人的によく知らなかった AgentCore Memoryの機能を中心に深掘りしてみた

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March 12, 2026
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  1. 自己紹介 3 簡単な自己紹介です! 名前 神野 雄大(Jinno Yudai)/@yjinn448208 最近X始めました! 所属 クラスメソッド株式会社

    クラウド事業本部 コンサルティング部 AIソリューションアーキテクト 資格 • Japan All AWS Top Engineers 2025 推しの サービス ブログはこのアイ コンで書いていま す! ラ・ムーとチーズ ナンが好きです! • Amazon Bedrock AgentCore (自称日本一ブログを書いています)
  2. Amazon Bedrock AgentCoreはAIエージェントを展開・運用するために最適なマネージ ドサービスとなります。マネージドサービスによりインフラ管理を排除し、開発者が エージェントのロジック構築に集中できる環境を提供します。 Amazon Bedrock AgentCore とは 6

    Amazon Bedrock AgentCore • AIエージェントのホスティング ◦ Strands Agents、LangGraphなど多様なエージェ ントフレームワークに対応 • 便利なマネージドサービス ◦ AIエージェントを使用する上で認証・ツール連携な ど便利な機能がマネージドサービスとして提供 (IdentityやMemoryなど) 特徴
  3. Amazon Bedrock AgentCoreはデプロイするためのRuntime機能をベースに認証機能 IdentityなどAIエージェントを開発する上で便利な機能が備わっています。 Amazon Bedrock AgentCoreが持つ機能群 7 • Runtime:AIエージェントの実行環境

    • Identity:認証機能 • Gateway:MCPツールの集約機能、外部サービスのMCPツール化機能 • Memory:記憶機能 • Observability:AIエージェントの挙動を可視化 • Evaluations:AIエージェントの評価機能(Preview) • Built in tools ◦ Code Interpreter:コード実行環境 ◦ Browser:ブラウザ実行環境
  4. Memoryは大きく分けて短期記憶と長期記憶の2種類の記憶を管理できます。 短期記憶と長期記憶 11 短期記憶 • セッション中の会話履歴を保持 • 最大365日まで保存可能 • リアルタイムでアクセス可能

    長期記憶 • 短期記憶から自動的に戦略に基づく情報を抽出し ベクトルで保存 • 抽出するための4つのビルトイン戦略およびカス タムの戦略を設定可能 • ビルトインの戦略は4つ提供されている ◦ Semantic Memory Strategy ▪ 知識や事実を保存 ◦ UserPreference Strategy ▪ ユーザーの好みや傾向を保存 ◦ Summary Memory Strategy ▪ 会話のサマリーを保存 ◦ Episodic Memory Strategy ▪ やり取りから教訓を保存 自動抽出
  5. メモリーは会話形式で保存するイメージが強いですが、Blob形式もサポートしていま す。画像やドキュメント、または状態をJSON形式などで保存することも可能です。 記憶構造のイメージ 19 会話形式 Blob形式 こんにちは、今日はい い天気ですね。 はい、とてもいい天気 ですね!

    一連のやり取りとそれぞれのロール を1つのイベントとして保存 ユーザー AIエージェント ドキュメント 下記ドキュメントや画 像を読み取って ユーザー 画像 AIエージェント 読み取って文字起こし します。完了しまし た。 ドキュメントや画像、状態も保存可能 状態
  6. もちろんどちらか一方ということはなく併用も可能です!注意点としては、Strands の Session ManagerはBlobは対応していない、また長期記憶の抽出対象にもならない点は 注意です。 記憶構造のイメージ 20 ドキュメント 議事録を添付します。 ユーザー

    画像 AIエージェント 受け取りました。 会話形式とBlob形式のファイルを併用 して保存できる 短期記憶のイメージ 種類:会話形式 ロール:USER 内容:議事録を添付します。 種類:会話形式 ロール:ASSISTAMT 内容:受け取りました。 種類:Blob形式 ファイル名:meeting.md Data:Base64形式で保存 短期記憶 として保存
  7. 短期記憶はある地点から分岐して記憶を持たせることが可能です。Claude Codeでいう とforkみたいな機能が実現できます。「さっきの質問をやり直したい」を履歴を壊さず に実現することができます。後はマルチエージェントが元の質問に対して複数の回答を 考える際に並行で考えたい際などでしょうか。 会話の分岐機能 22 ユーザー:カレーの材料を買いたい! 何が必要かな? AI:じゃいがも、人参、玉ねぎ、豚肉、カレー

