2022年1月17日に行われたフィンテックエンジニア養成勉強会#21で株式会社techtec 代表取締役 田上 智裕さんが講演した「DeFiのこれから」の発表スライドです。 https://fintech-engineer.connpass.com/event/233518/
DeFiのこれから株式会社techtec代表取締役 田上智裕
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自己紹介©︎2022 • techtec Inc.プロフィール株式会社techtec代表取締役。愛知県名古屋市出身。チームラボ→リクルートホールディングス→現職Loving:Web3, DeFi, NFT-Fi,サウナ, ManCity株式会社techtec代表取締役CEO田上 智裕 / Tomohiro Tagami行政での活動経済産業省「平成30年度産業技術調査事業(国内外の人材流動化促進や研究成果の信頼性確保等に向けた大学・研究機関へのブロックチェーン技術の適用及びその標準獲得に関する調査」内閣官房「ブロックチェーンに関する関係府省庁連絡会議」内閣官房「ブロックチェーン官民推進会合」@tomohiro_tagami
Weekly Web3.0©︎2022 • techtec Inc.「Weekly Web3.0」 毎週月曜日に1週間のWeb3.0情報(資金調達、DeFi、NFT、DAO)をお届けするnoteマガジンです。「Weekly Web3.0 note」などで検索すると出てくると思います。
会社紹介©︎2022 • techtec Inc.techtec, Inc.会社名所在地代表者設立所属団体株式会社テックテク(techtec, Inc.)東京都千代田区麹町1-4-4 ZENITAKA ANNEX 2F代表取締役 田上 智裕2018年1月一般社団法人DeFi協会事業内容 教育・金融分野におけるブロックチェーン活用ブロックチェーン技術を活用した開発支援、コンサルティング海外企業の日本市場におけるPR支援、コミュニティ形成サポート
過去の資金調達実績©︎2022 • techtec Inc.個人投資家(2019年9月)英Aave(2020年10月)瑞Ethereum Foundation(2021年2月)米Community Funding(2021年2月)米Avalanche(2021年2月)英Celo(2021年3月)米Compound(2021年4月)英TheGraph(2021年7月)
”学習するほどトークンがもらえる”全く新しいeラーニングシステム©︎2022 • techtec Inc.
NFTやDeFi、DAOなどのWeb3.0について学べる「クリプトカレッジ」©︎2022 • techtec Inc.料金体系:入会金+月額費型のサブスクモデルで提供入会権と受講証明書をNFTで発行
教育×金融ブロックチェーン©︎2022 • techtec Inc.受講証明書をNFTとして発行 NFTバッチとしてアプリ表示
ラーニングスコアをDeFiへ接続©︎2022 • techtec Inc.
DeFiのこれから©︎2022 • techtec Inc.
DeFiのこれから©︎2022 • techtec Inc.NFT-Fi:NFT-Fiとは、プロジェクト紹介、課題と今後GameFiDeFi2.0etc..
DeFiの特徴©︎2022 • techtec Inc.出典:What is DeFi?DeFi = Better Banking(BaaS:Banking as a Service)レゴブロックを積み重ねるように金融サービスを構築可能グローバルにアクセスでき、どの国の規制も受けない審査不要、即時アクセス、セキュア、コスト減(今は怪しい)...最大の特徴はコンポーザビリティDeFi同士はもちろん、NFTとも相互接続が可能出典:ConsenSys
DeFiのレイヤー構造©︎2022 • techtec Inc.出典:Ethereum: The Digital Finance Stack
NFT-Fiとは©︎2022 • techtec Inc.〇〇 × DeFi =〇〇FiNFT × DeFi = NFT-Fi文字通りNFTに金融性を組み込んだもの(単純な売買以外に)ブロックチェーンのコンポーザビリティを活用することで、DeFiプロトコルとの連携が可能に流動性と価格のボラティリティが課題NFTがイーサリアムメインであることを考慮すると、ガス代問題が引き続きハードルに
プロジェクト紹介:NFTfi©︎2022 • techtec Inc.参照:NFTfiNFTを担保にローンを提供カテゴリとしての「NFT-Fi」とプロジェクトとしての「NFTfi」は別物Gods Unchained、Decentraland、Cryptovoxels、Cryptokittiesなどに対応→NFTを担保として提供するDAIかwETHが借りられる
プロジェクト紹介:NFTfi©︎2022 • techtec Inc.参照:NFTfiCryptoPunks:3,135,394DAI(約3.5億円)、Art Blocks:2,096,833DAI(約2.3億円)Autoglyphs : Autoglyph #488で1,432,012DAI(約1.4億円)のローンが組まれている
プロジェクト紹介:JPEG'd©︎2022 • techtec Inc.参照:JPEG'dNFTを担保にローンを提供PUSdを使って流動性マイニングやその他イールドファーミングが可能CryptoPunks、Art Blocks、Bored Ape YachtClubなどに対応(一部予定)→NFTfiはwETHかDAIを提供していたが、JPEG'dは独自のステーブルコイン「PUSd」を提供
