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医療 x AI「アイデアをビジュアルストーリーにする〜ChatGPT, Firefly Runwayではじめる動画生成AI入門〜」

医療 × AI をテーマにしたワークショップ第5回「動画生成AI入門」の資料。

内容:
- 画像/動画生成AI概要
- Adobe Fireflyの生成機能を実際に操作して習得する
- 最新の動画生成AI技術(Veo3、Whisk、Flow等)の紹介
- 実践ワーク:自分のアイデアをビジュアルストーリーとして具体化する

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Atsushi Omata

September 04, 2025

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Transcript

  1. 前回の振り返り #04 自分のアイデアを"かたち"に Vibe Coding 入門 1. LLM(ChatGPT)の基礎知識 2. Vibe

    Coding入門:生成AIとプロンプトのみで「雰囲気で開発」する手法を体験 3. 実践ワーク:Google AI Studioを使ったUI/プロトタイプ作成の体験 GPT-5へのアップデートで UI も作れるように (GPTs: アントレプレナーシップ・コーチ AI v2) 1 / 34
  2. 今回の内容:プロトタイプの3つの柱 前回は左側(ファンクショナルプロトタイプ)で今回は右側(コンテクスチュアルプロトタイプ)をやります ⚙️ ファンクショナルプロト タイプ 目的: 動作や機能を検証する。 例: Webサービスやアプリのスク ロール、ボタンのクリックなど。

    🎨 デザインプロトタイプ 目的: ビジュアルイメージを検証 する。 例: Figma、Adobe XD、Sketch などのツールで作成。 🎞️ コンテクスチュアルプロ トタイプ 目的: ユーザーの体験を検証す る。 例: アプリ使用中の様子を撮影し た動画。 今回のゴール: アイデアを「体験」として伝えるビジュアルストーリーを作成する 1 / 34
  3. 現実と区別がつかない時代の到来 アニメ調やありえない写真: AI生成とわかりやすい 写真っぽい画像: 現実と見分けがつかないレベルに到達 動画生成: まだ難しいが、リアルな映像が作れるようになってきた Nano Banana (2025/08/26)

    Veo 3 (2025/05/20) 1 0:00 / 0:20 2 0:00 / 0:18 Google Gemini - Nano Banana Image Generation Google Gemini - Veo 3 Video Generation Text-to-Image Leaderboard(Nano Bananaの性能評価) 1 2 1 / 34
  4. AI生成画像かどうかの判定方法 👁️ 視覚的特徴の確認 文字の異常 看板、ロゴが読めない 手の描写 指の数やバランスが不自然 細部の不整合 影の方向、反射の矛盾 繰り返しパターン

    背景の不自然な反復 🤖 AI検出ツール 「AI or Not」などのツールで自動分析 注意点: 100%正確ではない 💧 電子透かし Googleの「SynthID」が代表例 目に見えない透かしを画像・動画に埋め 込み、専用ツールで検出 🔒 Content Credentials 標準化団体「C2PA」が推進 画像の「来歴」を記録・証明し、確認サ イトで検証可能 画像例は全て Adobe Firefly Image 4 で生成 1 1 / 34
  5. Content Credentials の本当の目的 ⚠️ 現実的な課題 (AI生成であるという)Content Credentialsデータを意図的に消去することは技術的に可能。 C2PAの戦略:消すと信頼性がゼロになるという社会合意 ✅ 本質的な価値:

    「人間が作った本物のコンテンツであることを証明する」 署名あり = 信頼できる(対応カメラで撮影 or 対応ソフトで制作) 署名なし = 出所不明(AI生成 or 意図的削除の可能性) まとめると AI画像かどうか:電子透かし(SynthID等)で技術的に判断 人間が作ったかどうか:Content Credentials(C2PA)で制作過程を証明 現状:技術・社会の整備が追いついていない「暗黒時代」 1 / 34
  6. 画像生成AIの倫理的配慮 ⚖️ 著作権・知的財産権 アニメ・映画キャラクター ジブリ、ディズニー等は避ける 実在人物の肖像権 有名人・一般人の無断生成はリスク ブランドロゴ・商標 企業ロゴの無断使用は侵害 🎨

    学習データの問題 無断学習 アーティスト作品の許可なし使用 偏見・バイアス 学習データの偏りによる差別表現 オプトアウト クリエイターの学習拒否権利 🛡️ 使用時の配慮 透明性 AI生成であることを明示 悪用防止 フェイクニュース、詐欺等を避ける 社会的影響 生成物の社会への影響を考慮 これらのポイントを意識しながら、実際にAIツールを使ってみましょう! 文化庁:AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス 1 1 / 34
  7. 今回使用するツール 🎨 メインツール:Adobe Firefly 安全な学習データ:Adobe Stock、パブリックドメイン、ライセンス済み画像で学習 商用利用可能:生成画像をビジネスでも活用できる C2PA対応:生成画像に自動的にAI生成の証明を付与 🎬 補助ツール:主に動画生成AI

