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加賀あくるめ財団連携プロジェクト 最終報告
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d-lab 北陸大学
March 10, 2021
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加賀あくるめ財団連携プロジェクト 最終報告
田尻ゼミ 地域課題研究ゼミ支援事業の活動成果を報告|TOPICS|北陸大学
https://www.hokuriku-u.ac.jp/sptopics/202103251718.html
d-lab 北陸大学
March 10, 2021
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Transcript
コミュニティ財団による、地域の新しい資金循環づくりと人材育成 ―地域で生まれる課題やチャレンジを、市民の手で応援しあうまちへ― d-lab 北陸大学経済経営学部 田尻ゼミ(d-lab) 【加賀プロジェクト】 岡本隼・中川秀人・河端克実・本多遥大 堂川大貴・中村彪崇・森永海斗 令和3年度 あくるめ財団
助成事業説明会 2021年3月10日(水)
発表目次 1. 活動の目的 2. 活動の内容① フィールドツアー 3. 活動の内容② オンラインセミナー 4.
活動の内容③ 加賀市統計分析 5. 活動に対する地域からの評価 6. 学生の学びや気づき・今後の学生生活や将来に活かしたいこと 7. 次年度以降の活動計画 2
活動の目的 今季プロジェクトの内容 1.専門家を招いたオンラインセミナーを開催 あくるめ財団について市民とともに考えていくことで、まちづくりの担い手を育 成し、関係者を増やしていく 2.公式統計を用いた加賀市の分析 e-StatのデータやBIツールのTableauをもちいて、加賀市内外の人口などを分 析し特徴を明らかにする 3 公益財団法人あくるめと連携し、財団が求められる役割
を共に考え、事業を発展させることを通じたまちづくり
フィールドツアー 🢝 8月6日 🢝 公益財団法人あくるめによる遠隔講義を受講 🢝 8月8日 🢝 公益財団法人あくるめと石川県加賀市内フィールドツアー 🢝
9月1日 🢝 学生のみのフィールドツアー • 第1回オンラインセミナーで結果を発表 4
オンライン講座名は・・・ 🢝 講座名の由来 • 柔軟な思考 • 加賀市民の方に「そんな考え方もあるんだ」と思っていただきたい 5 「フレキシブルシンキング in
加賀」
オンラインセミナーの実施 • ゲスト講師と登壇者をZoomでつなぎ、Facebookライブで配信 • Facebookイベントページを作成し、広告やシェアで広報 6
オンラインセミナーの実施(第1回) • 10月 7日 🢝 オンラインセミナーの名称を「フレキシブルシンキング in 加賀」に決定 • 10月12日
🢝 「フレキシブルシンキング in 加賀〈第1回〉」を開催 🢝 講義タイトル:「民が公を担う-ソーシャルセクターの過去現在未来-」 🢝 ゲスト講師:慶應義塾大学総合政策学部 宮垣元教授 🢝 学生研究発表:「加賀プロジェクト紹介」 • 10月20日 🢝 第1回オンラインセミナーの振り返り会 7
第1回目の内容 8 ソーシャルセクターとは、「自発的 に動く」ことを重点とすることで、 柔軟に組織形成がされ、その結果公 共財を生む営みを一般的には指す。 「他者の問題=自分の問題」として捉える 「私たちの問題、課題、ニーズ」に対して、「誰か任せにするのではなく、 私たち自身が主体的に取り組む」という認識をどの組織や団体ももつこ との重要性
オンラインセミナーの実施(第2回) • 12月10日 🢝 「フレキシブルシンキング in 加賀〈第2回〉」を開催 🢝 講演タイトル:「地域プロジェクトを育む中間支援力〜マイスタイルの事例より〜」 🢝
ゲスト講師:認定NPO法人マイスタイル 代表理事 竹内千寿恵氏 🢝 学生研究発表:「加賀市人口分析〜グラフで見る加賀市〜」 • 12月24日 🢝 第3回オンラインセミナーの振り返り会 9
第2回目の内容 10 ・中間支援組織とは
オンラインセミナーの実施(第3回) • 2月4日 🢝 「フレキシブルシンキング in 加賀〈第3回〉」を開催 🢝 講演タイトル:「コミュニティ財団とは?地域の新たな資金循環の仕組み」 🢝
ゲスト講師:公益財団法人佐賀未来創造基金 理事長 山田健一郎氏 🢝 学生研究発表:「加賀市人口分析〜町丁・字ごとにみた加賀市〜 」 11
