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SARBLAB2021の活動

 SARBLAB2021の活動

2021年8月4日に開催したフィンテックエンジニア養成勉強会#17のトーク「SARBLAB2021の活動」(SARBLAB 榎本 清人さん)の発表スライド。
https://fintech-engineer.connpass.com/event/218932/

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Transcript

  1. 自己紹介 早稲田大学法学部卒業。 1994年4月第二地方銀行協会入社、 業務管理部、総務部、企画部、人事研修部などを経て、 2016年7月企画部副部長、2019年7月イノベーション推進室副部長 2021年7月SARBLAB室長。 1 Copyright©2021 SARBLAB All

    Rights Reserved. 第二地方銀行とスタートアップとの連携によりイノベーションに 取組むプラットフォーム”SARBLAB”の担当室長として、 新常態の地域課題の解決とそれを支えるリレバンの進化を模索しつつ、 DXやSDGsに取り組んでいる。 えのもと きよひと 榎 本 清 人 SARBLAB室長
  2. 3 Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved. 1.第二地方銀行協会とは① ~会員行~ 九州、沖縄地方 北海道地方

    東北地方 関東地方 近畿地方 四国地方 中国地方 中部地方 37行 2021年6月時点
  3. 4 1.第二地方銀行協会とは② ~協会運営の変化~ • 金融当局の政策運営や制度改正に 関する情報収集・共有 • 全銀協の業務運営に関する情報収 集・共有 •

    集中決済や保険等に関する共同事 業の運営 • 伝統的な金融実務に関する研修機 会の提供 これまでの協会運営 • 金融当局や全銀協の政策・業務運営 の情報収集・共有 • 会員行等の経営課題解決をオープン イノベーティブな形(外部企業との 協業)により支援 • 会員行等の経営課題の解決に向けた 先見的な専門人材等(経営者・実務 者)の育成支援 • 協会活動を可能な限り情報発信し、 地域経済に関心を寄せる外部企業を 増やし、会員行との協業機会を拡充 これからの協会運営 Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved.
  4. 5 Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved. econd ssociation of egional

    anks oratory 第 二 地 方 銀 行 協 会 の 出 島 2019年6月設立 2.SARBLABとは① ~設立趣旨~
  5. SARBLAB Meetup SARBLAB Project SARBLAB School 会員行へのインプット、外部企業 とのマッチング機会を提供 会員行・外部企業間で具体的な 新規取組みを創出

    会員行に必要な 人材育成を支援 6 Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved. 2.SARBLABとは② ~活動態勢~
  6. Facebook 「第二地銀協新会長 安田北洋銀行頭取」 YouTube 「SARBLAB KICKOFF Meetup」 Twitter 「デザイン思考WS in

    Ehime」 2.SARBLABとは③ ~SNSによる情報発信~ ・Facebook=https://facebook.com/SARBLAB2019/ ・Twitter=@SARBLAB3 ・Youtube = https://www.youtube.com/channel/UC8IN8nnszkK2skn5lSZIRFA ・LINE=SARBLAB ・Instagram=sarblab 2babk ・note=https://note.com/sarblab ・E-MAIL:[email protected] 【お問い合せ】 第二地方銀行協会 SARBLAB室 Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved. 7
  7. 【2020年度の協業実績】 8 Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved. 15社 ⇔ 37行

    22社 ⇔ 114行 ・SARBLABの活動をSNSで積極的に情報発信するとともに、協会HPに「電子会議室」を開設し第二地銀との 協業希望の外部企業24社の提案動画を掲載。 eKYC、電子サイン、融資紹介プラットフォーム、 担保評価額算定、相続提案書作成、潜在顧客抽出、 デジタル人材育成などの協業成立 オンライン融資、電子契約・電子稟議、データベース マーケティング、データ分析、不動産登記情報管理、企 業型確定拠出年金導入支援などの協業交渉中 (延べ) (延べ) <DX> 3社 ⇔ 3行 もみ殻を活用したハイシリカ(CO2吸収素材)製造、 温泉熱活用による地域エネルギーシステム、電動バイク を活用した地域交通システムなどの協業交渉中 <ローカルSDGs> 3.SARBLAB2020(振り返り)①
  8. Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved. 9 2020/08/01 D株式会社 2020/08/01 C株式会社

    2020/08/01 B株式会社 2020/08/01 A株式会社 ・外部企業から会員行への提案動画を掲載。 ・効率的な提案が可能に 3.SARBLAB2020(振り返り)② ~Video Library~
  9. 14 外部参加型Meetup 「DX×SDGsで地域に活力を」 <検討対象事業> (北海道) 当別町 <事業概要> 家庭用燃料として 使用されている灯油 から木材を原料とす

