Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
元読書嫌いが読書会を始めるまでの歩み
Search
acnaman
October 31, 2018
0
210
元読書嫌いが読書会を始めるまでの歩み
DevLOVE 2018/10/31 「組織での読書会の開き方」発表資料
https://devlove.doorkeeper.jp/events/81598
acnaman
October 31, 2018
Tweet
Share
More Decks by acnaman
See All by acnaman
問いのデザイン2章 / "The Design of Questions" Chapter 2
acnaman
0
620
ABDで勉強会したらそれがチームビルディングになった話 / ABD is one of team-building method
acnaman
1
520
違和感 それはカイゼンのチャンス / Discomfort is an opportunity for Kaizen.
acnaman
0
500
オンライン登壇で意識したいこと / What online speakers should be aware of
acnaman
0
120
Ionic V3 ー> V5 アップデートのツラミ / The pain of Ionic update
acnaman
1
670
カイゼンを始めて変わったこと
acnaman
1
1.5k
Featured
See All Featured
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
520
39k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
136
6.6k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
88
5.7k
KATA
mclloyd
29
14k
Bash Introduction
62gerente
608
210k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
169
50k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
38
7.1k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
243
12k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
26
2.1k
It's Worth the Effort
3n
183
27k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
364
19k
Transcript
元読書嫌いが読書会を 開くまでの歩み 2018/10/31 DevLOVE 組織での読書会の開き方
• 加藤翼 • エンジニア • 自社パッケージソフトの開発 • 趣味:合唱 / 料理
自己紹介
話すこと • 読書嫌いを克服するまで • 部門内の読書会を始めるまで • 部門を越えた読書会 • 今後の読書会 •
読書会開催のポイント
おことわり • 本日の資料は後ほど公開します • 本日登場した本は全て最後のスライドにまとめてあります &Amazonのリンクを記載してます
読書嫌いを克服するまで
突然ですが・・・ 読書は好きですか?
もともと本は嫌いだった 読むの 時間かかる 「お勉強」 な感じ
資格試験の勉強 • やはり「お勉強」きっかけでスタート • 分厚くて読むの苦しい • でも、暗号技術を中身から知っていくのは面白かった
「理解する」ことは好きだった 自分に気づく
「一人で読書」の壁は超えた • 「読まなければならない」の義務感から 「知りたい・楽しい」という気持ちへの転換 • 「定期的に本を読もう」と決意
おまけ:読書嫌いを克服するには • 自分の中の内発的動機を見つける • つまらない本はガマンせずに読むのをやめる • 「読書」を目的にしない、好きになろうと思わない • いつでも本を読める状態にする →例:kindleを常に持ち歩く&積読しとく
部門内の読書会を始めるまで
None
None
書いてあることが難しい ペ ー ジ 数 多 い 仕事的に読むべき本 内容は良い どうやって組織に広めるか?
読むのつらい 一人で理解しても意味ない
そんな中出会った本 • 読書会を推奨 • 一人だけでは問題を解決できない時代 →みんなで本を読み、それについて語り合う • 難しい本でも、みんなで読めば乗り切れる
書いてあることが難しい ペ ー ジ 数 多 い 仕事的に読むべき本 内容は良い どうやって組織に広めるか?
読むのつらい 一人で理解しても意味ない 読書会なら解決 できるんじゃない か!?
とりあえず募集してみた • 部門内で7人くらい集まった • 年次もチームも読書習慣もバラバラ 営業チームからも1名参加
開催した読書会の概要 1. 「みんなで読んできて、感想共有」形式 2. 1回 / 週 のペースで1章ずつ読み進める(全14回) 3. 定時後に30分程度でコンパクトに開催
4. 進め方 ◦ 3〜4人の2グループに分かれ、グループ内で感想共有 ◦ グループ発表
よかったこと • 同じネタを読んでるのでみんな発言する • チームが違うので多彩な意見がでる • 100%理解できてなくてもフォローしあえる • 全員理解できなかったことは諦められる モブプロと
同じ効果 営業さんの話 題が新鮮
改善点 • 14回とも同じ感じなので飽きてくる&長い • 最後のリーダーシップ論は参加メンバーの興味範囲から少 し遠かった • 業務が逼迫するとついてこれなくなるメンバーが出てくる
部門を越えた読書会
読書会の発言量 →「本」をネタに対話を生めるのでは?
部門を越えた読書会で、会社全体を巻き込んだ活動 ができるのでは?
とりあえず募集してみた • 部門内と同様に課題の本を決めて募集 • 2回目以降の課題本は初回に来たメンバーで決定 • 読書会のファシリテーターは交代制
が、しかし。。。
集まったのはたった2人だった
何がダメだったのか? • 情報の拡散が足りない • 本1冊読んでくる課題が人によっては重い • 独りよがりな本の選出 • ファシリ交代のハードルが高すぎる
ビブリオトークをやってみては?
ビブリオトーク • 代表者が好きな本を好きなように紹介 • 紹介後に、参加者全員でフリートーク • 「フリートークだけ参加」もOK • トークの脱線OK •
「バトル」はしない
ビブリオトークで再募集 • 少しずつ参加者が増える • 軌道に乗るまで発表は自前でつなぐスタイル →3回目くらいから他の人も発表に立候補 • ママさん社員からの参加希望も →昼休みを利用して開催 •
フリートークが盛り上がる • 資料アップロードで欠席者にも共有できる
よかったこと • 部門を越えた対話の場を作れた • 参加者側からの発信で成り立っている • ハードルを下げたことで意外なメンバーの参加
改善点 • まだ参加者は少ない →特に若手の参加に課題 • 昼休みなので本社外の社員が参加しづらい • そもそも本社外の社員に情報が伝わってない
今後の読書会
部門内でABD • 「部門を越えた読書会」メンバーが教えてくれた本 →内容よかったから部門内で展開しちゃえ! • 前回の反省:「回数が多いと飽きる」問題 →Active Book Dialogならうまくいきそう? •
ABDやったことない。。。 →DevLOVE仲間呼んじゃえ
読書会開催のポイント
「目的」にあった読書会をデザインする
「読書会のやり方」を知る・情報を集める
勇気を出して募集してみる
参加してくれた人を大切にする
まとめ
本日のまとめ • 「読書嫌い」は克服できる • 今「読書嫌い」な人でも読書会は開催できる • 開催したいと思うなら人を集めてみよう やるか、やらないか • 読書会の「目的」は見失わないようにしよう
• 集まった人と一緒に作っていこう 特別なリーダーシップとかはなくても大丈夫
「読書会」ぜひ開催してみてください
本日登場した本 • 暗号技術入門 第3版 http://amzn.asia/d/3UIuVN1 • レバレッジ・リーディング http://amzn.asia/d/fyylAyp • プロダクトマネージャーの教科書
http://amzn.asia/d/1mfoMj6 • 人もお金も動き出す! 都合のいい読書術 http://amzn.asia/d/gJRak4u • 戦略読書 http://amzn.asia/d/bfnHZPM • 帝国ホテル厨房物語―私の履歴書 http://amzn.asia/d/8BbXbu4 • 失敗の本質―日本軍の組織論的研究 http://amzn.asia/d/3AExszG • 悲劇的なデザイン http://amzn.asia/d/i78NJIq • ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム http://amzn.asia/d/6EeXLPH