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クリニック開業ガイドブック

CLINICS
December 27, 2024
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 クリニック開業ガイドブック

CLINICS

December 27, 2024
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  1. 01 はじめに P03 CONTENTS ©MEDLEY, INC. 2 02 開業までの流れ •

    12~18ヶ月前|経営理念・事業コンセプト、事業計画の策定 • 10~16ヶ月前|開業地・物件選定、診察圏調査、資金調達 • 6~12ヶ月前|医療機器・電子カルテの選定〜決定 • 3~6ヶ月前|内装工事 • 1~3ヶ月前|スタッフ採用、集患・PR施策 • 1ヶ月前|公的申請 P05 03 CLINICSカルテのご案内 • CLINICSカルテの概要 • CLINICSカルテの特徴 • CLINICSカルテが選ばれる4つの理由 • ①利便性の高い周辺機器 • ②流れるような操作感 • ③安心立ち上げサポート • ④リーズナブルな価格設計 P14
  2. 開業スケジュール クリニックの開業スケジュールは開業の18ヶ月前からはじめることを推奨いたします。 ※下記スケジュールは目安のため、開業タイミングにあわせてご準備を進めていただくと安心です。 ©MEDLEY, INC. 6 16~18ヶ月前 12~16ヶ月前 6~12ヶ月前 3~6ヶ月前

    1~3ヶ月前 1ヶ月前 事業計画 事業計画策定 資金調達 事業計画策定 資金調達準 開業地・物件選定 診察圏調査 医療機器・電子カ ルテの選定〜決定 人事 集患・PR 公的申請・その他 経営理念・事業コ ンセプト構築 事業計画策定 資金調達 準備 内装工事 資金調達 税理士の選定 開業地・物件選定 診察圏調査 医療機器・電子カ ルテの選定〜決定 ホームページ制作 導入 スタッフ採用 スタッフ研修 チラシ制作 ポスティング 退職表明 診療所開設届 保険医療機関申請 開業
  3. 12~18ヶ月前|経営理念・事業コンセプト、事業計画の策定 クリニック開業の12〜18ヶ月前にやるべき準備は、以下の3つです。 ©MEDLEY, INC. 7 始めに、クリニックのコンセプトを決定します。 コンセプトを決定するとは、言い換えると、 「なぜクリニックを開業するのか?」を言語化す ることと言えます。 ※構想する上で大切なポイント

    • どこで(どのような立地環境で) • 誰に (どのような患者さんに) • 何を (どのような診察を) 例えば、「待ち時間の短いクリニックを作り、地 域の患者の健康に貢献したいから」や「自身の専 門である診療を追求し、特定の疾患に困っている 患者を治療したいから」などが挙げられます。 経営理念・コンセプトの決定 開業時期の決定 事業計画の策定 開業時期は「勤務先の病院の退職時期」や「家庭 内のライフサイクル」を考慮して、適切なタイミ ングを判断しましょう。 また、クリニックの開業時期は、設立する場所に 応じた準備期間を考慮して決定することが大切で す。 最初に描いたクリニックのコンセプトを 「どのように実現していくか」を形にする事業計 画書を作成します。 • 事業計画書が必要な理由 ・開業後に安定して経営するため ・融資に通るため ・運転資金不足を防止するため • 事業計画書を構成する3つの要素 ・「経営基本計画」 ・「資金計画」 ・「収支計画」 下記に作成方法について解説をしておりますので ご参照ください。 【クリニック開業】事業計画書テンプレート|書き方もわかりや すく解説します! • 戸建の場合 新築して開業する場合、建設期間を含 み約18ヶ月の準備期間が必要です。 • テナントの場合 最低でも約12ヶ月の準備期間を設け た方がよいといわれています。
  4. 10~16ヶ月前|開業地・物件選定、診察圏調査、資金調達 ©MEDLEY, INC. 8 1. 開業地の決定 以下のポイントを考慮しながら候補地を選定していきます。 ・交通インフラの充実性 ・地理条件は良いか ・地域住民の生活パターンに適しているか

