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『Oracle Linux KVM』環境もVeeamでバックアップ!アーキテクチャをわかり易く解説!

Climb
June 26, 2024

『Oracle Linux KVM』環境もVeeamでバックアップ!アーキテクチャをわかり易く解説!

2024/06/26開催Webセミナーのスライド資料です。
https://www.climb.co.jp/soft/webseminar/2024/0626/

VMwareではなく、別のハイパーバイザ、クラウドを検討するケースも増えており、そのようなハイブリッドな環境で課題となるのがデータ保護です。

各環境ごとにネイティブなバックアップ機能を提供しているケースも多いですが、それぞれの環境で対応していると、各環境の管理者以外はいざというときに対応できないなどの問題が発生するケースが多くあります。

そこでVeeamです。
Veeamを使用することで単一のコンソールからvSphere、Hyper-V、Nutanix AHVなど各種ハイパーバイザ環境、エージェントでの物理マシン、さらにAWSやAzure、GCPといったパブリッククラウドをまとめて保護でき、このような対応に新たに「Oracle Linux Virtualization Manager」が追加され、Oracle Linux KVM環境もバックアップできるようになりました。
また今後のサポートとしてPromox VEも予定されています。

今回は新たに追加されたOracle Linux Virtualization ManagerでのVeeamアーキテクチャを解説、バックアップ、リストアをデモンストレーションで紹介します。

Climb

June 26, 2024
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Transcript

  1. ネイティブ機能だけで構成する場合 • OLVMでOVAなどにエクスポート • oVirt REST APIでスクリプト作成 1. スナップショット作成 2.

    スナップショットIDから スナップショットディスクを別VMに接続 3. 別VMでバックアップするデータを取得
  2. Veeamの場合 バックアップ アプライアンスVM バックアップサーバ プラグイン データムーバ • 有償oVirt環境(KVM) • Red

    Hat Virtualization 4.4 SP1のみ ※Red Hat Virtualization Manager 4.5.0以降 • Oracle Linux Virtualization 4.5.4以降
  3. スケールアウト構成で負荷分散 バックアップアプラインス • 管理操作を担当 • デフォルトでは組み込み ワーカーでデータ処理 • 1000 VMまたは100

    Job を超える場合は専任に ワーカー • データ処理のみを担当 • 同時実行される 1タスク(VM)あたり、 1vCPU 1 GB RAM
  4. 対応の違い:バックアップ • ゲストOS処理:アプリケーション対応処理やインデックス • インラインスキャン(オフラインスキャンは可能) • ジョブ優先度設定 • 個別通知(グローバル通知は可能) •

    I/Oコントロール • スクリプト実行 • ブロックサイズや圧縮レベル設定 (変更不可、1024 KB/Optimal固定) • ジョブ単位の暗号化設定(リポジトリ単位では可能)