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ログ監視システムにおける時間ベース遅延の可視化 / Apache Kafka Meetup J...

ログ監視システムにおける時間ベース遅延の可視化 / Apache Kafka Meetup Japan

4月9日開催
Apache Kafka Meetup Japan
ログ監視システムにおける時間ベース遅延の可視化
秋葉原ラボ:大平哲也

CyberAgent

April 09, 2019
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Transcript

  1. 不正なログをフィルタリングして後続へ流すシステム 許容可能な遅延時間内にフィルタリングを行う必要がある ログの品質管理システム Input topic NG topic OK topic Validator

    ログ転送 システム DWH サーチエンジン サイバーエージェントにおけるデータの品質管理について https://www.slideshare.net/cyberagent/cwt2016
  2. ログの流量増えた場合 18:16 18:20 18:25 18:30 18:16 18:17 18:18 18:19 18:26

    18:27 18:29 18:30 18:20 18:22 18:25 流量:大 流量:小 同じ処理速度でも流量が多い場合Lagが広がる CURRENT-OFFSET Lag:3 Lag:10 CURRENT-OFFSET LOG-END-OFFSET LOG-END-OFFSET
  3. Consumerの処理速度が落ちた場合 17:20 17:33 18:10 18:30 17:40 17:55 同一流量 同じ流量でも処理速度が落ちた場合Lagが広がる 17:20

    17:33 18:10 18:30 17:40 17:55 処理速度:低 処理速度:高 Lag:3 Lag:5 CURRENT-OFFSET CURRENT-OFFSET LOG-END-OFFSET LOG-END-OFFSET
  4. 時間ベースの遅延計算 ①オフセット情報の一覧を取得 ②各パーティションからのオフセット地点のメッセージ を取得 ③現在時刻とtimestampの差を計算 0 1 2 3 81

    82 ・・・ 83 84 0 1 2 3 53 54 ・・・ 55 56 0 1 2 3 77 78 ・・・ 79 80 offset offset offset Partition1 Partition2 Partition3 Partition1: 81 Partition2: 54 Partition3: 80 Partition1: {“timestamp”: “2019-01-01 11:23”, ”data”: ...} Partition2: {“timestamp”: “2019-01-01 11:18”, ”data”: ...} Partition3: {“timestamp”: “2019-01-01 12:10”, ”data”: ...} Partition1: now - [2019-01-01 11:23] = 520 sec Partition2: now - [2019-01-01 11:18] = 820 sec Partition3: now - [2019-01-01 11:30] = 100 sec
  5. 実行結果はConsumerGroupのパーティションごとに出力 実行結果 > sbt “runMain command.LagReaderCommand -b [boot-strap-server] -c consumer_group"

    ConsumerGroup TopicPartition Lag consumer_group 0 10sec consumer_group 1 45sec consumer_group 2 15sec 最終的にこれを全パーティション分取得して監視したい
  6. Consumerグループ一覧の問い合わせ ↓ Consumerが読んでいるパーティションの取り出し ↓ パーティションのOffsetを問い合わせ ↓ Offsetの重複排除 ↓ パーティションに並列に問い合わせ ↓

    メッセージを取得できなかったパーティションがないか確認 ↓ メッセージからタイムスタンプを取りだして遅延を計算 ↓ 一覧にして出力 プログラム上の処理の流れ(修正後)
  7. Consumerグループ2 - Topic1 Partition1: 100 - Topic2 Partition1: 150 -

    Topic2 Partition2: 220 Consumerグループ1 - Topic2 Partition1: 80 - Topic2 Partition2: 300 Consumerグループ3 - Topic1 Partition1: 130 オフセット情報の一覧を取得 この単位でまとめて問い合わせできない Partition1 Partition1 Partition2 Consumer グループ2 Consumer グループ1 Kafka Cluster Consumerグループ一 覧の取得 Consumerグループに対 応するパーティションの Offsetを取り出す パーティションの重 複排除 Consumerグループ1 Consumerグループ2 Consumerグループ3 Consumerグループ2 - Topic2 Partition1: 150 - Topic2 Partition2: 220 Consumerグループ3 - Topic1 Partition1: 130 Consumerグループ1 - Topic2 Partition1: 80 - Topic2 Partition2: 300 Consumerグループ2 - Topic1 Partition1: 100 重複しない単位でまとめ直す Consumer グループ3 Topic2 Topic1
  8. Consumerグループ一覧の問い合わせ ↓ Consumerが読んでいるパーティションの取り出し ↓ パーティションのOffsetを問い合わせ ↓ Offsetの重複排除 ↓ パーティションに並列に問い合わせ ↓

    メッセージを取得できなかったパーティションがないか確認 ↓ メッセージからタイムスタンプを取りだして遅延を計算 ↓ 一覧にして出力 プログラム上の処理の流れ(修正後)
  9. 並列にメッセージを取得 重複排除後のオフセット Consumerグループ1 - Partition2: 80 - Partition4: 300 Consumerグループ2

    - Partition1: 100 Partition1 Partition2 Partition3 Partition4 メッセージを取得 Kafka Cluster 問い合わせ1回目 Partition1 Partition2 Partition3 Partition4 メッセージを取得 Kafka Cluster 問い合わせ2回目 取得できなかったパーティション からメッセージを取得
  10. 並列にメッセージを取得 重複排除後のオフセット Consumerグループ1 - Partition2: 80 - Partition4: 300 Consumerグループ2

    - Partition1: 100 Partition1 Partition2 Partition3 Partition4 メッセージを取得 Kafka Cluster 問い合わせ1回目 Partition1 Partition2 Partition3 Partition4 メッセージを取得 Kafka Cluster 問い合わせ2回目 取得できなかったパーティション からメッセージを取得
  11. Prometheusの画面 オフセットベース 時間ベース 時刻 ログのオフセット ログの遅延時間 最大の遅延は 23時35分の70万 最大の遅延は 0時0分の25分

    時刻 オフセットベースで遅延が広がったタイミングよりもあとで、時間ベースでの遅延が広がっている