Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
20220510_LT大会_OSSコントリビュート
Search
Kenji Furukawa
May 10, 2022
Programming
1
140
20220510_LT大会_OSSコントリビュート
Kenji Furukawa
May 10, 2022
Tweet
Share
More Decks by Kenji Furukawa
See All by Kenji Furukawa
20230518_AfterRubyKaigi_LT
frkawa
0
1.4k
Other Decks in Programming
See All in Programming
DevinとCursorから学ぶAIエージェントメモリーの設計とMoatの考え方
itarutomy
1
500
functionalなアプローチで動的要素を排除する
ryopeko
1
930
ペアーズでの、Langfuseを中心とした評価ドリブンなリリースサイクルのご紹介
fukubaka0825
1
200
2024年のkintone API振り返りと2025年 / kintone API look back in 2024
tasshi
0
170
[Fin-JAWS 第38回 ~re:Invent 2024 金融re:Cap~]FaultInjectionServiceアップデート@pre:Invent2024
shintaro_fukatsu
0
340
Simple組み合わせ村から大都会Railsにやってきた俺は / Coming to Rails from the Simple
moznion
3
3.7k
ATDDで素早く安定した デリバリを実現しよう!
tonnsama
1
2.4k
shadcn/uiを使ってReactでの開発を加速させよう!
lef237
0
390
令和7年版 あなたが使ってよいフロントエンド機能とは
mugi_uno
12
6k
Amazon Bedrock Multi Agentsを試してきた
tm2
1
220
富山発の個人開発サービスで日本中の学校の業務を改善した話
krpk1900
3
310
AWS Lambda functions with C# 用の Dev Container Template を作ってみた件
mappie_kochi
0
220
Featured
See All Featured
How GitHub (no longer) Works
holman
312
140k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
45
2.3k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
27
1.9k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
Side Projects
sachag
452
42k
It's Worth the Effort
3n
184
28k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
28
2.2k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
44
7k
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
82
5.3k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
26
5.1k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
33
2.8k
Transcript
大型連休何しよう…せや!OSSコントリ ビュートしよ! 古川 健二 GitHub: @345dvl
目次 - Why OSS Contribute? - いざ、初めてのOSSコントリビュート - どうやって探す? -
どんなイシューが良いのか? - 探してるうちに・・・ - 更に・・・ - 更に更に - コントリビュートの手順 - ドキュメントのみ - ソースコード - 実際にPRを出してみた - 気付き、所感
- Why OSS Contribute? - いざ、初めてのOSSコントリビュート - どうやって探す? - どんなイシューが良いのか?
- 探してるうちに・・・ - 更に・・・ - 更に更に - コントリビュートの手順 - ドキュメントのみ - ソースコード - 実際にPRを出してみた - 気付き、所感
Why OSS Contribute?
1. 大型連休+LTネタ作り
大型連休+LTネタ作り - 大型連休だし新しいことやってみたいなあ - そういえばLT大会やるって宣言しちゃったなあ - なんか話のネタになるようなこと・・・ - OSSコントリビュート、やってみるか
2. 社外のプロダクトに触れる
社外のプロダクトに触れる - 社内プロダクト以外のソースをあまり読まないことに気付いた - それで痛い目を見ることが最近多い devise(rubygem)とかfirebaseauth(golang package)とか - 外部のソースコードも臆さず読めるようになりたい -
OSSコントリビュートはもってこいの教材 - コントリビュートにはソースの理解が必須
3. 実績作り
実績作り - 少し狡い話 - 今回はあくまで取っ掛かり - 改修規模も小さい - 今後も続けていくことで、自分のアウトプットとしてキャリアの助けになる
4. 文字通り、貢献できる
- 他者のライブラリやWebサービスに貢献し、感謝されることでエンジニアとしての喜 びを味わえる - もちろん自社のプロダクト開発も貢献だが、新鮮さがあり、横の繋がりが増えることも 文字通り、貢献できる
- Why OSS Contribute? - いざ、初めてのOSSコントリビュート - どうやって探す? - どんなイシューが良いのか?