第3回目の内容 12 ・コミュニティ財団とは →地域のための民間の資源循環と活用のための機能を果たす ・地域性と市民性を意識し、地域に想いや情を持って活動する ・コミュニティ財団づくりは組織設立ではなく、運動づくり
オンラインセミナーの成果 ※第1回は設定方法が違ったために統計データの取得なし 13 リーチ数 エンゲージメント数 再生回数 コメント数 シェア数 第1回 ―
― ― 41 ― 第2回 1,214 193 682 39 4 第3回 955 227 426 61 6
オンラインセミナーの成果(参加者コメント) 14 地域全体のネットワークの中でお互いを補うことや課題解決を行う上で気楽に構えること の大切さを学べました。(第1回フレキシブルシンキングin加賀) NPO法人My styleの竹内様のお話を聞いて、give&giveの精神がありつつも、なぜかどこ か戦略的で、バランス感覚が良いところが面白かった。(第2回フレキシブルシンキング in加賀) あくるめは子育てや若者支援を限定的に行っているのに対して、佐賀未来創造基金では多 くの助成事業や寄付活動など、自分のできる範囲を限定するのではなく、それらを地域全
体の問題として捉え、自主的に全ての課題を拾いに行くところに心打たれました。(第3回 フレキシブルシンキングin加賀)
加賀市統計分析 • 加賀市の人口分析を行い、住民基本台帳を用いて加賀市を3つのパター ンから比較。人口増減率を対象の地域と比較し、グラフ化。 15
16 加賀市、輪島市、 羽昨市、珠洲市は 増減率 マイナス!! 七尾市は合併後 下がり傾向 野々市市は 石川県NO.1の 増加率を誇る
17 尾張旭市は 急速で 人口増加!! 右肩上がり ・尾張旭市 ・蕨市のみ
18 ☆温泉街がある市は 増減率がマイナスに なりがちである。 なぜだろうか・・・ 温泉地は住むところ というより観光地に あたるという認識
加賀市統計分析 • 2000年〜2015年の国勢調査データを使用し、加賀市歴史的風致維持向 上計画の資料を元に加賀市内での地区別に人口総数、事業所数、従業者 数のデータ分析を行った。 19
加賀市国勢調査人口総数 20 2005年 2000年 2010年 2015年 15年間を通して人口 が多い地域は、山代 地区と作見町!! 山城地区:山代温泉、
小学校、中学校 作見町:加賀温泉駅、 小学校、飲食店 が豊富!!
事業所数 21 2012年 2016年 事業所数も山 代地区と作見 町が多い!?
従業員数 22 2012年 2016年 熊坂町も 従業者数が 多い!!
活動に対する自己評価 • フレキシブルシンキング in 加賀のオンライン講座を通して、司会、パ ネリスト、配信、広告・宣伝等、オンラインセミナー運営に関する技 術やノウハウを学習した点 • その講座でしか吸収できないコミュニティデザインに関する知識や、 世の中のために働く大人がいるということ知ることができた点
• これまでは一切無かった地域を活性化させる取り組みの考え方を知る ことができた点 • 中間支援組織は、地域課題を発見し、人・モノ・金・情報の仲介をし ている組織だということを知ることができた点 23
活動に対する地域からの評価 24 学生たちと共同で取り組んだ「フ レキシブルシンキングin加賀」で は、NPOや市民活動支援に関して 幅広く活躍されている方々の実体 験を踏まえたお話をお伺いするこ とができ、あくるめ財団にとって 新しい知見を広げる機会になった d-labの皆様とは、オ
ンライン講座の企画や 振り返りを重ねながら、 多くの学びの交換をす ることができた 公益財団法人あくるめ 事務局 山田真名美さん
学生の学びや気づき、今後の学生生活や将来に活かしたい こと • 公益財団という地域に密着し、困っている人を助成をしている財団があ るということを知った • 何をするにも発信することが重要であること →まず情報が無いと何も知ってもらえないから • 地域活性化に携わるには、人と人との繋がりが絶対に必要であることを
理解しないといけない • 間接的行動である寄付をすることだけでも意味がある 25
次年度以降の活動計画 • 引き続き、フレキシブルシンキング in 加賀シリーズのオンライン講座 を継続 • 新型コロナウィルスの状況次第ではあるが、今年度開催を見送った市民 向けワークショップを実施 •
加賀市内のフィールドワークが今年度はコロナ禍による制約からあまり 行えなかったので、分析から明らかになった特徴ある地域に積極的に足 を運ぶ • アンケート、インタビューといった質的調査に取り組む 26
27 ご清聴ありがとうございました