インターネット広告分野で広告制作や効果予測といったタスクにおいてNLP技術が盛んに応用されています。しかしこれらのタスクの問題設定は十分に規定されておらず、一般的な言語表現と広告表現との差異についても十分に考慮できていません。さらにパブリックに利用可能な共通のデータセットも存在しないことから、横断的な比較分析が困難になっています。そこで広告分野に特化した2つのベンチマーク「AdGLUE」「CAMERA」を提案・構築しました。これにより広告に対する理解度が定量化・可視化されるため、より正確な性能比較が可能となり、さらなるモデルの精度向上やプロダクトへの応用が期待できます。