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NVIDIA GTC2026 AI技術トレンドレポート

NVIDIA GTC2026 AI技術トレンドレポート

3/16から3/19に開催されたGTC2026のRecapイベントの資料です

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Daisuke Akagawa (Akasan)

March 30, 2026

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Transcript

  1. アジェンダ • 開催にあたり • イベント概要 • Keynote recap • 各領域でのサマリ

    ◦ Retail ◦ Physical AI ◦ Agent AI • まとめ(10分) ※終了時間は12:45頃 、約45分程度のセミナー時間を想定しております。
  2. 会社紹介 6 会社名 株式会社スリーシェイク 設立日 2015/1/15 Mission: インフラをシンプルにして イノベーションが起こりやすい世界を作る Vision:

    労苦〈Toil〉を無くすサービスを適正な価格で提供し続ける 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 0 50 100 従業員: 200名over Engineer 60% 所在地 東京都中央区銀座8丁目21番1号 住友不動産汐留浜離宮ビル7F  代表者 代表取締役社長 吉田 拓真 Google Cloud×SRE / GenAIにおいて、スリーシェイクは国内トップパートナー Googleクラウド・AWSの両方のエンジニアリングに強みを持つ (2024年8月に国内2例目の、GoogleCloudのDevOpsスペシャライゼーションを取得) 日本のSREをリードする インフラ・アプリ・データ・セキュリティ・AI 全方位で顧客の内製化を推進する伴走支援 あらゆるサービスを 連携するハブになる 「いいエンジニア」を あなたのチームに 事業者が抱える セキュリティリスクをゼロに あらゆるSaaSをノーコードで連携する クラウド型ETL/データパイプラインSaaS セキュリティ対策をワンストップで 実現する脆弱性診断SaaS ハイスキル人材の紹介とHR戦略支援の両輪で エンジニア組織の課題に併走 会社・事業部説明資料(SpeakerDeck)
  3. Copyright © 3-shake, Inc. All Rights Reserved. 7 SREを主軸にクラウドネイティブ化/エンジニアリング内製化を支援 SRE/DevOps

    SecOps BizOps HR ・SRE総合支援からセキュリティ対 策を全方位支援 ・Geminiを用いた生成AIの活用支援 ・ワンストップで脆弱性診断を行う セキュリティ対策SaaS ・クラウド型ETL/データパイプ ラインSaaSの決定版 ・あらゆるSaaSをノーコードで連携 ・ハイスキルフリーランスエンジニ ア紹介エージェント IT内製化 / 高度化 クラウドネイティブ化 モダナイゼーション ITアジリティ向上
  4. 9 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. 開催場所 時期 規模 主なテーマ 全体所感 カリフォルニア州サンノゼ 2026年3⽉16⽇-19⽇ 190カ国以上から30,000⼈以上(昨年⽐+20%) 1,000以上、スピーカー2,000⼈、スポンサー450社以上 Agentic AI / Physical AI / AI Factory / 推論 • 昨年の参加者25000⼈から30,000⼈に規模も増 え、街全体がGTC⼀⾊に。 • CUDAが20周年という節⽬の年でもありNVIDIA の「原点」と「未来」の両⽅が⽰された。 GTC2026の概要 かつてはGPUの開発⽅針を発表する場だったが、近年はAI/ロボティクス/メタバースのテクノロジーカン ファレンスに進化。
  5. GTC2026とは? 10 GTCとは、公式の説明によると NVIDIA GTC は世界最高峰の AI カンファレンスで、今週サンノゼ全域で開 催されています。数千人もの開発者、研究者、ビジネス リーダーと共に、会

