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FinOps始めました ダイキン工業のR&DセンターのマルチアカウントAWS環 境の推進と統制

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FinOps始めました ダイキン工業のR&DセンターのマルチアカウントAWS環 境の推進と統制

CCoE実践者コミュニティ関西 #10
https://ccoekansai.connpass.com/event/406672/

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Transcript

  1. 自己紹介 玉城 南 6年間の北欧系テレコムベンダー勤務を 経てダイキンへ 関心: FinOps、ソシオテクニカル 趣味:ガンバ大阪 一言:初登壇です ©

    2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 角田 潤也 2019年新卒入社(DICT出身)8年目 関心:AWS新サービス、自動化 趣味:ラーメン 一言:久しぶりの登壇です 2
  2. われわれについて 1 自動化・統制を発信 角田がPolicy as Codeで のセキュリティ自動化を 外部登壇で紹介 2 発信が接点に

    25年冬ごろ、登壇を見た 玉城が刺激を受け ダイキンの選考に応募 3 新しい物語が始まる 26/4に玉城が中途入社 同時期にAWSコスト急騰 →FinOpsテーマの始まり この半年間の2人の挑戦についてお話します © 2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 3
  3. R&Dの請求額は、そのままでは理解できない 商用環境 収益・顧客数・取引件数などと費用を組み合わせられる R&D環境 Accountを横断する共通の成果指標を置きにくい 金額だけでは、「存在理由」「効率」「価値」の何を説明すべきか分からない CCoEの⽬ 特定グループに偏ってる... 7⽉何があった︖ 合計

    $20k Jun Apr May グループA $15k Jul 決裁者の⽬ グループB $2k グループC ... チームA $10k チームB $3k その他 $2k マネージャー の⽬ 利⽤状況確認したい... アカウント ◦◦ アカウント ×× ... アカウント◦◦の利⽤傾向 $300 担当者︓⼤⾦太郎 費⽤請求先︓グループA / チームA 利⽤開始⽇︓2024/10/xx (2年前) 最終ログイン︓2か⽉前 利⽤サービス ・NAT Gateway $80 ・RDS $80 ・VPC Endpoint $30 ・Security Hub $20 ・... 担当者の⽬ CCoEが情報を統合し、決裁者・マネージャー・担当者の視点をつなぐことで、請求額を「説明すべき問い」に変える © 2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 6
  4. コストを「役割」で3つに分ける ① 戦略投資(AI / 新規) Bedrock、GPU系EC2 ② テーマ運用費 EC2,RDS,S3など ③

    基盤維持費 Control Tower配下への配布サービス、NAT Gateway AI関連費は、この1年で大きく増加 一方、テーマ運営費、基盤維持費はほぼ定額で推移している。 © 2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 7
  5. 全アカウントを「月額 × 費用の役割」で空間化する AI投資⽐率 が⾼いゾーン テーマ費⽐率 が⾼いゾーン 基盤費⽐率 が⾼いゾーン AI関連費が全体額を押し上げる一方、多くのアカウントではテーマ運用費・基盤維持費が中心

    ユーザーの利用サービスを独自のコストセグメント比率に変換して、パーセントと月額の象限にプロットしてある © 2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 8
  6. 請求額が「確認すべき問い」に変わる Sandbox_A (123456789012) 1,000 USD 2026-08 費用構成:効率を説明するゾーン サンプル表示(内容はダミー) Purpose AWS各種機能の検証

    利用終了予定日 2025-03-31(期限超過) Owner / Theme 担当者A / 検証テーマ 最終ログイン 4日前 費用構成 戦略投資 0% / テーマ運用 80% / 基盤維持 20% 個別アカウントの問い 期限を超過しているが利用は継続中。 継続・延長・終了のどれか。 アカウントOwnerへ確認 共通基盤の問い 同じ基盤維持費が多数のAccount・Regionに散 在していないか。 CCoEが確認 今回は、CCoE自身が改善できる共通基盤の問いを深掘りする © 2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 9
  7. リージョン選定のプロセス 当初は幅広い需要を想定し、Security Hubなどを15リージョンへ一律配布 月$1ドル×リージョン×アカウント… 配布先リージョンをユーザーの実態に合わせたい! 1 コストデータから環境を表現 する CURで各AWSアカウント のコストを集約・可視化

    © 2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 2 環境全体を鳥の目で見る 環境全体を横断して見ら れる管理者の目線からア カウント・リージョンの 利用実態を捕捉 3 各アカウントを虫の目で見る 個別の利用者への確認か らリージョンの標準・例 外・未利用を特定 12
  8. Security Hubを15→8リージョンへ再編 AS-IS:一律展開 TO-BE:OU別展開 中央集約済み 利用実態に適合 → 15 リージョン ×

    全AWSアカウント 標準リージョン © 2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 8 リージョン(標準2 + 例外6) 例外リージョン 13
  9. リージョン制御をOU毎に適用 TIC AWS Organization 管理OU Audit / LogArchive Test Test

    / 通常OU Dev Test / 追加 リージョンOU Dev / 通常OU Prod Dev / 追加 リージョンOU Prod / 通常OU Prod / 追加 リージョンOU 標準と追加リージョンに枝分けし、OUごとにStackSetでSecurity Hubの適用範囲を管理 する © 2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 14
  10. 160アカウントを段階的に移行 1 調査・ヒアリング コスト情報から海外リー ジョン利用者を特定しヒ アリング。標準2リージ ョンと例外6リージョン を選定。 2 移行計画の周知

    アカウントごとに実施日 を設定し、各アカウント の保有者へメールで通 知。 3 OU移行 先行1アカウントで確認 後、約7日で残りのアカ ウントを移行。 件数が多い為、移行スクリプトを構築し、AWS Step Functions上で大量移行を捌く © 2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 15
  11. 再編の結果として 通常 OU 東京・バージニア北部の 標準OU → 13リージョン削減 例外 OU 上記

    + 6リージョンの例外OU → 7リージョン削減 理論上月々2000ドル近く削減が射程圏内に! © 2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 16
  12. 研究の自律性と、クラウド全体の効率性を両立する 高いか安いかではなく、誰が説明し、誰が改善できる費用なのかを明らかにする。 Ownerが判断する CCoEが責任を持つ その支出が研究活動にどう必要か どこまで最適化するか CCoEは判断材料を返す テーマ運用費・戦略投資 全体として必要か 利用実態に合っているか

    CCoE自身が改善する 基盤維持費・共通設定 Security Hub再編は、CCoEが自らの責任範囲を改善した一例 CCoEはコストを取り締まらず、研究活動の自律性を支える環境を整える。 © 2026, DAIKIN INDUSTRIES, LTD., ALL RIGHTS RESERVED. 17