    ・将来性はあるか 2. 診療圏調査 選定した開業地を仮定して診療圏を設定し、競合クリニック数 や人口を調べ、予想される来院患者数を算出します。診療圏調 査を行う際は、開業コンサルタント等の専門家に依頼したりし ましょう。 3. 物件選定 開業地が定まったら、物件の選定を行います。物件の種類は 「不動産購入」か「賃貸」の2パターンに分けられます。 それぞれのメリット・デメリットは以下をご参照ください。 医院を開業する土地を選ぶ際のポイントを徹底解説|物件の種類や各物件のメ リット・デメリットについてもご紹介 開業地・物件選定、診察圏調査 クリニックの開業では、数千万円~1億円以上の資金が必要になり、 開業する診療科目によって異なります。 自己資金に加えて金融機関からの融資を利用する方法が一般的で、 具体的な資金調達の流れは以下となっております。 1. 事業計画書の作成 2. 資金計画の立案 3. 融資を受けたい金融機関との交渉 4. 銀行借入契約の締結   資金調達 ※クリニック開業時に利用できる代表的な借入先 • 日本政策金融公庫 • 民間の金融機関 • 医師会や地方自治体 • 福祉医療機構・リース企業 など
  5. 6~12ヶ月前|医療機器・電子カルテの選定〜決定 ©MEDLEY, INC. 9 医療機器・電子カルテの選定〜決定 ◾医療機器・電子カルテ選定の際のポイント 1. クリニックのコンセプトに合った製品の導入を検討する 「人気だから」「コンサルタントにオススメされたから」という理由で選定するのではなく、 ご自身が目指す診療所経営の形にあった製品を検討する。

    2. 費用 初期費用・月額費用・更新費用やその他発生する費用がないかを確認しましょう。 3. 機能 ご自身の診療科で使いやすい機能が搭載されているかを確認しましょう。 4. システム連携 院内で利用したいシステムと連携できるかの確認。 ※医療機器の投資額は約 1,500万円~2,000万円ほど。 <内科における導入機器例> • 電子カルテ:200万~300万円 • 一般レントゲン装置: 200万~250万円 • CR・PACS装置:200万~250万円 • 超音波画像診断装置: 300万~400万円 • 心電計:100万~150万円 • 内視鏡:600~700万円
  6. 3~6ヶ月前|内装工事 ©MEDLEY, INC. 11 ※上記は相場金額のため、各メーカー毎に金額は異なります。 • 内装にあたり把握しておくべき法令 クリニックの開設にあたり、「医療法」以外にも建築基準法、消防法、バリアフリー法といった法規制を 遵守することが必要になります。 •

    患者層や診療科にあった内装 来院が予想される患者の年齢、重症度にあわせて動線設計をする必要があります。 例えば、内科では患者は小児から高齢者まで幅広く、来院患者数が多いことが予想されるため、 無駄な動線を省き、患者の回転率を高める内装にするなど、診療科ごとの設計も必要になります。 • 費用について クリニックの内装費用総額の内訳は以下の通りです。 内装工事 ・「設計・デザイン」 平均的な設計・デザイン費用は、内装費用総額の10〜15%程度。 ・「内装・設備工事」 平均的な内装費用は、内装費用総額の60〜80%程度。 ・「設備機器・備品の購入費用」   平均的な医療機器・備品購入費用は、内装費用総額の10〜20%程度。
  7. 1~3ヶ月前|スタッフ採用、集患・PR施策 ©MEDLEY, INC. 12 • 必要な人材の検討 クリニックの開業時に必要な人材として、看護師、看護助手、 受付・医療事務スタッフの採用が一般的です。 また、スタッフの雇用形態も重要です。 専門性の高いの正社員を雇用すると人件費も多くなります。

    パートや派遣で専門性の高いスタッフを必要な業務時間だけ 来てもらうことも可能なため、それらを組み合わせて採用を 行いましょう。 • 採用スケジュール スタッフの雇用を成功させるためには、適切なタイミングで準 備を進めることが重要です。以下は、クリニック開業に向けた 一般的な雇用スケジュールになります。 スタッフ採用 • クリニックの開業における広告手段例は以下になります。 オンラインとオフラインを組み合わせて実施しましょう。   集患・PR施策 3ヶ月前 ・採用基準   の設定 ・募集媒体の  選定 2ヶ月前 ・求人掲載 ・書類選考 ・面接日調  整 1ヶ月前 ・面接 ・採用通知 開業 1~2週間前 ・顔合わせ ・研修 広告案 目的 開始目安 ホームページ 検索対策・集患 3ヶ月前までの公開 ロゴ/名刺/看板 診察圏への認知獲得 営業活動 3ヶ月前までの公開 チラシ 診察圏への認知獲得 1~2ヶ月前までの公開 リーフレット 顧客満足度の向上 1ヶ月前までの公開 SNS 新患・リピート獲得 3〜6ヶ月前までの公開 広告 (駅/交通広告/電柱/リス ティング広告) 新患・リピート獲得 1〜2ヶ月前までの公開 口コミ対策 (Googleマイビジネス) 検索・新患・リピート獲得 開業後までの公開
  8. 1ヶ月前|公的申請 ©MEDLEY, INC. 13 ※上記は相場金額のため、各メーカー毎に金額は異なります。 • 開業届 ・開業届:個人事業主が事業を開始する際に必要。事業開始後1カ月以内に税務署へ提出。 ・診療所開設届:クリニックとして診療行為を行うために提出が必須な書類。開設後10日以内に保健所へ提出。 •

