第19回 EdTezhZineオンラインセミナー「令和の日本型学校教育！ 自由進度学習って何？」

蓑手章吾氏講演資料

Transcript

1. ◆調布市立調和小学校（245624） 　・教師道場（国語） 　・市教研（生活総合部）部長 ◆杉並区立済美養護学校（中23小56） 　・特別支援免許を取得 ◆小金井市立前原小学校（6656） 　・大学院修士課程を修了 　　（人間発達科学） ◆HILLOCK初等部を開校！ 　・スクールディレクタ－（校長）
3. 校内研究講師歴（自由進度学習抜粋） ・相模原市立桂北小学校研修講師 ・岐阜市立則武小学校研修講師（年間２回 +市内６校合同研修） ・戸田市立美女木小学校研究講師（年間２回） ・愛川町立半原小学校研究講師（年間４回＋研究発表会＋地区公開） ・北区立赤羽小学校研究講師 ・東大和第八小学校研究講師 ・静岡市立南藁科小学校講師（地区公開） ・戸田市立笹目東小学校研究講師 ・名古屋市立栄小学校研究講師 ・能美市立寺井小学校研究講師 ・私立かえつ有明中・高等学校研修講師
4. 子どもたちの 「あ、そうか！」 「わかった！」 を生み出すこと。 授業の目的とは…
5. （参考：DIAMONDonline https://diamond.jp/articles/-/82450?page=5）
8. 次の単元、学年、 中学校… テストに向けて… 前時、前の単元、 前の学年… 上を抑えるから…
9. ゴルディロックスの原理（認知科学・発達心理学） （要約） 人は、簡単すぎず難しすぎないものに最も高いモチ ベーションをもつことができる。 教育効果から見たとき、人が最も効果的に学習できる レベルというのは、８５％理解できているものであるこ とが明らかになった。
11. 85％ 15％
12. amazonランキング 「学級運営」第３位！ （５刷、圧倒的感謝！） 　　　学陽書房（2021．2．13） 教育観（特別支援など） 自由進度学習の事例 休校中のオンライン実践
13. ３分 前時の振り返り ７分 導入（本時の説明）、めあての理解 ５分 自力解決（例題） １０分 発表（板書） ５分 答えあわせと解説 ５分 自力解決（練習問題） ５分 答えあわせと解説 ５分 振り返り記入 一斉授業（算数）
14. １０分 ミニレッスン（教科書を使った一斉授業） ２５分 個別にめあてを立て、自学or学び合い １０分 個別で丸付け・振り返り 自由進度学習
15. 今日取り組む 【何を／どれだけ／誰と／何で／どのように】 は、自分で決める。
16. １．座席は自由！ ・チャイムの前からめあてを記入している子 ・前の方に来る子 ・友達と席をくっつける子（しゃべる気満々！） ・壁向きに机をくっつける子（全集中！）
17. ２．１０分間のミニレッスン ・本時の学習内容から、大切なところを抜粋 ・教科書は開かせないことが定石 ・ノートは書かない（「鉛筆は置いてね」） ・演算はしない（「黒板はヒント」） ・前時に、多くの子が間違えがちだったところ ・覚えきれていないところの反復確認 ・思考力問題や、難問だけ提示することも ただ教科書を音読するだけ なら、３分で終わる！
19. ３．めあてをスクールタクトに記入 ・「ぎりぎり達成できないめあて」 ・問題数、ページ数…達成したかどうかが明確なものを ・昨日と同じ間違えをしない→前日の振り返りを参考に ・みんなに「宣言」する ・書けた子からどんどん始める 今日の自分のゴール地点 を予想しよう！
21. ４．自学ｏｒ学び合い ・教科書の問題に取り組む子 ・紙のプリントに取り組む子 ・eboard！パソコンで取り組む子 ・友達と教え合う子、競い合う子 ・チャットでやり取りしながら取り組む子 ・音楽を聞きながら一人で取り組む子 ・教師は、最低１０周して声をかける。（１人１分以内！） この時間が評価！ 大人の記録＋子どもの記録
22. ５．終了１０分前で「振り返り」 ・時間になったら、途中でも丸付け ・「めあてが達成できたか」→「その理由」 ・「間違えた問題」→その分析 ・「次間違えないために」→明日のめあて ・振り返りが書けたら続き 間違えは宝物！ 一番成長するゴールデンタ イム。せっかくがんばったの に、もったいない！
24. 失敗する中で、 人は成長できる。 教室は、安心して 失敗できる場所ですか？