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がんばりすぎないAI活用 & Tips / Working with AI

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September 24, 2025

がんばりすぎないAI活用 & Tips / Working with AI

社内AI活用勉強会

最新のAI事情を追い続けて、時間・お金を投資いていくのは大変。
そんな中で、日常の業務を効率化するためにやっているゆるいAI活用方法を紹介します。

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September 24, 2025
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  1. 1-1. 一般知識を調べる ざっくりいろんなことを調べたいときは、 ChatGPT がオススメ カスタム指示で余計なことをさせない - 簡潔に回答し、求めるまで追加補足説明不要 - 私の感情を推し量る必要は無い

    プロジェクト機能でルールを与え、知識を蓄える このプロジェクトは、私がWebに関する知識や概念を学ぶために使います。 ## 推奨 - HTMLやCSS、JavaScriptのキーワードが出現した場合は、MDN(https://developer.mozilla.org/)のリンクを付与する - 理解しやすいように、シンプルで実践的なサンプルコードを多用する ## 禁止 - 個人ブログやStackoverflowなど出典が明確でない情報ソースを参照しない
  2. 1-3. ながら作業で調べる 集中したいときは、 ChatGPT Live / Gemini Live がオススメ カスタム指示が使える

    ChatGPT Live がオススメ Gemini Liveは 「1 訊いたら 10 返ってくる」 スマホで常時起動させておき、作業中に気になったこと について話しかける パソコンを触ると集中力が途切れるため 例) 読書中にわからない用語や概念について質問する
  3. 2-1. 文章の整理・校正 自然言語の処理が得意な ChatGPT がオススメ AIはあくまで編集者。人が主体でないと「AIっぽい」文章になる i. 箇条書きでアイデアやキーワードを書き出す ii. 文章の流れを整理し、肉付けをしてもらう

    ←ここが強力 iii. 自分の言葉に置き換えながら文章を書く iv. 校正や文章の矛盾を “批判的に” レビューしてもらう v. 最終チェックをして公開する
  4. 2-3. 書き捨てスクリプト代わりに使う 1度しか使わないスクリプトを書くのが面倒なときに便利 読書会(全6回)を予定しているのでルールに従いグループ分けをして、出力例にあるように整形して出力してください。 ## グループ分けのルール: - 4グループにわける - 全6回でなるべく同じメンバーにならないように分散する

    - 1グループに1人発表者を設定してください - 3人グループからは1人、4人グループからは2人をシャッフル担当にしてください ## 出力例: ### グループ1 - 山田太郎(発表者) - 鈴木一郎(シャッフル担当) - 佐藤花子 ### グループ2 - 田中次郎(発表者) - 高橋三郎(シャッフル担当) - 伊藤四郎
  5. 3-1. GPTs で効率化 繰り返し行う作業は、 GPTs がオススメ 例) 翻訳: 用語集(CSV)を読み込ませて、翻訳に使う トンマナを揃え、組織内で品質を保つ

    例) 要約: URLや文章を読み込ませて、フォーマットにそって要約する 毎回同じフォーマットで要約が読めるので認知負荷が減る
  6. 3-2. 開発で推論させる GitHub Copilot + VSCode がオススメ コーディングのサポート( tab +

    enter ) エラーの調査と修正( /explain 、 /fix コマンド) コードレビューのサポート( /explain 、カスタムプロンプト) NOTE: Slash Command … /explain 、 /fix 、 /<custom-propmt> のようにコマンドを実行できる Chat Tools … #file: でファイルをコンテキストに含められる Custom Instructions … 共通的に扱いたい指示を書いておくと、すべてのプロンプトに反映される https://code.visualstudio.com/docs/copilot/reference/copilot-vscode-features
  7. Tips: GitHub Copilot 編 Slach Command と補足情報を組み合わせて精度を高める /explain ◯◯メソッドは××という用途で使います。 /fix

    エラーを修正してください。◯◯というパッケージを使っています。 繰り返し実行する場合は、プロンプトファイルを作成しておく # /path/to/Code/User/prompts/code-reviewer.prompt.md --- mode: ask --- {指示を書く} /code-reviewer #file:index.ts #file:module.ts パフォーマンスを重点的にレビューしてください。
  8. 4-1. Agentic Coding 「ひとつのことをうまくやる」 ような指示を出す 対象範囲が広いと思考を繰り返して精度が落ちる コンテキストウィンドウに収まらないと、アドホックな対応をされる 「どうやるか (How) 」

    ではなく 「何がしたいか (Want) 」 で指示する 処理に必要なコンテキストを追加すると精度があがる ( #file: ) プロンプトの下地は AGENTS.md が参考になる Vibes は捨てて、必ずレビューする!!!
  9. 例) 毎月のニュースレターを生成する .github/prompts/monthly-newsletter.prompt.md -- mode: agent -- 私が1ヶ月間に書いた記事をそれぞれ要約して、Monthly Newsletterを作成してください。 ##

    ステップ: 1. `filter-by-month`コマンドを使って、対象期間(YYYY-MM)を受け取ります 2. 対象の記事の内容を読み込み「記事の要約方法」に従って、要約してください ... ## 記事の要約方法: - ファイルは最後まで読み込んでください - コードブロックや引用は含めず、記事の内容を簡潔にまとめてください ... ## 出力形式: ...
  10. Tips: 具体的なサンプルデータを与える ## 入力例: ```json { "items": [ ... ]

    } ``` .vscode/tasks.json を登録しておくと、 Agent から呼び出せる { "tasks": [ { "label": "filter-by-month", "type": "shell", "command": "find", ... } ], "inputs": [ { "id": "month", "type": "promptString", "description": "yyyy-mm形式で入力してください", "default": "2025-01" } ] }