    保険医療機関指定申請書 保険診療を行うため開設届受理後に厚生局へ提出。 保険医療機関指定申請は月1回のみ申請でき、受理されるまで1か月かかります。 なかには「提出期限が毎月10~20日」といったルールを定める厚生局もあるため「保険診療を開始する日」から逆算し、 管轄の厚生局に提出期限を直接確認しておきましょう。 • その他申請が必要な書類 ・診療用X線装置備付届  レントゲン撮影などでX線を利用する場合には、保健所へ提出する必要があります。  提出期限はX線装置の備付後10日以内となっています。 ・防火対象物使用開始届出書  建物の使用開始7日前までに、地域の消防署に提出する必要があります。  院長は施設の管理者として「防火管理責任者」の資格が必要になります。     ・医師会への挨拶・入会手続き       医師会には3つの組織があり、入会するにあたって、まず「郡市地区医師会」に入会し、       続いて「都道府県医師会」、「日本医師会」の順に入会手続きを行います。 公的申請
  9. CLINICSカルテの概要 ©MEDLEY, INC. 15 クラウド診療業務⽀援システム CLINICS CLINICS (クリニクス)カルテ は診療業務だけでなく、 診療所経営の効率向上を実現する

    “これからのクラウド型電子カルテ” です。 「診療所経営をワンプラットフォーム」で実現することを目指し、 電子カルテ/レセコンおよび周辺機能を充実化させたサービス開発を行っています 。
  10. 診療所経営においてCLINICSカルテが選ばれる4つの理由 ©MEDLEY, INC. 17 CLINICSカルテは、診療所経営におけるニーズにお応えすることが可能です。 •予約、問診、オンライン診療、経営分析 等の便利な周辺機能を自社開発。安価で 良質なユーザー体験を可能に 理想の診療所運営を実現する 利便性の高い周辺機能

    一連の診療業務が画面一つで完結 流れるような操作感 個別ニーズに合わせた導入支援 安心立ち上げサポート 経営に優しい リーズナブルな価格設計 Progress 進化 All in 1 連動 Reasonable 安価 Supportive 伴走 •カルテ、周辺機能、レセコンを同じイン ターフェースで操作可能。流れるような 業務体験が実現 •新規のご開業でも、他社製品の入れ替え でも •クラウド型のシステムなので買い替えが 不要。導入も低価格、さらに長く使うほ どお得に
  11. ①利便性の高い周辺機器 ©MEDLEY, INC. 18 予約、問診、オンライン診療、経営分析を内製化。安価で良質なユーザー体験を可能にします。 •「条件分岐設定可能」 カスタマイズ性の高い問診機能 •「患者利便性が高い」 Web/アプリ両方で予約・問診が可能 予約・問診

    オンライン診療 経営分析 •「患者ロイヤリティを高める」 オンライン再診メニューの設計 •「新規集患を加速する」 オンライン初診のメニュー設計 •「エリアマーケ活用」 診療圏マップによる患者情報の可視化 •「一目でわかる経営状態」 病名・属性分析で診療実績を可視化
  12. ③安心立ち上げサポート ©MEDLEY, INC. 20 導入決定 初回部門 打ち合わせ ハード整備 マスタ整備 操作指導

    機器連携 テスト 模擬診察 保守 本番 稼働 フルサポートで 伴走するプラン 自走をサポート するプラン 医療機関様のニーズに合わせて、導入支援プランをお選びいただけます。
  13. ④リーズナブルな価格設計 ©MEDLEY, INC. 21 クラウド型のシステムなので、5年ごとの買い替え不要。 導入時より圧倒的に低コスト、さらに使用期間が長くなるほどコストメリットがあります。 0 400 800 1,200

    1,600 初期 5年目 10年目    15年目 一般的な オンプレカルテ 5年毎に買い替え費用 5年毎に買い替え費用 約600万円の コスト差分
 約600万円の コストダウン
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