なぜNFT × DeFiなのか©︎2022 • techtec Inc.所有するNFTを売却したくはないものの、所有しているだけでは機会損失が発生するため、そのような場合にNFTを担保にして手元資金を増やすことができるDeFiの特徴はコンポーザビリティによる資本効率の高さ→同じブロックチェーン上のNFTとDeFiはコンポーザビリティがあるため、相互に連携が可能NFT NFT-FiNFT+ステーブルコイン→ →
NFT-Fiの課題とアプローチ©︎2022 • techtec Inc.NFTは流動性が低いため、担保ローンとして成立しにくいNFTはマルチチェーン化しにくい流動性が低い=急激な価格変動が起こりやすい→清算リスクが高く担保として成立しにくい→JPEG'dでは、Chainlinkと提携しプライスフィードを利用することで、担保としてのNFTの現在価格ではなく過去の売買データなどを参照した平均価格でローンが組めるNFTとは文字通り代替不可能なトークンであるため、最初に発行されたチェーンから別のチェーンに動かすことができない(厳密にはできないのではなく、動かしたら別のNFTなのでは?という解釈になりそう)→ガス代問題の回避が難しい、法定通貨に換金しづらい例:OpenSeaのPolygonネットワークでNFTを発行した場合→NFTの販売代金をMATIC orUSDC/DAIで受け取る→国内で上場していないためUniswapでETHに換金→ETHを国内取引所で日本円に換金
GameFi©︎2022 • techtec Inc.Game × DeFi「GameFiはゲームとして面白くないからそのうち廃れる」論NFTゲーム:SorarePlay to Earn:Axie InfinityGameFi:DeFi Kingdom ←ここに面白さは不要(もちろんあれば尚良し)→「NFTゲーム」「Play to Earn」「GameFi」は全然違う
DeFi2.0©︎2022 • techtec Inc.DeFiの資本効率、コンポーザビリティをさらに高めた新たなプロトコル群DeFi1.0ではトークンを配布してもすぐに売られてしまいエコシステムから資金が抜けてしまっていた(流動性の低下)流動性を高める手段として流動性マイニングを使用せず、ボンド(債券)メカニズムを採用、長期的にエコシステム内に資金をロックさせるプロジェクト例:Olympus DAO、Abracadabra、Popsicle、Curve→例:債券トークンを持っていると割引価格でトークンを購入できたり、トークンをロックしないとプロジェクトのガバナンスで投票できないなど
一般社団法人DeFi協会について©︎Japan DeFi Association
©︎Japan DeFi Association活動内容ナレッジ共有 ビジネスマッチング 政策提言DeFiを普及させるために、正しい理解が進むようナレッジ共有の場を創出します。会員同士にシナジーが生まれるようビジネスマッチングを積極的に行なっていきます。他国の動向をキャッチアップし最適な規制が整備されるよう、他団体と連携ないしサポートする形で提言を続けていきます。
©︎Japan DeFi Association設立目的暗号資産はブロックチェーンを使ったアプリケーションの1つに過ぎない。ブロックチェーンを使ったイノベーションは続々と誕生しているため、暗号資産とは独立した取り組みが必要BlockchainCrypto Asset DeFi NFT取引所マイニングウォレットDEXレンディングステーブルコインゲームアート権利証明
©︎Japan DeFi Association海外のDeFi団体Chicago DeFi Alliance Global DeFi Alliance15団体教育、リサーチ、標準化、セキュリティ、普及、持続性、成長、コラボレーション19団体メンタリング、資本提供、政策提言、イベント、ビジネスマッチングhttps://www.huobidefilabs.io/en/DefiAlliance/https://defialliance.co/
©︎Japan DeFi AssociationDeFi協会の特徴:フォーラムステークホルダーは縦関係になく、全てフラットな関係性。フォーラムでの投票による意思決定や委員会での調査・意見をもとに、役員が執行の役割を担う。
©︎Japan DeFi AssociationDeFi協会の特徴:フォーラムフォーラムでの議論が必要と代表理事によって判断された議題について、議論および投票を行うフォーラムでの投票権は全会員に等しく与えられるフォーラムにおける投票権はオフチェーンで管理する。投票権をオンチェーンに乗せた場合、証券に該当する可能性が高いためステーブルコイン部会を設立 →
©︎Japan DeFi AssociationDeFi協会の特徴:会員種別、特典正会員賛助会員個人会員エンタープライズベンチャー会員種別 会員分類 フォーラムへの参加JDAロゴ使用企業ロゴの掲載有料ニュースレター購読分科会への参加社員総会への参加勉強会への参加Japan DeFi Conferenceへの無料参加1.2.3.4.5.6.7.8.エンタープライズベンチャー団体バリデータデリゲータ
©︎Japan DeFi Association勉強会#4「NFT-Fi」2月上旬#5「DeFi2.0」3月上旬
©︎Japan DeFi Associationホームページはこちら「DeFi協会」で検索https://jda-defi.org/