    ルーですね。 ユーザー:Aスーパーだといくらぐらいですか? AI:1800円ぐらいです。いいお値段ですね。 ユーザー:ラ・ムーだといくらぐらいですか? AI:800円ぐらいです。安いですね。 ワイ あれ、ラ・ムーの方が安くないか?? 元の会話履歴は維持しつつ質問やり直し たいぞ! 元の質問を維持しつつ分岐
  8. 短期記憶から長期記憶への抽出はStrategyを設定することで簡単に設定できます。 actor_idやsession_idでNamespaceを作成して、ユーザー単位やセッション単位など、 どういった単位で抽出するかを設定可能です。 長期記憶の設定イメージ 26 • UserPreferenceMemoryStrategy ◦ Namespace :

    /retail-agent/{actor_id}/preferences ◦ 特定の顧客の好みを抽出 • SemanticMemoryStrategy ◦ Namespace : /retail-agent/product-knowledge ◦ ユーザーがアクセスできる共有製品情報を抽出 • SummaryMemoryStrategy ◦ Namespace : /support-agent/{actor_id}/case-summaries/{session_id} ◦ 過去のサポートケースの概要やサマリーを抽出 使用例のイメージ
  9. Episodic Memory 29 より具体的に長期記憶への保存プロセスを確認してみます。短期記憶のやり取りからエ ピソードを抽出し、構造化してさらに複数のエピソードからも振り返りを行い、別途構 造化して記憶されるのが特徴になっています。 Extraction(抽出) Consolidation(統合) Reflection(振り返り) インタラクションを分析

    し、エピソードの完了を自 動で判定。完了時点でのレ コードを生成 関連イベントを構造化され た1つの記録に統合 複数のエピソードを横断分 析し、成功パターンや失敗 からの解決策など、広範囲 な洞察を抽出 長期記憶 短期記憶 Episode Memoryとして抽出 Reflectionとして抽出 Episode Memory戦略の 特徴
  10. マネージドな組み込み戦略は、裏でLLMがシステムプロンプトに従って動いています。 各戦略ごとに 「指示」と「出力スキーマ」を持つプロンプトが定義されており、イベン ト保存後に非同期でLLMが記憶抽出を実行します。 小ネタ:実は組み込みの戦略ではLLMが裏で動いている。 35 比較項目 組み込みの戦略 オーバーライドによるカスタム戦略 モデル

    AWS側で選定・管理(指定不可) 任意のモデルを使用可能 実行方式 イベント保存後に非同期でLLMが記憶抽 出を実行 組み込みの戦略と同様 リージョン 使用するリージョンによってクロスリー ジョン推論が実行される ※東京リージョンなら、ソウル、ムンバイ、シンガ ポール、シドニーでルーティングされる 使用するモデルやAgentCoreのリージョン に依存 コスト サービス利用料に含まれる LLM利用料は別途課金が発生 マネージドな組み込みとの比較表
  11. マネージド戦略のパイプラインを一切使わず、トリガー・抽出・統合・保存をすべて自 前で制御します。AgentCoreはトリガー検知とペイロード配信までを担当し、そこから 先は自分のLambda 等で処理します。 完全セルフ抽出 36 AgentCoreが担当する部分 短期記憶 トリガー検知 トリガーの設定は自分で実施

    メッセージ、トークン、アイドル秒数単位 をトリガーとして設定可能 上記のどれか1つが閾値に達したら発火 自前で実装する部分 ユーザー XXX 保存 SNS S3 Lambdaなど メッセージが格納 S3のパスやメモリー IDが連携される 長期記憶 Bedrock SNSやS3のメッセージを活用して、自前の 処理で、長期記憶を登録。 Bedrockを活用して登録内容を作らせるの も手として考えられる。