    場やオンラインで、フィジカル AI や AI ファクトリーからエージェント型 AI や推論まで、あらゆる業界を形作る AI の技術的進歩を探求 しましょう。 NVIDIAが主催するGPUをはじめとするハードウェアから、生成AIをはじめとする ソフトウェアまで幅広く取り扱われる世界最大級のイベントになります
  6. 12 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Keynote Recap
  7. 13 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Keynoteの冒頭ムービー
  8. 14 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. トークンエコノミーの拡⼤ 100万倍 AIスタートアップへのベンチャー投 資⾦額。 $1500億 投資額は昨年の5,000億ドルから 5倍増。AIインフラへの記録的投 資。 過去2年間で、計算需要は100万倍 に増加。計算量が10,000倍に増え × 使⽤量が100倍に増えた結果。 ⼈類史上最⼤の増加。 $1兆 学習(=トレーニング)という⼀度きりのコストが、推論(リーズニング)と代わり、継続的なトークン ⽣成コストが発⽣している。インフラ需要が陰るという懸念は完全に払拭されている。
  9. 15 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. デジタルな対話から、物理空間への⾃律⾏動へとシフト 1⽇に処理されるデータの90%は、すでにビデオや画像などの⾮構造化データであり、AIは主にこの⾮構 造化データを処理している。 2023 2024 2025 Digital AI:「検索→⽣成」へシフト ChatGPT登場によりパラダイムシフト発⽣ 対話型AIが情報アクセスと創造の標準へ Reasoning AI:マルチモーダル化による拡⼤ テキストに加え、画像‧動画‧⾳声へ対応拡⼤ 複雑な論理推論 / RAG Physical & Agentic AI 推論AI登場により、より複雑な課題解決が可能に ロボットや⼯場などの⾃律実⾏
  10. 16 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. エンジニアの未来の働き⽅:年間トークン予算 将来全てのエンジニアは、 「年間トークン予算」を持つようになる。 基本給の半額をトークンとして支給し、 その何倍の生産性を得たかが、KPIとなる。 “
  11. 17 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. ディズニーリサーチによる、オラフのサプライズ登場
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    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Retail AI 世界最⼤級の企業がAIでスケールが進んでいる
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    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Retailにおける主なユースケース パーソナライズされた推奨:ショッ ピングアプリでの顧客 エンゲージメント 顧客の購買履歴や嗜好を分析し、最適な商 品をリアルタイムで提案。 店舗管理の自動化と 倉庫の効率化 カスタマーサポート: AIチャットボットによる 24時間対応 需要予測と在庫レベルの最適化によ り、コスト削減と欠品防止を実現。 自然言語処理を活用し、 顧客の質問に迅速かつ正確に回答。 デジタルヒューマンと Voice AI AIによる注文認識と処理で、 待ち時間を短縮し、顧客体験を向上。
  14. 20 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. 顧客接点の進化:デジタルヒューマンとボイスAI Puma:デジタルヒューマン "Dylan" • 100カ国語以上に対応し、リアルタイムの在 庫データと連携、単なる案内役ではなく、ス タッフの代わりになる「エキスパート」 Yum!ブランド:ドライブスルー AI • 700店舗へのスケール展開を実施。最大の効 果はアップセルではなく「従業員の認知負荷 の軽減」 • QSR業界の離職率を年2-3倍改善。
  15. 21 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. SandStar:AI発注による店舗の意思決定⼒の向上 店舗のあらゆる情報を収集して、「明⽇ツナサンドをいくつ発注すべきか?」という問いに答える、店舗 にビルトインされたCEO SandStar ⼩売AI 10年、150万商品を認識、50万端末を最適 化、30カ国展開 SandStar Claw トラフィック‧天気‧競合‧前年実績を統合分析 → 「28個」と回答 300⼈のCEO級専⾨家の知⾒ = 1店舗1⽇わずか数ド ル(約30万トークン/⽇) エッジ×クラウドのハイブリッド構成 ⼤規模モデルだけでは⼩売は回らない