    Google Veo 3: 最新の動画生成技術(Proアカウントのみ使用可能) Google Whisk / flow: 画像から動画への変換(Proアカウントのみ使用可能) Google Vids / Microsoft Clipmate: 簡易動画編集・ストーリーテリング 進め方:Adobe Fireflyをメインに使用し、補助的に他サービスも使用 1 / 34
  8. まずは、皆さんのPC環境を確認しましょう 1. Adobe Firefly のアクセス確認 https://firefly.adobe.com/ にアクセス 右上のアイコンをクリック → 「浜松医科大学次世代創造医工情報教育センター」と表示されればOK

    ログインできない・表示されていない場合は手を挙げてください 2. 補助ツールの利用可能性確認 まず Google アカウントにログイン できているか確認してください Google Gemini Pro をお持ちの方は手を挙げてください Pro未契約の方も無料版で一部機能は利用可能です 3. 資料の確認 各サービスのリンクと詳細な使い方資料はSlackに投稿済み 操作で困った際は随時参照してください 1 / 34
  9. 🎨 画像生成AI ここからは実際に画像生成AIを使って アイデアを視覚化する方法を学びます 📋 このセクションで学ぶこと 🎨 Adobe Firefly の使い方

    🍌 Nano Banana での画像編集 ✨ 生成塗りつぶし機能の活用 💡 効果的なプロンプト作成 実際のサービスを使いながら、ハンズオン形式で進めていきます 1 / 34
  10. 画像生成プロンプトの基本 🎯 基本的な考え方 言語について:日本語でもOKですが、英語の方が精度が高いことが多い サービスの違い:同じプロンプトでも使うAIサービスによって異なる結果が出力される ✅ 効果的な描写のポイント 5W1Hで状況を明確に 視覚的詳細:色、形、質感を具体的に スタイル指定:写真風、イラスト風など

    ライティング:光の方向、時間帯 感情や雰囲気を含める ❌ 注意すべきこと 指示文は入れない( 「〇〇を生成して」等) 否定的な表現を避ける( 「〇〇がない」等) 曖昧な表現は避ける( 「美しい」 「良い」等) 過度に複雑なプロンプトは避ける 矛盾する指示をしない Adobe:効果的なテキストプロンプトの記述 1 1 / 34
  11. 画像生成AIプロンプトキーワード 🎨 スタイル指定テクニック 写真風:photorealistic, high-resolution イラスト風:digital art, illustration 絵画風:oil painting,

    watercolor 3D風:3D render, cinema4d アニメ風:anime style, manga 💡 ライティングテクニック 自然光:natural lighting, sunlight ゴールデンアワー:golden hour, warm light ドラマチック:dramatic lighting, rim light ソフト:soft lighting, diffused スタジオ:studio lighting, professional 📐 構図・カメラワーク アングル:close-up, wide shot, bird's eye view 深度:shallow depth of field, bokeh 構図:rule of thirds, centered カメラ:telephoto lens, wide angle 視点:low angle, high angle ⚡ 品質向上キーワード 解像度:8K, ultra high resolution 品質:masterpiece, best quality 詳細:extremely detailed, intricate プロ仕様:professional photography 受賞:award winning, trending 1 / 34
  12. Nano Banana を使った画像生成・画像編集例 🍌 Nano Banana(正式名称:Gemini 2.5 Flash Image) キャラクター一貫性:複数の生成・編集でキャラクターの外観を保持

    精密な編集:簡単な言葉で画像の特定部分を正確に編集 創造的合成:複数の概念を組み合わせて統一された画像を作成 スタイル適用:一つのコンセプトから別のコンセプトにスタイルを転写 まだPreview版のため正式リリース前のサービス 複数画像を合成(参照元: @MrDavids1) ポーズ指定(参照元: @ZHO_ZHO_ZHO) アノテーション (参照元: @bilawalsidhu) その他:https://x.com/ecommartinez/status/1962104604100796914 AI image editing just levelled up 1 / 34
  13. 🎬 動画生成AI ここからは実際に動画生成AIを使って 思い描いた動きを実現する方法を学びます 📋 このセクションで学ぶこと ✨ Adobe Firefly を使った動画生成

