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“問い”と“振り返り”で「内発的動機」を高める 「リフレクション面談」の進め方

“問い”と“振り返り”で「内発的動機」を高める 「リフレクション面談」の進め方

この資料を読まれている方は、おそらく上記のような課題に取り組んでいるが、上手くいかずに悩まれている経営者、人材育成責任者の方だ ろうと思います。
ここで紹介する「リフレクション(内省)面談」は、現場の一人ひとりが直面している問題に対して、「どうしてそのように行動したのか?」という 「本人の意思」と対話をすることによって、新たな問いを立て、望ましい方向へ持っていくための具体的な実行策を作り出していくための個別 面談の方法です。
「どうしてその行動を選んだのか?」という「自分の内面」にまで振り返りを深掘りすることで、本当に取り組むべき課題を解決する力=「自律 力」は高まっていきます。
適切な「問い」が、「振り返り」の質を決めます。 そして、振り返りから出てくる「学び」によって、自らの行動を変えていこうとする「内発的動機づけ」につながります。
ここが、皆さんがやっている1on1と、この「リフレクション」を使った問いの結果との大きな違いになっていると思います。2023年も、300回 近くの個別面談を行っていますが、99%の面談で、新たな解決策を自己設定できています。
この資料では、「リフレクション面談」を進めるにおいて、どんな「問い」を「どこ」に向けていくとより効果的になるかの要点を絞って、できる限 り易しくわかりやすくまとめました。
中堅であっても、Z世代であっても、自己成⻑を感じ続けないとその場にいる意味を失いかけます。 一人ひとりの自律力を高めていくために、今後の面談に取り入れてみてください。

econsultingJapan

January 06, 2024
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Transcript

  1. p はじめに︓企業の現状と課題と直⾯している悩み p 取り組んでいるけど、どうもしっくりこない成果 p 悩みの原因の根っこの再認識と、本当にやるべきことの認識 p 現場は「いつも解決できる考え⽅」をしているか︖ p 「⾃律⼒」は「振り返り⼒」。その3つの要点は︖

    p 「いつも解決できる考え⽅」ができるフレームワークはこれ︕ p 「何を」じゃなくて「何に」変えるか︖が解決策へ導く p 同じ前提に⽴ったままでいいか︖ p 最後は振り返りを⾔語化して学びを⾼める p お問い合わせ “問い”と“振り返り”で「⾏動の」内発的動機を⾼める 「リフレクション⾯談」の進め⽅ 1
  2. この資料を読まれている⽅は、おそらく上記のような課題に取り組んでいるが、上⼿くいかずに悩まれている経営者、⼈材育成責任者の⽅だ ろうと思います。 ここで紹介する「リフレクション(内省)⾯談」は、現場の⼀⼈ひとりが直⾯している問題に対して、「どうしてそのように⾏動したのか︖」という 「本⼈の意思」と対話をすることによって、新たな問いを⽴て、望ましい⽅向へ持っていくための具体的な実⾏策を作り出していくための個別 ⾯談の⽅法です。 「どうしてその⾏動を選んだのか︖」という「⾃分の内⾯」にまで振り返りを深掘りすることで、本当に取り組むべき課題を解決する⼒=「⾃律 ⼒」は⾼まっていきます。 適切な「問い」が、「振り返り」の質を決めます。 そして、振り返りから出てくる「学び」によって、⾃らの⾏動を変えていこうとする「内発的動機づけ」につながります。 ここが、皆さんがやっている1on1と、この「リフレクション」を使った問いの結果との⼤きな違いになっていると思います。2023年も、300回

    近くの個別⾯談を⾏っていますが、99%の⾯談で、新たな解決策を⾃⼰設定できています。 この資料では、「リフレクション⾯談」を進めるにおいて、どんな「問い」を「どこ」に向けていくとより効果的になるかの要点を絞って、できる限 り易しくわかりやすくまとめました。 中堅であっても、Z世代であっても、⾃⼰成⻑を感じ続けないとその場にいる意味を失いかけます。 ⼀⼈ひとりの⾃律⼒を⾼めていくために、今後の⾯談に取り⼊れてみてください。 2 『⾃律的に課題に挑む⼈と組織を作りたい。 そして職場に活気を⽣み出し、無駄な離職は失くしたい。』 はじめに
  3.  ますます「個⼈の⾃律⼒」が必要になってきているが、、、 現状の 再認識 やっているけど なんかうまくいってない… 前例が参考にならないVUCA、多様化の時代。 「変化を理解し、個別に対応できる⾃律的な⼈材を 育成したい」 採⽤難。今いる⼀⼈⼀⼈のレベルアップは必須。簡単に