  16. 22 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Lawson China — 「⼈のマインドセット」を変えるAI コロナ禍も通じた、ローソン中国でのAIの取り組みにおいては、同じAIが提供されても、信じた店舗と信 じなかった店舗で結果は決定的に分かれた 売上 +20% 廃棄 -35% 業務効率 +40% 認知AI 見えない現実を 可視化 人材拡張AI 人間の能力を 拡張 業務支援AI 判断と実行を サポート
  17. 23 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Pumaの旗艦店のデジタルヒューマン:Dylan ラスベガスの基幹店舗で、100以上の⾔語を操るデジタルヒューマンを配置。プロダクトエキスパートと して、⼈間のスタッフを補完して、観光客や内向的な顧客にパーソナライズされた体験を提供する Inventory API 店舗在庫に接続。該当のサイズの在庫確認を⾏う Language Engine: 顧客の⾔語を理解し、即座に翻訳してコミュニケーション Staff Alart タスクに分解したうえで、スタッフに通知。指定の商品の運搬 指⽰を⾏う。
  18. 24 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Grocery World Model Instacartは、数百万のセンサー⼊⼒(カートのカメラ、重量、位置情報)を統合し、オンラインで物理 店舗が同期する「世界モデル」を構築。店舗を測定可能にし、⾃動最適化を⾏うための基盤。 小売業者は歴史的に、店舗内で何をおき ているかをほとんど把握していない。 これはかなり昔からのリテールの現実だ “ InstaCart Commerce Graph 16億件のオンライン注⽂と20億SKUを処理 Caper Cartセンサーデータ カートについたカメラで位置‧重量‧画像を処理
  19. 25 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. 鷲尾さんパート 適当に増やして使ってください Physical AI サプライチェーンと⾃動運転 AIが物理世界で「仕事」をする時代
  20. 26 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. 20% スループット向上(初期パイロット) 90% 物理変更前に潜在的問題を特定 10〜15% CapEx削減(隠れたキャパシティを発⾒) PepsiCo × Siemens × NVIDIA — CPG業界初のデジタルツイン⼤規模展開 CES 2026で発表 → GTC 2026で続報。Siemens Digital Twin Composer(NVIDIA Omniverse上 に構築)。現在は、160拠点へと展開し、将来的には600拠点へと展開予定 Physical AIフロー ①デジタルツイン再現 倉庫をバーチャル空間に精巧に再現 ②CVボトルネック検知 画像認識で詰まりや遅延を瞬時に把握 ③AI代替ルート生成 最適な回避ルートを自動で提案・実行 ④VLM自然言語質問 自然な対話でシステムに指示・問い合わせ ⑤シミュレーション⇄リアル連携 仮想の最適解を現実の運用に即時反映
  21. 27 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. ⾃動運転の「ChatGPTモーメント」が到来 従来のルールベース(If-then)から、エッジケースをリアルタイムで「推論」するアーキテク チャへと変更。⾃然⾔語で「推論」しながら⾛⾏する事ができる。 BYDや日産、Hyundaiなど世界の主要 OEMがNVIDIA Hyperionエコシステ ムへと参画(合計年間 1,800万台)。いすゞも自動運転バスを開発中。
  22. 28 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Disney Research Google Deep Mindと共同で開発した思考エンジンIssacを、Disney Researchに提供。これまでのロ ボット制御と異なり、3Dシミュレーション技術を⽤いて物理制御を⾏うアルゴリズムを採⽤。感情や相 互連携をリアルタイムに⾃律的に⾏えるようにする。 デモロボット:Blue
  23. 29 Copyright ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. Copyright