    る木質バイオマス化 に転換し、脱炭素で エネルギー効率の良 い街づくりを目指す 事業。 (北海道) 上士幌町、鹿追町 <事業概要> 大雪山国立公園の一画 に位置する然別湖、糠平 湖周辺に位置する2つの 温泉宿の再生に絡めた再 生可能エネルギー、脱炭 素型地域交通システムを 導入し、国立公園を活か した新たなライフスタイ ルイノベーションを目指 す事業。 (秋田県) 大潟村 <事業概要> 米の生産量が非常に 多い地域であり、精米 時 に 発 生 す る 「 も み 殻」の再生可能エネル ギー及び土壌改良材等 の有効活用を目指す事 業。 (山形県) 天童市[天童温泉地域] <事業概要> 老朽化した源泉供給 管等を更新する際に、 温泉熱を回収するシス テムを導入し、温泉地 域全体の脱炭素化を目 指す事業。 (埼玉県) 北本市 <事業概要> 北本市の開発地域に おいて、地域内交通に 電気をエネルギーとし た新しい移動手段(自 転車バイク)を活用し、 脱炭素型の地域交通シ ステムを目指す事業。 (愛媛県) 西条市 <事業概要> 精米時に発生する「も み殻」を再生可能エネ ルギー及び土壌改良材 等の有効活用を目指す 事業。 ここでは、もみ殻の熱 処理によって得られる シリカをバイオマス由 来の材料として有効活 用を図る。 ローカルSDGs推進に向けた 連携協定 締結式 地域循環共生社会連携協会(RCESPA)との連携・協業 13 3.SARBLAB2020(振り返り)④ ~SDGs~ Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved.
  10. Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved. 14 (1)情報発信の一定の奏功から、第二地銀に関心を寄せる外部企業の裾 野が拡がり、会員行との協業が着実に増加。 (2)デジタルサービス提供の協業に止まらず、デジタル人材育成の面で も協業が実現。

    (3)協業は外部企業の既製サービスの範囲に止まり、協業による既製 サービスの深化や、新たなサービスの創出は今後の課題。 ⇒ その要因 ① 会員行の経営課題やその背後にある地域課題に関して、外部企業に 対する情報発信や、外部企業との議論を増やす余地があること。 ② 会員行自身の地域課題に関する理解、DX・SXの活用可能性に関す る理解をより深める余地があること。 3.SARBLAB2020(振り返り)⑤ ~総括~
  11. Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved. 15 (1)地域課題の解決等に関する外部企業との共有、その解決策を共に検 討・実現する機会を増やす。 ⇒ 地域課題の解決の手段としてDX・SXを活用する考え方を明確にし、

    外部企業と会員行との議論の場を増やす。 (2)各地の地域課題や、その解決策としてのDX・SXの活用可能性に関し て、会員行同士の議論の場を増やす。 ⇒ 会員行の経営層と実務層の認識を擦り合わせる機会を増やすととも に、実務層の基礎課題と実践課題の双方に応える運営とする。 (3)こうしたラボ運営に関して情報発信を強化し、会員行の経営課題、 すなわち地域課題の解決のためのエコシステムの形成に寄与する。 4.SARBLAB2021の活動方針①
  12. 経営層 実務層 DX ローカルSDG・SX 研修 会員行職員がSARBLABに参加するための基礎知識を習得してもらう場の提供 ・地域課題の情報交換・議論 ・コロナ禍や脱炭素政策による地域課題への 影響に関する情報交換・議論 地域課題(ローカルSDGs)の解決等に向けたSX・DXに関する議論

    実務者層の検討状況を報告 経営の視点から意見交換 ・地域課題の解決に活用できるSXや、それ を支えるESG金融の事例を交えた議論 ・ESG金融の実践に必要な技術論の議論 ・地域課題の解決や地域銀行自身の改革に 活用できるDXの事例を交えた議論 <実践課題> <基礎課題> ・DX戦略の一般的な情報交換・議論 ・外部企業との個別DXサービスの商談 経営層からの意見・問題提起 16 Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved. 4.SARBLAB2021の活動方針②
  13. Copyright©2021 SARBLAB All Rights Reserved. 17 ◆ ESG金融の実践に必要な技術論 ―― インパクト評価、移行リスク評価、移行計画、開示(TCFD対応)

    ◆ 地方創生の課題解決の手段としてのDX・SX活用 ―― ビジネスマッチング、人材マッチング、空き家利活用など ◆ 地域銀行自身の改革に資するDX活用 ―― 金融サービス多様化、支店維持コスト削減を念頭に置いたBaaS、データの利活用など ◆ DXの基礎的な情報収集ほか ―― DX活用による業務効率化(AI、RPA、ペーパーレスなど)、DXやSXの人材育成・調達 <SARBLAB2021アドバイザー> 4.SARBLAB2021の活動方針③ ~具体的なテーマ~
  14. ① 会員行等の経営課題解決をオープンイノベーティブな形で支援(ビジネスチャンスの拡大、業務効率化推進) ② そのための、情報収集、実務的な意見交換、コスト抑制等を効率的かつ効果的に実施 ③ ローカルSDGsやDXの鍵を握る先見的な専門人材(経営者・実務者)の育成に貢献 ④ 会員行による協業的取組みを通じて「第二地銀の絆」を強化 ⑤ SNS等を発信し、関心を寄せる外部企業様を増やし、会員行の事業変革の好循環を期待

    S A R B L A B Second Association of Regional Banks Laboratory 会員行とスタートアップとの連携・協業により、イノベーションに取組むプラットフォーム。 新常態の地域課題の解決とそれを支えるリレバンの進化を模索しつつ、SDGsやDXに取り組んでいます。 服部 守親 (SDGs、DX担当) 鈴木 正信 (SDGs担当) 加藤 徳浩 (DX担当) Contact [email protected] Mission Team About 榎本 清人 (SDGs、DX担当) 浦野 章 (SDGs、DX担当) 足立 直樹 (SDGs、DX担当) 藤嶋 かおり (SDGs担当) 槙嶋 友美 (DX担当) (SDGs、DX担当) 藤井 友梨