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Leafonyによる、ビニールハウス内の飽差の可視化

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February 14, 2024

 Leafonyによる、ビニールハウス内の飽差の可視化

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February 14, 2024
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  1. 開発方針 • Leafony Basic kit2の範囲でハードウェアを制作する。 • ビニールハウスに設置することが前提なので、 ①データ送信は独立した通信方式→LTE-M Leafを使用。 ②AC100Vがなくても動く…乾電池駆動。

    • Leafonyのコーディングは負荷軽減のため可能な限り簡潔にし、飽 差の計算はクラウド上で行う。 • クラウド上の可視化/飽差計算はSORACOMの標準機能で実装。 2023/10/04 By SEEDPLUS @anysonica Page 4
  2. 飽差とはなにか 2023/10/04 By SEEDPLUS @anysonica Page 11 • 「飽差」とは1立米の空気の中に、あと何グラムの水 蒸気を含むことができるかを示す数値です。

    • 例えば、湿度70%の空気が二つある場合、一方は 11℃の低温で水蒸気をあと3gしか含むことはできま せん(飽差3g/㎥)。 • 同じ湿度70%でももう片方は30℃の高温、なんと約9 gもの水蒸気を含むことができます(飽差9g/㎥)。た くさん水蒸気を含むことができる空気は「水蒸気を 奪う力が強い空気、乾きやすい空気」と言い換える ことができます。 • 特に、ビニールハウスで栽培される作物には、種類 ごとに最適な飽差が設定されています。 。 引用・施設園芸のHPより https://shisetsuengei.com/news-column/yield-quality-up/yield-quality-up-003/
  3. 飽差活用への課題①計算式が複雑(例) 2023/10/04 By SEEDPLUS @anysonica Page 13 気温と湿度がわれば、 このページの計算式を用いて 飽差を求めることができます。

    しかし、手作業ではかなり複雑 なために、現場では次ページの ような早見表を使用します。 引用: https://minorasu.basf.co.jp/80240
  4. 2023/10/04 By SEEDPLUS @anysonica Page 14 • ビニールハウス農家で使用される、飽差の 早見表(例)。 •

    飽差の細かい管理が求められる花きの栽 培には、必須の管理項目です。 • 早見表には、リアルタイムの監視や繁忙期 への対応が難しいという課題があります。 飽差活用への課題②早見表 引用・施設園芸のHPより https://shisetsuengei.com/news-column/yield- quality-up/yield-quality-up-003/
  5. 解決の方法~IoTを使った、飽差の自動モニタリング • 飽差は温度、湿度がわかれば算出できます。 • このため、リソースの限られたマイコンもクラウドにデータを送信で きればモニタリングに使用できます。 • ビニールハウスのなかで、無給電で送信網につながる機器構成に てIoTを構成できることが望ましい。 •

    飽差の算出は、クラウド側で行えばマイコン側のコーディングは大 変シンプルなものになります。電力消費やデータ送信量も抑制で き、無給電での長期間運用の実現に一歩近づきます。 2023/10/04 By SEEDPLUS @anysonica Page 17
  6. Leafonyは、課題解決に最適のデバイス 2023/10/04 By SEEDPLUS @anysonica Page 18 • Basic kit

    2の、AI01+AP03 、LTE-M Leafの組み合わせにより、電源もWiFi環境もない場所での環境 センシングが可能になることがわかったので、「スマホで飽差見える化」プロジェクトに使用することに。
  7. 完成した「スマホで飽差見える化」(ハード) 2023/10/04 By SEEDPLUS @anysonica Page 22 • Leafonyと駆動用電池を試作ケースに実装。 •

    ビニールハウス内の飽差算出を想定して、実験用のミニ温室に設置した。 • 測定は5分おきに実施。今後データ取得が終わったら、15-30分おきにする予定。