    辞められては困る。 「退職につながる要因、環境を排除したい」 (知識の強化策として) 企業側が必要としているスキル研修や、いつでも 何回でも視聴可能なオンライン教材の⽤意 (コミュニケーション、チームワークの強化策として) 個⼈の成⻑⽀援としてのマニュアルを⽤意して 1on1の実施 企業の現状と課題 それに対して現場でやっていること ⽬的や課題ははっきりしているのに上⼿くいっていないのはなぜか︖
  4. 4 ⾒落としていること=現状課題と対応策の「不⼀致」 「個別の対応⼒」の強化 「⼀律的なスキル研修や 教材の提供」 原因の 再認識 全員⼀律の教育ではなく、 ⼀⼈ひとりを対象に個別教育を⾏う ことで

    課題である⾃律⼈材育成に対する直接的な取り組みとなる 現状の課題に直結する事に取り組む この不⼀致が、「やっているけど なんかうまくいってない」という “原因の根っこ”となっている。 じゃ、やるべき事は、、、 企業の現状と課題 対する現場の取り組み 不⼀致︖ どうやって⼀⼈ひとりの⾃律⼒を訓練をするのか︖
  5. ⼀⼈ひとり個別に⾏う「リフレクション⾯談」の意義 この「リフレクション⾯談」では、「振り返り」という作業を重視しながら望ましくない現状を望ましい状態に変えていくトレーニングです。 ⼀⼈ひとりの問題点を、⾯談という形式で個別に⾏うものです。 この時、「何を振り返るのか︖」が重要な鍵となりますので、以降でその要点を説明していきます。 one point解説  ⼈それぞれの課題、悩みにどのように取り組んでいくか︖ 「いつも解決できる考え⽅ができていない」 事があげられます。これがないと、できたり、できなかった

    りがおきます。⾏き詰まった時に、⽴ち返って整理する 「考え⽅の下敷き」を持つ事が必要です。 解決に向けた 取り組み 成⻑しようとしている⼈が悩んでいる事 「⾃分のやっている事はこれでいいのか︖」 ・⾃分の意思決定の仕⽅はどうなんだ︖ ・役に⽴っているのか︖ ・通⽤するのか︖ ・何を変えれば良くなるのか︖ 、、、、、 その原因は。。。 「振り返り」のポイントは何か︖
  6. one point解説 いつも解決できる考え⽅」をするためは、 ⼿詰まりした時に考えを整理し直す 「下敷き(フレームワーク)」を持って いると対応すべき論点がズレにくい このフレームワークは問題を再整理する 時に、シンプルだけどとても重要な2点を 振り返らせてくれます ①「何を」ではなく「何に」変えるか︖

    ②同じ「前提」で進めていっていいか︖  ⾃律⼒=振り返り⼒︕振り返り⼒を上げる「3つ」の⽅法 解決に向けた 取り組み 1)考え⽅のフレームワーク 2)⾃分の問題 3)第三者との対話 one point解説 ⾃分の問題を扱ってこそ、⾃律的な 思考の訓練になる やはりトレーニングは机上論ではなく、 ⾃分⾃⾝に起きている問題点を振り返り の対象にしないと、本⼈の理解の浸透度 が⼤きく違ってきます。 ⾃分の問題で振り返る際に最も重要な 点は「⾃分はなぜその⾏動を選んだの か︖」という⾃分の意思決定した内⾯ま で振り返る事が必要です。 one point解説 ⾃分の枠を超えて振り返りの精度を ⾼めるためには、適切な第三者との 「対話」が不可⽋ 「振り返り」で難しいのは、⾃分だけで振り 返っていても⾃分の枠の外へ論点が及ば ない事です。 1)2)ができる⼈との⾯談が望ましい ですが、そうでなくてもこの考え⽅を理解し ている⼈と対話をすることで望ましい状態 への解決策が作りやすくなります。 フレームワークを使った⾯談の要点
  7.  ③「どうやって」変えるか︖ 「何があれば」望ましい状態になるか︖ 必要なモノを上げていき実⾏可能な事を⾏う ☑ ーーーーーー ☑ ーーーーーー ☑ ーーーーーー

