Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AWS Organizations で実現する、 マルチ AWS アカウントのルートユーザー管...
Search
atpons
January 30, 2025
Programming
750
1
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
AWS Organizations で実現する、 マルチ AWS アカウントのルートユーザー管理からの脱却
2025クラウドガバナンスはこう変わる!マルチアカウント運用のre:Invent最新情報と活用例 での発表資料です。
atpons
January 30, 2025
More Decks by atpons
See All by atpons
食べログのサーキットブレーカー導入を振り返って
atpons
1
220
TLSから見るSREの未来
atpons
3
800
Securing Credentials for Package Manager and Bundler
atpons
0
250
コピペでQualys SSL Server Test A+ ゲットだぜ!
atpons
0
180
Other Decks in Programming
See All in Programming
Vite+ Unified Toolchain for the Web
naokihaba
0
740
Even G2とAWSで推しのエージェントを召喚しよう!
har1101
1
160
1年で人数1.5倍、PR数5.5倍増。 品質とアウトカムはどうなったか、 何が効いたか
ike002jp
0
120
エンジニアにデザインハーネスを 〜デザインプロセスを規定するためのハーネス〜 / Design harness from an engineer's perspective
rkaga
2
1.4k
Hunting Vulnerabilities in Symfony with LLMs
vinceamstoutz
0
580
コンテキストの使い捨てをやめる — ビジネスルール駆動開発と miko —
ioki
0
270
関数型プログラミングのメリットって何だろう?
wanko_it
0
160
「なぜそう決めたのか」を残し続ける仕組み ― Notion AI カスタムエージェント × Slack連携による設計判断の自動記録 - NIKKEI Tech Talk #47
niftycorp
PRO
0
260
AIキャラアプリkaiwaの低遅延音声通話基盤をどう作ったか - AWS Gravitonで支える低遅延・低コストAI Agent基盤
mogamit
0
170
はてなアカウント基盤 State of the Union
cockscomb
1
1.3k
【SRE NEXT 2026 Lunch Session】一人目専任SREの立ち上げを加速する ― AIと進めたオンボーディングで2分を0.04秒にした話
pkshadeck
PRO
0
2.3k
エンジニアと一緒にテストコードの設計と実装を改善した話
mototakatsu
0
260
Featured
See All Featured
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
2k
Leading Effective Engineering Teams in the AI Era
addyosmani
9
2.1k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
880
Test your architecture with Archunit
thirion
1
2.3k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
55
8.2k
A Guide to Academic Writing Using Generative AI - A Workshop
ks91
PRO
1
350
The Hidden Cost of Media on the Web [PixelPalooza 2025]
tammyeverts
2
340
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.8k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
141
35k
HDC tutorial
michielstock
2
740
Sam Torres - BigQuery for SEOs
techseoconnect
PRO
0
300
The AI Revolution Will Not Be Monopolized: How open-source beats economies of scale, even for LLMs
inesmontani
PRO
3
3.6k
Transcript
AWS Organizations で実現する、 マルチ AWS アカウントのルートユーザー 管理からの脱却 2025クラウドガバナンスはこう変わる!マルチアカウント運用の re:Invent最新情報と活用例 2025/1/30
STORES 株式会社 テクノロジー部門 技術推進本部 浅野 大我
自己紹介 2 浅野 大我 (Taiga Asano) / @atpons STORES 株式会社
テクノロジー部門 技術推進本部 エンジニア 社内で利用するパブリッククラウドや SaaS を管理しています
STORES の事業 お店のデジタルを まるっとサポート。 個人や中小事業の方々に向けて、 お店のデジタル化をまるっと 実現できる価値を提供しています。
本日話すこと - STORES におけるAWS Organizations・IAM Identity Centerの現状 - STORES におけるルートユーザー管理の課題
- ルートユーザーの削除対応にあたって行ったこと - 導入後の変化 4
STORES におけるAWS Organizations・IAM Identity Centerの現状 5 - 10数個の AWS アカウントを運用中
- プロダクト、環境ごとに AWS アカウントが存在 - AWS Organizations による管理と IAM Identity Center によるシングル サインオンを導入済み - アカウントの払い出しが簡単、コスト管理がしやすい、セキュリティ設定が容易などの メリット 管理アカウント メンバーアカウントA メンバーアカウントB メンバーアカウントC SSO
STORES におけるAWS Organizations・IAM Identity Centerの現状 6 - IAM Identity Center
の権限セットやポリシーは、AWS アカウント横断で 技術推進本部が管理 - AWS Organizations / IAM Identity Center の設定は IaC で管理 - 必要に応じて各アカウント利用者にファイルに追記、削除してもらい、自動的に適用するこ とで、追加・削除はセルフサービスで実施 メンバーアカウントA 権限セットα 自動反映 追加/削除 技術推進本部管理
STORES におけるルートユーザー管理の課題 7 - IAM ユーザーは IAM Identity Center で運用出来ている!でも・・・
- ルートユーザーは IAM Identity Center の管理外 - 当然出来ることが多いので GuardDuty などによる監視も必要 - パスワードとMFAデバイスを技術推進本部で管理 - 利用者側での管理は不要な一方、アカウントが増えるにつれて管理が煩雑に 技術推進本部管理 アカウントA ルートユーザー アカウントB ルートユーザー ・・・ なんでも 出来る SSOできない ので管理大変
増えるアカウントとルートユーザーの管理に一筋の光 ルートアクセスの一元管理 が 2024/11/15 にリリース 8 https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/11/manage-root-access-aws-identity-access-management/ ・ルートユーザーの削除(新規作成時にルートユーザーも作成されない) ・ルートユーザーしかできない特権アクションの一部が管理アカウントから可能に うれしい
ルートユーザーの削除対応にあたって行ったこと - テスト用のメンバーアカウントで先にルートユーザーの削除を実施 (公開後 すぐ) - AWS コンソールでルートアクセスの一元管理のページを見ると IAM の
GetAccountSummary API が各アカウントに飛んでしまうことが判明 - 各アカウントで GuardDuty などで検知してしまうことが分かったので、事前に調整 - 削除後に対応できなくなる特権操作をしておく (3 日) - ルートアクセスの一元管理では非対応の特権操作がある - 後でルートユーザーを元に戻すことも可能だが、先に済ませておく - 今回はアカウントエイリアスの変更をしたいアカウントがあったので、先んじて対応した - 各アカウント管理者への連絡 (1-2 週間) - ルートユーザーのアクセスキーなどを利用していないか確認 9 2024/12/2 に AWS コンソールからルートユーザーの削除を実施!
導入後の変化 10 良かったこと - ルートユーザーのパスワード管理、MFA デバイスの管理が不要に! - 新規メンバーアカウントの払い出し時に、ルートユーザーの作成が不要に! 通知の変化 -
Security Hub の各セキュリティ基準の一部コントロール (Hardware MFA should be enabled for the root user) が失敗するようになってしまった - ルートアクセスの一元管理に対応できていなかったことが原因 - すべて削除しているので、コントロールの無効化を実施
まとめ 11 - STORES では AWS Organizations と IAM Identity
Center による効率化し たマルチアカウント管理を行っています - 一方、ルートユーザーは権限の大きさや MFA デバイスの管理が必要となって おり、課題となっていました - ルートアクセスの一元管理の有効化と、ルートユーザーの削除により、大幅に 管理コストを削減することができました AWS Organizations とルートアクセスの一元管理で、より楽な マルチアカウント管理をしていきましょう!