AWS/AzureのデータをWasabiにバックアップ！クロスクラウド運用でデータ保護をより強固に！！

Amazon Web Service（以下AWS）やMicrosoft Azure（以下Azure）リソースのバックアップを効率的に管理できる「N2WS Backup & Recovery」は、2012年のリリース以降、多くのユーザニーズに応える形で製品アップデートを続けてきました。

最新のVer 4.4では、バックアップ保存先としてWasabi Hot Cloud Storage（以下Wasabi）のサポートが追加され、クラウドデータ保護の選択肢が大きく広がっています。Wasabiは低コストかつ高耐久性を持つクラウドストレージであり、N2WSと組み合わせることで、AWSおよびAzure単体運用よりも強固な災害対策やクロスクラウド運用をより効率的に実現できます。

本セミナーでは、N2WSとWasabiの連携によって

・AWS/Azureリソースのバックアップを簡単かつ効率的に保持する方法
・Wasabiへのバックアップ設定と運用のポイント
・N2WSを用いてWasabiへのバックアップおよびリストアデモ

などを具体的にご紹介します。

AWS/Azureのデータ保護における、Wasabiと連携したコスト最適化とデータ保護強化に関心のある方必見です。

Transcript

1. AWS/Azure のデータを Wasabi にバックアップ！ クロスクラウド運用でデータ保護をより強固に！！ 2025年11月5日 (水) 15:00～
2. クラウド利用状況 出典：https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/nd218200.html https://www.srgresearch.com/articles/cloud-market-gets-its-mojo-back-q4-increase-in-cloud-spending-reaches-new-highs
3. なぜクラウドでデータ保護が必要か？ 顧客 クラウド「内」の セキュリティに 対する責任 顧客データ プラットフォーム、アプリケーション、ID、アクセスの管理 オペレーティングシステム、ネットワーク、ファイアウォールの設定 クライアント側のデータ暗号化と データ整合性の認証 サーバー側の暗号化 （ファイルシステムおよび/または データ） ネットワークトラフィックの保護 （暗号化、整合性、ID） AWS クラウド「の」 セキュリティに 対する責任 ソフトウェア ハードウェア/AWSのグローバルインフラストラクチャ コンピューティング ストレージ データベース ネットワーク リージョン アベイラビリティゾーン エッジロケーション
4. 実はクラウドでも… • クラウドでもトラブルは避けられない • 障害は起きる前提で運用 • 単体クラウドに依存しない保護 https://japan.cnet.com/article/35239436/
5. データ保護に関する要件とは？ •手軽さ •BCP対策機能が豊富 •コスト低減
6. N2WS Backup & Recovery
7. アジェンダ •N2WSとは •N2WSでできること •Wasabiとの連携方法やメリット •デモ •プレゼントクイズ
8. N2WSとは
9. N2WS データ保護機能拡充の歴史 2013年 CPM v1販売開始 AWS EC2対応 2018年 N2WSへリブランド v2.0リリース RDS/DynamoDB対応 2019年 V2.4リリース S3 Glacier対応 リソースコントロール 2021年 V3.0リリース タグべース管理 リカバリシナリオ 2022年 V4.0リリース FSx/EFS対応 Azureサポ－ト開始 MFA対応 2024年 v4.3リリース Azure対応強化 EBSボリュームをAzureへ クロスクラウドリカバリ 2025年 v4.4リリース クロスクラウドバックアップ Wasabiリポジトリ対応
10. バックアップ対象サービス S3 Bucket VPC Amazon EC2 RDS DynamoDB FSx EBS EFS Document DB Redshift SAP HANA Aurora Virtual Machines Disks SQL Servers 1つの画面から統合管理
11. N2WSアプライアンス構成 • バックアップ/リストアを集中管理 • AWS or Azureマーケットプレイスから1台デプロイ どちらで構成しても マルチクラウドのバックアップ管理可能