    ☑ ーーーーーー 何が起きているか︖ (望ましくない状態) ①「何を」変えるか︖ 望ましい状態 (本当はどういう状態にしたいのか︖) ②「何に」変えるか︖ 取り組むべ き課題 いつも解決できる考え⽅ができる「フレームワーク」はこれ︕ 最終的には、 「ココ」を作るための フレームワークです。 解決に向けた 取り組み ①「何を変えるか︖」 ②「何に変えるか︖」 ③「どうやって変えるか︖」 外してはならない“要点”とは︖
  8.  「何に」変えるのかを決めているか︖ フレームワーク の要点その1 one point解説 解決策は「何に」の⽅につながっています。 ほとんどの⼈が「何に」を決めていないまま、解決策を考えています。 「何を」の⽅の現状問題に固執すると、対症療法しか浮かばなくなります。 「何に」が曖昧になっていないかを「振り返る」必要があります。

    「何を」 に固執し ない︕ 「何に」 から解決策が 導かれる︕ 何が起きているか︖ (望ましくない状態) ①「何を」変えるか︖ 望ましい状態 (本当はどういう状態にしたいのか︖) ② 「何に」変えるか︖ 外してはならない“もう1つ”の要点
  9.  前提を変える必要はないのか︖ 最後にやる事が⾃律⼒の定着を⾼める 今の問題の 前提 問題 今起きている 望ましくない状態 違う前提 を⽴てる

    望ましい 状態 「その問題が起きている前提をどのように捉えているか︖」 別の対策を考える時に「同じ前提」に⽴ったままでは、やり⽅(⾏動) を変えたとしても、同じような結果になるだろう、と考えられます。 やみくもに対応策に⾶び付かず、「何を前提にしているか︖」「その前提 はそのままでいいか︖」をこのフレームワークで振り返ってみてください。 one point解説 フレームワーク の要点その2 望ましい状態 (本当はどういう状態にしたいのか︖) ② 「何に」変えるか︖ ③「どうやって」変えるか︖ 「何があれば」望ましい状態になるか︖ 必要なモノを上げていき実⾏可能な事を⾏う ☑ ʔʔʔʔʔʔ ☑ ʔʔʔʔʔʔ ☑ ʔʔʔʔʔʔ ☑ ʔʔʔʔʔʔ 取り組むべき 課題
  10.  リフレクション⾯談の終わりに 「問い」︓内省⾯談ビフォー・アフター 今⽇の⾯談で、 ①修正しないといけない、と気がついた点は何でしょうか︖ ②その気づきに対して、どんな⾏動をする必要がありますか︖ ③それをする事は、どんなメリットになりますか︖ 最後に ⾔語化をする 「⾔語化」

    毎回、「3つの問い」で、⾃分の⾯談そのものを 振り返ってもらっています。 99%の⼈が、⾃分の問題に対し、新たな問い を⽴て直し、⾏動修正のための⾔語化ができて います。⾔語化することは、⾏動を容易にする⼊ り⼝なので、⾔語化はとても重要なアフターワーク です。 POFQPJOUղઆ
  11. 質問、相談、トライアル⾯談は、 こちらからお問い合わせ下さい https://www.econj.jp/naiseitoiawase 事例紹介︓「実録︕リフレクション⾯談」 ※実際に振り返り⾯談で⾏った記録を できる限りそのまま載せています  お問合せ ⾃律⼒を⾼めるためには、⾃分の思考の枠を超えて対話をする必要があります。 内省上級者との対話は、本⼈の内省⼒を確実に⾼めていきます。

    問いの質が⾼いと、「振り返り」の質も当然⾼くなります。 ⾯談は、内省のプロに任せてみてください。 one point解説 以下のご要望をお受けしています。 ü マネージャの⾯談スキルをあげたい ü 若⼿、中堅に直接⾯談をしてもらいたい ü ⼀度どんな⾯談をするのか、 試しに2〜3⼈受けさせたい