    🎯 Veo 3 / Whisk / Flow での動画生成 🔄 画像から動画への変換テクニック 💡 効果的なプロンプト作成 実際のサービスを使いながら、ハンズオン形式で進めていきます ※ 動画生成は時間・回数制限があるため、基本的に私のPCで操作して皆さんに見ていただく形で進めます 1 / 34
  14. 動画生成プロンプトの基本(テキストから動画) 🎬 基本的な考え方 現実的な課題:いきなりテキストから動画生成させると思い通りにならないことが多い(次ページの画像から動画生成を推奨) 言語について:日本語より英語の方が確実に精度が高いため、原則英語で記述する ✅ Adobe推奨のプロンプト構造 基本構造:ショットタイプ + 被写体

    + アクション + 場所 + スタイル 照明・撮影:具体的なライティング、カラーグレーディング 動作:具体的な動詞・副詞でアクションを定義 時間的要素:時間帯、天候などを含める カメラ動作:必要に応じて追加 多くの形容詞:詳細で説明的に 🎯 プロンプト例(動詞が重要) カメラワーク:zoom in, pan left, tilt up, handheld 動きの指示:gentle breeze, flowing water, walking slowly 追加指示:add falling snow, add birds flying, add smoke 削除指示:remove background, remove object, fade out 変形指示:transform to sunset, morph into, dissolve Adobe:動画生成の効果的なテキストプロンプトの記述 1 1 / 34
  15. 動画生成プロンプトの基本(画像から動画生成) 🖼️→🎬 なぜ画像から動画生成が効果的か 制御しやすい:構図、色調、スタイルが事前に確定している(動かす対象・内容を明確に指示することが大事) 動きを制御可能:開始時点の画像(キーフレーム)からどう動かすかを指示でき、終了時点も指定すればプロンプトなしでもいい感じになる 1 テキストのみで生成 始まり ✨AIが全てを想像して生成✨ 終わり

    ❓ → ❓ → ❓ ✅ とても簡単 ❌ 予想外の結果になりがち 2 開始画像を入れて生成 始まり ✨AIが動きを生成✨ 終わり 🖼️ → ❓ → ❓ ✅ 主役や背景を固定したい時 ❌ 結末はAI次第 3 開始と終了画像を入れて生成 始まり ✨AIが間の動きを補完✨ 終わり 🖼️ → ❓ → 🖼️ ✅ 一番思い通りになる ✅ 「終わり」画像を次の「始まり」に使い、連続 した長い動画が作れる ❌ 画像を2枚用意する必要 Adobe:画像を使用した動画の生成 1 1 / 34
  16. Veo 3 を使った動画生成例 🎬 Google Veo 3 音声も同時生成:映像と音響効果を一緒に生成可能 4K出力対応:高解像度での動画生成が可能 プロンプト技法:JSON形式や画像への指示で精密な制御が可

    能(下のリンク参考) { "title": " 医療相談シーン", "aspect_ratio": "16:9", "tone": " 安心感のある、信頼できる", "scenes": [{ "description": " 医師が患者に診断を説明", "visuals": { "location": " 診察室", "subject": " 医師と患者", "camera": "medium shot", "lighting": " 自然光" } }] } 構造化された指示により、より正確で意図した通りの動画生成が可能に。 JSONプロンプト(参照元: @Salmaaboukarr) JSONプロンプト(参照元: @IamEmily2050) 画像に指示を入れる(参照元: @jerrod_lew) 💡 JSONプロンプトの例 1 / 34
  17. 画像・動画生成まとめ タイプ 入力 出力 おすすめツール 特徴・用途 Text-to-Image テキスト 画像 Firefly,

    Whisk 基本的な画像生成 Text-to-Video テキスト 動画 Veo 3 思い通りにいかないことが多い(コスト高い) Image-to-Image 画像 + テキスト 画像 Firefly, Nano Banana 複数画像を合成・柔軟な画像編集 Image-to-Video 画像 + テキスト 動画 Firefly, Whisk, Flow 入力画像をもとに動画生成 Video-to-Video 動画 + テキスト 動画 Runway Aleph エフェクト・スタイル変換(コスト高い) 💡 プロンプト作成のコツ テキストプロンプト自体も LLM に作ってもらうと効果的 最新のプロンプトのテクニックは Grok(X/Twitterの提供するLLM)で調べると見つかりやすい 1 / 34
  18. 実践ワーク:4ステップでビジュアルストーリー作成 📝 STEP 1: ストーリ作成(10分) ChatGPTでアイデアの核となる価値を整理 ストーリーの骨格をフレームワークで構築 3-5シーンの構成を決定 🎬 STEP