12. N2WSアプライアンスのシステム要件 バックアップ対象の数 必要なサイズ(EC2) 必要なサイズ(AzureVM) 200台まで t3.medium B2s 500台まで t2.large , t3.large B2ms 1,000台まで t2.xlarge , t3.xlarge B4ms , D4as v5 2,000台まで t2.2xlarge , t3.2xlarge B8ms , D8as v5 4,000台まで m4.4xlarge , m5.4xlarge D16as v5 •バックアップ対象リソースの数で変動
13. 構成 •AWS/Azure/Wasabiアカウントを N2WSへ登録 本番用 本番用 アーカイブ用
14. N2WSでできること
15. バックアップ機能 •ポリシー(ジョブ)に割り当てるだけ •AWS/Azureネイティブ機能を活用 •サービス問わず、同じポリシー画面で構成 割り当て ポリシー 何を どこへ いつ 何世代 静止点 スクリプト
16. バックアップ機能 •Microsoft VSS連携(SSM Agent or N2WS Agent) •スクリプト連携で静止点確保 •SAP HANA専用オプション(AWS Backint Agent) ポリシー開始 Service停止 スクリプト Snapshot作成 Service開始 スクリプト データ取得
17. バックアップ構成 •世代管理 •柔軟なスケジュール (数分～数か月) ポリシーA EC2-A,B,C 毎日AM 2:00開始 14日保持 リージョンコピー ポリシーB EC2-D,RDS-A 毎日4時間ごと 30日保持 Wasabiへ保存 ポリシーC Azure VM A 平日 1時間ごと (AM0:00~7:00除く) 14日保持
18. リストア機能 •マシン(サービス)単位 •ディスク単位 •ファイル/フォルダ単位
19. リストアニーズに応じたパラメータ調整 • パラメータを調整し、柔軟なリストア • 別AWS/Azureアカウント、別リージョンへもリストア可能
20. 自動アタッチ、簡単ファイルリストア • ワンクリックでファイルリストア可能 • 自動的にボリュームへ変換し、ワーカーインスタンスへアタッチ • リストア終了後、デタッチ及びスナップショットへの再変換
21. Wasabiとの連携方法やメリット
22. 通常のバックアップタスクでは… • クラウドネイティブのスナップショットとして保持 • 指定した保持世代数でローテション • 高速なバックアップとリストアがメリット
23. スナップショット保持のみだと容量が… EBSボリューム 10 GB 初回 6 GB 2回目:変更 4GB 4 GB EBSボリューム 10 GB 6 GB 3回目:増加 2GB 4 GB 2 GB EBSボリューム 12 GB Amazon EC2 インスタンス Amazon EBS ボリューム Amazon EBS スナップショット 台数、容量が増えるほどコスト増 長期間データ保持したい場合は特に影響大
24. オブジェクトストレージへのアーカイブ構成 • Amazon S3、Azure Blob Storage、Wasabiストレージへアーカイブ ネイティブスナップショット スナップショットコピー Amazon EC2 Amazon EBS スナップショット Amazon EBS スナップショット 圧縮/アーカイブ リポジトリ ※Amazon S3およびAzure Blon Storageはオブジェクトロック構成可能
25. アーカイブすることで… EBSボリューム 10 GB 初回 スナップショット 10 GB 初回 6 GB 2回目:変更 4GB 4 GB EBSボリューム 10 GB 6 GB 3回目:増加 2GB 4 GB 2 GB 4 GB 2 GB スナップショット 2回目 スナップショット 3回目 EBSボリューム 12 GB 毎回全データ保持ではなく、必要なデータのみを圧縮して保存 →データ保持コストを抑えることが可能
26. サポートされるストレージ • Amazon S3 (標準/標準IA/1ゾーンIA/Glacier/Deep Archive) • Azure Blob Storage (ブロックBlob) • Wasabi hot cloud storage
27. Wasabi hot cloud storage ・Amazon S3互換 クラウドオブジェクトストレージ ・パフォーマンス 良 ・日本国内リージョン（東京・大阪） ・99.999999999 %のデータ耐久性 ・他のクラウドよりコストを 80%抑えることも可能（APIリクエスト、Egressが無料） Wasabi コスト節約だけでなく… クラウド(AWS/Azure)外へのデータ保持が可能