Redash Meetup v8.0.0 の資料です https://redash-meetup.connpass.com/event/227407/
Hosted Redash の EOL と移行ツール redash-migrateRedash Meetup v8.0.0 - @ariarijp / Takuya Arita
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Hosted(SaaS 版) Redash の EOL● 2021/7 に Hosted Redash の EOL が発表された● Hosted Redash は 2021/11/30 まで利用可能● FAQ や Forum で紹介されている移行プラン○ Self-hosted Redash(OSS 版)への移行 <- この発表の主題○ Databricks ユーザーであれば Databricks SQL○ Redash 以外のツールへの移行
SaaS ゆえの移行のむずかしさ● インスタンスのスナップショットや DB の dump は取得できない● Redash そのものの機能として、Redash 上のデータの一括エクスポート、インポートは存在しない● 使い方にもよるが、使われていればいるほど Redash 上のクエリやダッシュボードは増えるため、手作業での移行は厳しい
redash-migrate の登場
redash-migrate とは● Hosted から Self-hosted へ移行が主な用途● 管理者の API キーを使い、移行元からデータを取得し、移行先に取得したデータを書き込む● 各コマンドには冪等性がある
redash-migrate の全体像移行元 RedashAPIredash-migrate移行先 RedashAPIJSONmeta.json移行済みデータや新旧 Redash の ID 対応付けのためのメタデータファイル管理者権限の API キーで移行元からデータを取得管理者権限の API キーで移行データを書き込み
redash-migrate の注意点● 移行先のバージョンは v10.0.0 以降を前提とし、異なるバージョン間での移行はサポートしない● 移行先の Redash は初期設定で管理者ユーザーがひとりいるだけの状態であることが望ましい● データソースやユーザーの認証情報は移行されないため、移行後に手動で設定が必要● 開発中であるため、まだ未対応の機能やバグがある
redash-migrate に対する個人的な見解● 開発中であり、日々修正や改善が行われているため、「redash-migrate があれば移行は簡単」という状況ではない● しかし、Hosted Redash から機械的にデータを移行する場合に取れる最良の方法ではあると感じている● Hosted Redash ユーザーでまだ移行方針が決めきれていない場合、redash-migrate を事前検証しておくことをおすすめする
redash-migrate デモ● 前提○ Hosted Redash から、ローカルの Redash v10.0.0 に移行する○ ローカルの Redash はセットアップ済みで、管理者ユーザーがいるだけ○ Hosted Redash、ローカルの Redash それぞれの管理者ユーザーの API Key が利用可能
redash-migrate デモ● 手順○ redash-toolbelt をインストール○ redash-migrate --help でコマンドを確認○ redash-migrate init で初期設定○ redash-migrate [command] で移行を実施○ 移行先 の Redash を確認○ (おまけ)
まとめ● 公式に提供されている redash-migrate の動向に今後も注目● Hosted Redash からの移行検討はお早めに● redash-toolbelt は Self-hosted ユーザーにもおすすめしたい
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