    3: 動画生成(30分※ ) Adobe Fireflyで素材同士を自然に繋げる動画生成 使える人はVeo 3/Whisk/Flowも活用 各シーンの動きやカメラワークを指定 🎨 STEP 2: 素材作成(30分※ ) Adobe Fireflyで各シーンの画像を生成 Nano Bananaや生成塗りつぶしで統一感のある素材を作成 必要に応じてテキスト素材も準備 ✂️ STEP 4: 動画編集(20分) Google Vids/Clipmateで編集 テキスト・BGM・効果音の追加 30秒ビジュアルピッチとして完成 ※ STEP2 と STEP3 は同時進行 1 / 34
  19. STEP 1: ストーリー作成(20分) 🎯 やること 解決したい課題やターゲットを明確化 ストーリーの骨格をフレームワークで構築 視覚的に表現する3-5シーンを設計 📚 ストーリー作成フレームワーク

    起承転結:導入→展開→転換→結末の基本構成 PDRモデル:Problem → Dream → Remedy AIDAモデル:注目→関心→欲求→行動 PAS法:問題提示→煽り→解決策提示 Before→After→Bridge:現状→理想→手段 📝 ストーリー例:地図アプリ「CoolRoute」 構成 内容 起 猛暑日の通勤・通学で熱中症リスク 承 年間数万人が救急搬送される危険な現状 転 「CoolRoute」で最涼ルートを提案 結 安全で快適な移動を実現 🤖 相談できるGPTs(医療xAI WS限定公開) アントレ・コーチAI(簡易版) :課題やテーマをもとにアイデアを作成 Vibe Story Maker:アイデアから絵コンテを作成 1 / 34
  20. STEP 2&3: 素材作成・動画生成(30分) 🖼️ STEP 2: 素材作成 動画生成AIで使用するキーフレーム画像をたくさん作る Adobe Fireflyでシーン構成に基づいて画像生成&生成塗りつぶ

    しで微調整する 統一感のある画像を作るときはNano Bananaが便利(登場人 物、視点の切り替え、装飾など) 感情表現: "confident", "relieved", "excited" 🎬 STEP 3: 動画生成 Adobe Fireflyで素材同士を自然に繋げる 動きの指定: "camera pans left", "zoom in slowly" 応用ツール: Veo 3/Whisk/Flow(使える人) 時間感覚: 各シーン5秒を目安に ⚡ 効率的な進め方のコツ 1. 1枚目生成中 → 2枚目のプロンプトを準備 2. 画像完成次第 → すぐに動画生成開始 3. 動画生成中 → 次のシーンの画像を作成 4. 並行作業 → 待ち時間を有効活用 🤖 相談できるGPTs(医療xAI WS限定公開) 画像プロンプトデザイナー:画像生成・画像編集プロンプトを設計 Product Prompt Designer:プロダクトの画像プロンプトを作成 Viral Video Architect:Veo3 用バイラル動画プロンプトを作成 ※ ChatGPTの医療AIワークショップWSからのみアクセス可能 1 / 34
  21. STEP 4: 動画編集(20分) 🛠️ 編集ツールで素材同士を繋げる Google Vids: シンプルで直感的な動画編集 Microsoft Clipmate:

    (現段階では)↑より多機能 使いやすい方を選択 📝 編集内容 シーンの順序調整・カット編集 テキスト・タイトルの追加 BGM・効果音の挿入 全体を30秒に調整 💡 編集のコツ 🎵 BGMで感情を演出 ✨ トランジションでプロ感をアップ 📝 テキストにアニメーション効果を追加 ⚡ テンポよくカットを切り替え 🎨 統一感のある色使いを心がける 目標: 30秒で価値が伝わるビジュアルピッチの完成! 完成したらSlack(#03_生成ai_動画生成)にアップしてください Google Vids: https://vids.google.com/ | Clipchamp: https://clipchamp.com/ 1 1 / 34
  22. 🎬 30秒ビジュアルピッチへ 📋 発表の流れ 👋 自己紹介 数秒 🎥 動画再生 30秒

    💬 補足・感想 数分 ❓ 質疑応答 数分 未完成でも全然OK!気軽に共有しましょう 😊 1 / 34
  23. 参考資料 Photoshop & Illustrator & Firefly 生成AIデザイン制作入門ガイド Photoshop & Illustrator

    × Adobe Firefly "プロの現場"で使えるテクニック 生成AIではじめる 動画制作入門 Tips for getting the best image generation and editing in the Gemini app Gemini を使った画像生成(別名 Nano Banana) Mastering text-to-image prompts 画像を使用した動画の生成 How to Make a Viral Launch Video Complete Beginner’s Guide to AI Video Google Releases Nano-Banana — A New Image Editing Model 📚 書籍 🌐 公式ガイド 📖 参考記事・事例 1 / 34