Redash Meetup v7.0.0 の発表資料です https://redash-meetup.connpass.com/event/211861/
#redashmeetupRedash のいまRedash Meetup v7.0.0 - ariarijp / Takuya Arita
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#redashmeetupおことわりこの発表に含まれる情報は、所属コミュニティなどを代表したものではありません。Redash の maintainer や Redash Meetup の主催者としてではなく、ひとりの Redash ユーザーとしての調査や見解、または推測に基づいていることをご了承ください。
#redashmeetupRedash のいま● 安定版の v8.0.0 が2019/12にリリースされ、1年半ほど経っている○ AWS AMI では v8.0.0 が最新版○ 余談: 公式のデモ環境 http://demo.redash.io/ は v7.0.0● v9.0.0-beta が2020/6にリリースされ、約1年経っている○ Python3 移行や、データソースの追加など、既存ユーザーから期待されている機能も多い
#redashmeetupRedash のリリース履歴v8.0.0 までは、数ヶ月サイクルで安定版がリリースされていたように見えるv9.0.0-beta リリースから1年ほど経過した現在、まだ安定版はリリースされていない
#redashmeetupgetredash/redash リポジトリーの状況● Pull Requests○ リファクタリングやバグ、テストの修正だけでなく、データソース追加やアクセシビリティ対応などもマージされており、アクティブな状態と言える● Issues○ Redash のコアメンバーによる回答も見受けられる○ 質問系の Issue にも回答されている
#redashmeetup以降は個人的な見解を多く含みます
#redashmeetupおことわり(再掲)この発表に含まれる情報は、所属コミュニティなどを代表したものではありません。Redash の maintainer や Redash Meetup の主催者としてではなく、ひとりの Redash ユーザーとしての調査や見解、または推測に基づいていることをご了承ください。
#redashmeetupなぜ v9.0.0 以降の安定版がリリースされない理由を推測してみる● v9.0.0 の変更範囲が大きい● Redash の周辺環境が変化した
#redashmeetupv9.0.0 で大きく変わる Redash● Python2.7 から Python3.7 へ移行○ 2018年10月から Python3 移行が始まっており、v9.0.0-beta リリースまで2年以上かかった大きな変更● Celery から RQ へ移行○ RQ への移行は Issue #4092 Replace Celery with RQ で議論されていた● Angular と React が混在したフロントエンドが React に完全移行● その他詳細は v9.0.0-beta の CHANGELOG.md を参照
#redashmeetupDatabricks による Redash の買収● 2020年6月に Databricks が Redash を買収した● Databricks 内では SQL Analytics として組み込まれている○ デザインは Redash v9.0.0-beta に似ているが、よく見るとEndpoints, History など見覚えのない機能がサイドバーにある● Databricks 内で Fork したものから OSS にバックポートしている形跡がある
#redashmeetupv9.0.0 の安定版はいつリリースされる?● 現時点では GitHub やフォーラムから伺い知れることはなく不明● Arik 曰く、”Definitely, once we have a final release of v9.”● 過去のリリースでは v0.12.0.b2449 から v1.0.0-rc.1 まで、約7ヶ月かかったこともある
#redashmeetupこれから Redash を使うなら、v9.0.0-beta と v8.0.0 どっちがいい?● 現時点で情報が多いのは v8.0.0 なので、Redash をこれから使い始める場合は v8.0.0 をおすすめ● しかし、安定版とされている v8.0.0 にもバグや不具合はあり、v9.0.0-beta や master ブランチで修正されているものもある
#redashmeetupRedash が将来使えなくなるってあり得る?● 可能性が無いとは言えないので、今後の動向は気にしたほうがよい● Redash は提供している機能とくらべると素朴な構造なので、Fork ができる状況であれば、独自にメンテナンスして使い続けることも技術的にはできる● 不安があれば他のツールも検証し、選択肢を持っておく
#redashmeetupまとめ● v9.0.0-beta は過去最大級の変更を含んでいるため、正式版リリースに時間がかかっているのかも● v9.0.0-beta 正式版のリリースはされていないが、GitHub を見る限り、開発は活発に動いているといえる● 周辺環境の変化も影響しているかもしれないので、動向を見守る● とはいえ、v9.0.0 が待ち遠しい!○ beta の不具合をみつけたら Issue で報告してください!
#redashmeetupHappy Querying!