    ⓒ 2025 GNUS Inc. All Rights Reserved. サプライチェーン:  PepsiCoのようなデジタルツイン活⽤は、⽇本の製造業‧物流にも直結。  昨年の「コンセプト」の段階から、営業利益に直結するような結果が出始める。 ⾃動運転:  ⽇産‧いすゞの参加で、⽇本企業のプレゼンスが拡⼤。  ⾃動運転の出荷も本格化していくフェーズ。 共通項:  「まずシミュレーションで検証し、物理世界に適⽤する」がスタンダードに   PepsiCo‧Disney‧⾃動運転 — すべてに共通するアプローチ Physical AIのまとめ — ⽇本企業にとっての⽰唆
  24. 全てのビジネスの中核としてのエージェント 34 • 単にコードを書かせるだけのエージェントとしての使い方はもう古い • エージェントはただのツールではなく、もはやビジネスインフラとして欠かせな い存在になっている 参考セッション • Enterprise

    AI Platforms and AI Agents to Business Value: How Enterprise AI Leaders are Scaling AI • Provide the Best Care for Patients Using Foundation Models and Agents • Powering Agentic AI in Automotive: From Enterprise and Manufacturing Operations to In-Vehicle Intelligence
  25. どのようなエージェントが紹介されていたか 35 • CodeRabbitを利用したレビューのボトルネックの解消 ◦ Practical Context Engineering: Eliminate Bugs

    With High-Signal AI Code Reviews ◦ AIのコード生成スピードは人間のそれを凌駕するものであるが、それらのレ ビューをどのようにするかは大きな問題である。どのようにしてコードレ ビューをボトルネックにしないようにするかが紹介されている • エージェントをどのようにビジネスに統合し、スケーリングさせて事業価値に繋 げるか ◦ Enterprise AI Platforms and AI Agents to Business Value: How Enterprise AI Leaders are Scaling AI ◦ こちらは技術的に深い内容ではなく、ビジネスにどのように還元していくか について知ることができる
  26. AIがどのように進化していくか 37 • 大量のトークンを利用して最大の価値を提供し続けることがより求められてくる • モデルのエンドポイントを利用するだけでなく、独自にカスタマイズされたモデル の構築がより活発に行われることになる ◦ オープンモデルとフロンティアモデルの組み合わせ ◦

    Open Models: Where We Are and Where We’re Headed • 生成AIの性能が大幅に向上していることにより、 Physical AIの進捗もめざましい ◦ デジタルツインを利用したロボットや自動運転の開発 ◦ 従来と比較してもより短時間で より大規模なシミュレーションを実現することが可能
  27. ハードウェアの観点 38 • GTC2025で発表されていたCPU・GPUの次世代機であるVeraとRubinが市場に 投入され始める ◦ 2026年後半から主要クラウドプロバイダー上での展開を計画 ◦ Grace Blackwellと比較してスループットやトークンコストを大幅に改善

    • Vera Rubinの推論性能をアクセラレートするためのNVIDIA Groq3 LPXがリファ レンスデザインに追加。BlueField-4 DPUやNVLinkなどとの連携 • Rubin Ultra compute node ◦ 1ラックあたり 144のGPUをNVLinkで接続可能 ◦ NVLinkによってGPUを接続し有線接続量の最小化
  28. ソフトウェアの観点 39 • OpenClawの登場はKeynoteでも触れられていた通り生成AIを利用する上で は避けられないトピックとなっている ◦ NemoClawが発表され、GTC会場でも構築・利用するためのブースが 展開 • CUDA-Xの更なる進化

    ◦ OSSをはじめとする科学コンピューティングの基盤として機能 ◦ GPUをはじめとするハードウェアが誰でも利用できるようになる一 方、最大効率を出すための取り組みは引き続き重要 • 同じハードウェアを利用していても、GPUに特化したソフトウェアを利用す ることにより、大幅にパフォーマンスが改善される • 単純にコードを書かせるだけの利用ではなく、ビジネスの意思決定にも大き く影響してくることが想定される
  29. 3-shakeの得意分野 44 3-shakeは特にNVIDIAのソフトウェアを中心にアプリケーションを構築 • NVIDIA NIM • NVIDIA NeMo •

    Omniverse • GPUを利用するためのクラウドインフラ構築支援 ◦ 例えばGoogle CloudのGKE上で GPUベースのクラウド基盤の構築など https://sreake.com/blog/how-to-use-nvidia-nemo-agent-toolkit/