- 探してるうちに・・・ - 更に・・・ - 更に更に - コントリビュートの手順 - ドキュメントのみ - ソースコード - 実際にPRを出してみた - 気付き、所感
いざ、初めてのOSSコントリビュート
どうやって探す?
- 普段よく使うOSS - 検索サービスを使って自分に合ったOSSを探す コントリビュート先をどう探すか
- 普段よく使うOSS - 検索サービスを使って自分に合ったOSSを探す →今回はこちら コントリビュート先をどう探すか
どんなイシューが良いのか?
http://github-help-wanted.com/ - 自分に合ったコントリビュート先を探すことができる - “help wanted” “good for first” “easy”などのラベルがついたイシューを検索
- 言語で絞ることも可能 - 今回は言語を慣れているRuby、勉強中のGolangに絞った - 他にも同じようなサイトが多数ある どんなイシューが良いのか?
探してるうちに・・・
https://github.com/rubyforgood/human-essentials/issues/2883 - Railsで書かれた在庫管理のWebサービス - 画面に日付を表示するロジックのバグ対応、ぱっと見で分かりやすい - 付いているラベルは“help wanted” “good for
first” - これなら自分でも対応できそう 良さげなイシューを見つけた!
更に・・・
typoの修正はOSSコントリビュートの第一歩として最適と古事記にも書いてある typoも見つけた
更に更に
> This application is an inventory management system that is
built to address the needs of Diaper Banks as directly and explicitly as possible. もともとはおむつの在庫管理システムとして構築されたサービスとのこと
> This application is an inventory management system that is
built to address the needs of Diaper Banks as directly and explicitly as possible. もともとはおむつの在庫管理システムとして構築されたサービスとのこと →妊娠育児関連サービスを開発している身としては出会うべくして出会ったOSSと言える
- Why OSS Contribute? - いざ、初めてのOSSコントリビュート - どうやって探す? - どんなイシューが良いのか?
- 探してるうちに・・・ - 更に・・・ - 更に更に - コントリビュートの手順 - ドキュメントのみ - ソースコード - 実際にPRを出してみた - 気付き、所感
コントリビュートの手順
ドキュメントのみ
ドキュメント修正のみの場合は、GitHubの画面上で編集し、直接PRの作成が可能。 下記の通り、ドキュメント編集のみの場合でも自動でforkされる ドキュメントのみの修正
ソースコード
- 基本的には下記の流れで開発する - 通常の開発と異なるのは、細かい点を除けば最初にforkが必要な点くらい - かんたん! 1. OSSを自リポジトリにfork 2. ローカルにcloneし、通常通りに開発
3. 元リポジトリにPRを提出 4. 必要に応じて指摘を対応 5. 問題無ければマージしてもらう ソースコードの修正
実際にPRを出してみた
あっさりマージされました(そりゃそう) まずはtypo修正
- こちらも特に指摘も無くマージされました - 表示ロジック(JavaScript)修正だけでなくストロングパラメータが足りていないという バグを見つけ、併せて対応しましたが特にコメントが無かったのは少し寂しかったで す;) 日付表示ロジックの改修
- Why OSS Contribute? - いざ、初めてのOSSコントリビュート - どうやって探す? - どんなイシューが良いのか?
- 探してるうちに・・・ - 更に・・・ - 更に更に - コントリビュートの手順 - ドキュメントのみ - ソースコード - 実際にPRを出してみた - 気付き、所感
気付き・所感
- 思ったより簡単 - 通常の開発と異なるのは、細かい点を除けば最初にforkが必要な点くらい - 日頃から使用しているOSSの不便に思う点や不具合などに敏感になっておくと良さ そう - いざOSS貢献したい!と思っても、適当なイシューを見つけるまでが大変。今回 は改修より検索の方が時間がかかった
- 今後は自分で直そう、とかイシュー立てよう、と当事者意識を持ってOSSに接す ることができそう - 簡易な修正でも、英語で知らないエンジニアにPRを出すのは緊張する - その分PR通るとやっぱり嬉しい - 次はもっと時間を取って難しいライブラリやイシューに挑戦したい 気付き・所感
ご清聴ありがとうございました!